えんため語り部屋

舞台を中心としたエンタ-テイメントについて語っています

宝塚版「エリザベート」を観ました。

4月16日11:00公演
初めての宝塚でした。パンフレットを購入。
劇場の建物は大きかったけど、客席に入るとそんなに大きくない印象。
席は10列目くらいの上手側。
もちろん、女性客が多かった。でもって思っていた以上に年齢層は幅広かった。
しかし私の隣は中年の男性でした。しかもオペラグラス使用。
ファンなのかはたまた、出演者の父親なのか?どっちだったんだろう。

さて、男役に拒否反応が出ないかが一番心配だったけど、
拒否反応は出なかった。遠めなので、いわゆるヅカメーク(?)も気にならなかったし、
意外といけていた。去年見た成宮君の女役より全然良かったです。
見る前に、散々東宝エリザベートのCDを聞いていたので、演目自体になじみがあったのも
良かったのかもしれない。

東宝版との演出の違いを見つけるのを楽しみにしていた。宝塚版は、多少短めになっていた。
東宝版の死んだパパと歌う「パパみたいに」や、「ゾフィーの死」とかが無かった。

歌の評価するほど私はミュージカルを知っていないんだけども、印象としてはちょっと気に
なる部分もあったけど、思っていたよりは、全体的に歌えていたと思う。何より男役の歌に
拒否反応が出なかったのは良かったと思う。
ただ、私が一番好きな「私が踊るとき」のエリザベートの歌い方というか、声が気になった。
それ以外のところでは良かったのに、これだけなんか変な感じだった。
しかもこのナンバー東宝版より短かったのが残念。まあ、宝塚版なので、トートのほうが余計に
歌っていたけど。

「ミルク」では期待通りみんな前に出てきましたね。何か嬉しい。このときは、下からの照明が
あたって、はっきりとヅカメークを確認できた。やっぱりちょっと怖いかも・・・。
ルドルフとトートの「闇が広がる」も前の(何て言うのか分からない)方に出てきてくらたので、
じっくり見ることができました。舞台の形状もあるけど東宝版よりサービスいいじゃんてな
演出ですね。

あと宝塚のイメージとして若いというイメージがあったのだけど、
だからアンサンブルの方たちに対しては、頑張れ!!っていう応援の気持ちで見てしまうのですが、
でも中年以上の役とかってさすがに20代前半の人らには厳しいだろうなって思っていました。
そしたら結構ベテランの方たち(こう言ったらファンの方たちに怒られるのかな)もいたのですね。
マックスやゾフィーエリザベートの母役の方たちも全然違和感がなかったです。
やっぱり若い人たちだけでは舞台は締まらないと思うんです。東宝版ではゾフィーとかマックスが
ところどころいい味を出していた印象があるので、やはり経験豊富な方たちがいてこそだと思います。
ただ、宝塚版では彼女らの出番は東宝版より少なかったのは残念ですが。

それぞれの役については、
トート:うん、イメージ崩れなかったので良かったです。山口さんより全然スマートだ。
エリザベート:後半にいくにつれ2番手という感じになっていたかなあ。
       やっぱり主役はトートって感じでした。
フランツ:もうあんまり覚えていない。ごめんなさい。
ルッキーニ:キッチュの歌詞が東宝版と違っていた。良かったと思う。
子ルドルフ:かわいく演じようとしすぎ。東宝版の子役を見ているので、さすがにちょっときつい。
      これはこの方のせいではないけど。
青年ルドルフ:もうあんまり覚えていない。ごめんなさい。
ゾフィー東宝版との印象の差が一番少なかった。東宝版で見てもokだと思った。

で、舞台が終わったかと思ったら、すぐさまショーでした。エリザベートは長い演目だから
そういうのが無いかと思ったらありました。エリザベートのナンバーを再度聞けて良かった。
ショーも楽しめました。
最初に「愛と死の輪舞」を歌われた方は新人公演でトートを演じられる方だったのかな?
何か目立ってました。

最後にパンフレット。
若手のメークは先輩たちに比べて明らかに下手だ~。数年後に彼女たちは、
音楽番組で昔のVTRを見て「キャー」とか「昔のVTRを流さないで」とか
絶叫するモー娘と同じような反応を思するんだろうな。