えんため語り部屋

舞台を中心としたエンタ-テイメントについて語っています

映画「プロミス~無極~」を観ました

日本のマスコミ(朝の番組やワイドショーの芸能コーナー)では、チャン・ドンゴン真田広之の共演ばっかりが
話題になっていた。その為、見る気が無くなっていたのだが・・・、謝霆鋒ニコラス・ツェー)が出ると知ったので、
観に行くことにした。危うく、ニコちゃんを見逃すところだったよ~。日本の試写会には来ていないよね?
ドンゴンと真田さんと監督くらいしか来てないよね?
監督の陳凱歌(チェン・カイコー)の作品は「覇王別姫」と「北京ヴァイオリン」を見たことがあるが。

で、ニコちゃん(謝霆鋒)を目当てに観に行ったわけだが、謝霆鋒が意外なキャラになっていて、悪役は悪役でも
ちょっと変な趣味を持つ人になっていた。悪役の変体ってよくあるパターンだが、まさか~、謝霆鋒がやるとは
なあ~という感じでめっちゃツボにはまってしまった。
まず、無歓が手に持っていた小道具が、バラエティ番組で芸人の司会者がよく持っている棒じゃん!!
「踊るさんま御殿」で明石家さんまが持っているよね。先っぽはさんま人形だけど~。ああいう感じのものに見えた。
しかも陳凱歌は結構、その小道具を効果的に使って笑いを取っていたような。日本のバラエティ番組を見たこと
あるんかな?て思えた演出シーンもあったぞ!たぶん見たこと無いと思うが。
それから、とにかくかっこよかった。昔のままの美形だったよ。久々に観たので、どんなふうになっているか心配だったが。
香港若手俳優エディソン・チャンショーン・ユーの印象が強くなっていたので、謝霆鋒を見逃さなくて良かった。
後、何で悪役キャラになったのかってのも最後にわかるけど、たった一回人に騙されたからってそこまでなる?って気もした。

でその他だが、とにかく、つっこみどころ満載です。中国で批判を受けている理由も見ればわかる。
まず、沢山の猪とチャン・ドンゴンが走っているシーン。あんな描写、ねえよ!!ありえなさすぎ。
というか、チャン・ドンゴンの役の設定の説明シーンでもあるわけだが、そんなにすごいキャラだったとは
知らないで観たので想像の範疇を超えていたので、びっくり。ドンゴンは奴隷役だったので、
普段は汚い格好をしていて、ビジュアル的にかっこいいと思うシーンがほとんど無かった。
ドンゴン目当ての方は謝霆鋒の方に流れたのでは?
真田広之は、髭のせいもあって、エロオヤジにしか見えなかった。相手役のセシリア・チャンが若すぎだったんだよね。
真田さんに対して。まだ、コン・リーとか、マギー・チャンなら良かったのかもしれないが。そうなると
謝霆鋒とのエピソードに無理が出てくるけど。真田さんの役が、トニー・レオンとか、アンディ・ラウとかだったら
そう見えなかったのかしら?
満神はいじわるだなと思った。そんな約束をさせるなよと思った。そうしないと物語は始まらないけどね。
鬼狼は何か印象にのこりました。素顔を拝見したいものだ。

陳凱歌は何故、この映画を撮ったのだろうか?張芸謀に影響を受けたのかなと感じてしまう。
つっこみどころ満載でおもしろいけど、同じ役者を使って本来の?陳凱歌作品を再度撮ってほしいとも思う。
収穫は謝霆鋒の悪役かな~。特に謝霆鋒は再度使ってほしいな。こういうのでない作品で。
北京ヴァイオリン」は好きなので、次の作品に期待しよう。