えんため語り部屋

舞台を中心としたエンタ-テイメントについて語っています

星組大劇場公演「宝塚ジャポニズム~序破急~」「めぐり会いは再び 2nd」「Étoile de TAKARAZUKA」

11月18日(日)11:00~
 
日本物ショーと洋物ショーはそれぞれ台湾公演向けで作られたもの。
宝塚ファンになって3本立てと経験するのは初めてです。
真ん中のお芝居が短くなっていました。
 

「宝塚ジャポニズム序破急~」

序・破・急と3つの場面で構成されていました。しかし各場面が長すぎる。
上演時間を短くして、各場面を短くするか、3つのテーマだとしても
もっと場面を区切って違うシーンを作っても良かったのでは。同じ「序」でも
2つの違うシーンを持ってくるとか。
「破」の場面は宗教色が強くて、不気味な感じがしました。現代の人の多くは、
そこまで仏教に深く触れたり、信仰していないと思うので。台湾の人は
どう感じるかな? 一応、台湾も仏教ですが。
メイクとかのせいで、あんまり人の区別がつかなかった。十輝さんまでは
わかるけど、壱城さんは分からなかった。
 

「めぐり会いは再び 2nd」

シルビアの弟が新たに登場。礼真琴くん。おいしい役だ。かっこいいというよりも
かわいいって感じが強いけど。中々、良かったので、応援したくなった。星組では
久々の、実力派スターになりそう。
 
何か上手い感じで、前回のカップルの片方だけが今の星組に残っていた。両方とも
いなくなったカップルはいなかったと思う。
 
シルビアの婚約者の振りをする役者(十輝いりす)の弟分的なルナール役の麻央侑希も
旅芸人一座にいるよりは目立つ役で、いい役を貰ったなと思った。
 
小柳先生は40分くらいで話を展開させて、最後よくまとめたと思う。
台湾公演のお芝居の時間はもっと長くなるのかな?怪盗物ならば。
 

「Étoile de TAKARAZUKA」

星座をテーマにしたショー。
とりあえず、印象に残っているのは、紅さんの双子座の場面。紅さんの体全体が
半分ずつ男と女になっていて、男で歌ったり、女で歌ったりしながら銀橋を渡っていた。
大変そう。セリフだろうけど、本人も「ややこしいわ」と言っていたし。
 
中詰めは宝塚の今までの曲を歌っていました。
 
あ、あんまり記憶が無い。思い出せないですね…。
えっとやっぱりね、スターが少ない気がした。その前の雪組がうじゃうじゃいるのに
比べて。でも、B席で見たのですが、2階席も結構埋まっていたし、人気はあるんだよね。
真風くんは新公学年ながら、3番手をまかされて、それなりにやっていたと思う。
そんなに実力派ではないのに。トップ候補の人には下級生の頃からどんどん場面を
任せてみたらいいんだろうか? 
大羽根も背負わせていたということは、どういうこと? ただの3番手では無いということ?
紅さんがトップになったとき、月組みたいな準トップにさせるのか?それとも組替えさせて、
早めにトップになったりするのかしら?
 
ショー全体としては藤井先生にしては…と思った。何か台湾公演向けでいろいろ
劇団からの指示があってそうで、藤井先生が思うままに作ったショーという感じは
しなかった。断然、「CONGA!!」の方が思い切りがあった。あ、でも、ショーではなく
レビュー括りか。なら、こんな物かな? 藤井先生にはあんまり制約の無い通常公演を
担当してほしい。退団公演だとやっぱりレビューになって大人しくなるもの。愛は溢れているけど。
次の宙組もレビューで「Amour de 99!!-99年の愛-」。藤井先生自身の企画では無く、
劇団から依頼されてのレビューだよね。う~ん。まあ、その次のショーで爆発してください。