「レ・ミゼラブル」帝国劇場 4月16日(土)12:00～

東京に来たので、現在の演出が今回で最後ということで、当日券にて観てきました。
私が並んだ時は少なかったのですが、私が買い終える頃には当日券に並んでいる人が
多くなっていました。
並んでいた時、地震があり、体感できる揺れでした。九州からの遠征なので、ちょっと
びびりました。

 

さて、数年振りに見て、いろんな場面で涙が流れてきました。
久しぶりなので、一幕の怒涛の展開にこんなシーンもあったなと思い出しながら、
見ました。本当に一幕は盛りだくさんの内容だなと感じました。

 

注目は、ファンテーヌ役の元宝塚歌劇団宙組の和音美桜さん。扮装写真を見ると、
若いのに落ちついて見える。宝塚時代から抜群の歌唱力でしたが、歌はやっぱり
上手かったです。他のプリンシパルに引けを取らなかったです。「三銃士」にも
出演が決まっているし、今後もミュージカルで活躍してほしい。

 

次にマリウス役の原田優一くん。ビジュアルは遠かったので(2階席)、どうとかは
言えませんが、演技と歌は安定していて、良かったと思います。

 

ジャベール役の岡幸二郎さんは最初のソロで一人、レベルが違うと感じるくらい上手かったです。
他のミュージカルでも観たいのですが、最近は機会に恵まれず、残念。

 

ジャン・バルジャンは別所哲也さん。歌はちょっと不安定なところもありましたが、
全体を通して言えば、上手でした。声が山口祐一郎さんに似ていると感じました。

 

コゼットは中山エミリさん。見る前は、実年齢が30過ぎなので、コゼット役としては
どうなんだろうと思っていましたが、声が高くて、違和感無く、見れました。
歌も危ないシーンもありましがた、思っていたよりは歌えていました。

 

エポニーヌはJenniferさん。おいしい役なのですが、この方も良かったです。
今回は、エポニーヌの片思いが身に染みて、切なかったです。別に私は最近、片思いも
失恋もしていませんけど。エポニーヌの気持ちが良く伝わってきました。私のほうが
エポニーヌに歩み寄ったも言えるかもしれませんが。

 

テナルディエは駒田一さん。私はテナルディエと言えば、徳井さんの印象が強くて、
駒田さんのテナルディエは新鮮に感じました。雰囲気がやはり違います。
徳井さんは背が低いのもあって、弱そうに見えたのですが、駒田さんのテナルディエは
喧嘩をしたら、一筋縄ではいかなさそうな感じはありました。

 

テナルディエ妻は森久美子さん。お馴染みのキャストです。歌はやはり、上手いです。
一幕の別役の神父の妹さん？の役での丸さが、何か可愛らしく感じる。

 

アンジョルラスは上原理生さんは歌は上手かったです。

 

リトル・コゼット(齊藤真尋さん)は歌の上手い下手は別にして、歌い出すと、可愛かったです。

 

ガブローシュ(鈴木知憲)は、ちょっと幼すぎな印象を受けました。実年齢、何歳くらいなんだろう？