えんため語り部屋

舞台を中心としたエンタ-テイメントについて語っています

Musical 宮 6月11日(土)18:30~ 南座

韓国産の舞台ですが、ミュージカルであることと、韓国でヒットしたドラマ、
韓国に皇室が存在していたらという設定などで、興味が湧いたので、
ちょうど、宙組公演と重なっていたこともあり、観てきました。
南座は久々です。
Wキャストとなっていまして、
イ・シン:キム・キュジョン、イ・ユル:ジョンミン
というキャストで観ました。
 
本家のドラマも漫画も見ていないままでの観劇。
客席には、アイドルグループSS501で活動していたキム・キュジョンのファンが
多かったように思います。
おばさま方も、ミュージカルファンや南座によく来そうな方というよりも
韓流ファンという感じでした。
 
字幕は前の方だったので、ちゃんと、見えました!
 
やっぱりヒットした作品だけあって、ストーリーが面白く引き込まれました。
 
まず、主要メンバーもそれ以外のメンバーも皆、歌が上手いのが凄く、良い。
ダンスも切れがあって良かったです。
 
コン内官(イ・フンジン)が、おデブで、皇太子のイ・シンに心酔している、
その度合いが面白く、ストリーテラーの役割も担っていて、合間で片言の日本語で
しゃべって、客席の心を掴んでいて、印象に残っている。プログラムに韓国公演の
舞台写真が載っているが、そのコン内官は太っていなかったので、日本上演版の
コン内官のようです。
 
太后(ボン・ウンソン)も、おデブですが、良いキャラで、皇室の伝統を守りつつも
新しいことにも興味を持つ人でした。役同様、年配の人が演じているのかと
思いきや、プログラムも見ると意外と若い方が演じていらっしゃいました。
 
ヒロインのシン・チェギョン(クァク・ソンヨン)は制服の下にジャージを着ると
いうファッションは日本でも見られたので、珍しくは無いかなと。
親に借金がある、庶民のヒロインが、お互いの祖父の約束のせいで、愛情無しで
結婚に至るのだが、元々、人気のある皇太子だけに、そばにいたら、やっぱりシンに
惹かれてしまったという役どころ。ただ、舞台版では、何故、シンに惹かれたのか
分かりづらく、唐突には感じました。
 
シン役のキム・キュジョンは写真で見る限り、そんなにかっこいい顔では無いが、
舞台上ではカッコよかった。学園祭でのダンスは、アイドル出身の彼だからこその
演出なのかなと思いました。
 
イ・ユルくん(ジョンミン)は、ドラマ等でお馴染みの当て馬的存在なのだが、でも、
上手くいけば、本命と人気を二分するか、それ以上の人気が出るおいしい役。
やはり、報われず、最後のソロで、「君のことをずっと思い続けるよ~」と
いうことを歌われると、余計、可哀相になってくる。
最近、年をとったせいか、こういうキャラには、フォローがほしいと思う。密かに
彼を思っている女の子の存在がほしいとか。でも、そういうフォローが無い方が
人気は出やすいだろうねえ。
 
ユルくんのお母さん(ムン・ジウォン)が、イギリス帰りを示すせいか、服装が
ミニスカート(ボディコンだったかな)だったのが印象的。
 
地元に戻ってから、直ぐに、ドラマのDVDを借りて、観たくらい、ハマリました。
ドラマにもはまりました。ドラマには舞台版には登場しない、シン君の元カノが
登場して、チェギョンとシンくんの関係をもっとこんがらせる内容となっていました。
ドラマ版のシン役のチュ・ジフンは典型的な韓国人の顔立ちで、私好みでは
なかったのですが、たまに神話のシン・ヘソンに似ていると思ってからは、
嫌いじゃなくなってきて、シンくんに肩入れしながら見ていました。
韓国のドラマって、ヒロインの両親が結構、いい味、良いキャラをしているよなと
思う。賑やかしだけど、たまには良い事を言う(決める時には決めるというか)。
日本のドラマでは最近、そういう両親が出てくるのが少ないよねえ。って最近、
ドラマをほとんど見てませんが・・・・。