えんため語り部屋

舞台を中心としたエンタ-テイメントについて語っています

映画「オペラ座の怪人」を観ました。

 映画の「オペラ座の怪人」といえば、ちょっと前に「オペラ座の怪人」をレンタルして見ました。
そのストーリーはアンドリュー・ロイバー氏のミュージカルとはストーリーが違っていました。
劇場の元支配人が怪人の父親でしたし、ミュージカル映画と思って借りたのに全然、歌わなかった。
元々は小説があり、それを原作とした「オペラ座の怪人」がいっぱいあるようです。
とあるホームページで宝塚の「ファントム」の観劇記を読んだら、その映画のストーリーと
似ていました。ミュージカルでは、ロイバー氏の前に発表されたケン・ヒル版もあります。
 今回の映画はロイバー氏が完全に関わった映画でロイバー氏のミュージカルとほぼ同じストーリー。
事前に劇団四季のロングランキャストの「オペラ座の怪人」(ファントム:山口祐一郎)を聞いて
いたので、大体の音楽とストーリーはわかっていましたが、やっぱり目で見るとストーリや登場人物の
設定がより理解できました。カルロッタの勘違い・わがままキャラはいいですね。カルロッタって
プリマドンナとしては下手という設定なんですよね?オペラをあんまり聴かないので、わからない
のですが、あの歌い方ではまずいということなんですよね。わざと歌を下手に歌わないといけない
ので、役者も大変だと思っていたら、この役者さんだけ吹き替えだそう。プリ・マドンナの場面は
カルロッタのキャラが生かされてたし、けっこう見せ場が多かったです。
 クリスティーヌの役は、最初のソロの場面で改めて思ったのですが、本当に歌が上手くないと
説得力ないと感じました。この役者さんは良かったです。だけど顔のみのアップより、胸まで見える
くらいのアップのほうが良かったな。
 ファントムの声は山口祐一郎さんをイメージしていたので、最初は違和感がありました。声が高い
かなと思いました。でも段々違和感は無くなっていきました。
 CDのみではわからなかった場面のイメージが映画でわかったので、このシーンはこうなのかあと
思いながら見ました。マスカレードは豪華だったし。
 最後、クリスティーヌがファントムにキスするのが理解できませんでした。なぜ?ラウルを助ける
為?、それともファントムを哀れんで?う~ん?何でしょう。

 映画を観て、ますます山口祐一郎さんのファントムとラウルを見たいなあって思いました。
CD聞いてるだけではわからなかったけど、結構ラブストーリー入ってますよね。山口ファントムなら、
どうしてクリスティーヌはファントムを選ばないの?って思うだろうし、山口ラウルならラウルを
選んで正解って思うんでしょうね。
 オペラ座の怪人のシーンの曲ばっかり聞いていたけど、映画を見て他にもいい曲があったのねと
感じて、改めてCDを聞き直しました。山口ファントムにさらに感情移入してしまいました。
 4月に四季の「オペラ座の怪人」を見に行くのですが、プリ・マドンナやマスカレードのシーンは
映画みたいに豪華なのでしょうか。あと音響も。映画の音響は迫力ありました。舞台は生ですが、
どうでしょう。とにかく楽しみです。