えんため語り部屋

舞台を中心としたエンタ-テイメントについて語っています

「何日君再来(イツノヒカキミカエル)」5月12日(土)昼公演を観た。

久々に上京しました。土曜のお昼は予定が決まっていなくて、
当日券で観ました。結構、前方席で観れました。
何を観るか、色々迷っていて、ミュージカルの「ハウ・トゥ・サクシード」を
観ようかなと思ったんですが(きりやんの新公初主演の作品と知ったから)、
初日の幕が開いてから、チケットが売り切れてしまったので、
テレサ・テンに惹かれて(アジアポップファンなので)、こちらを観ることにしました。

この舞台は歌あり、アクションありの作品でした。
最初の方で、アンサンブルの歌があり、「ええ!これってミュージカル?」と
思ってしまいました。その後は、無かったんですけど。でも、その他大勢の方たちは
歌も歌って、ダンスもやって、アクションもやって、大変だったろうな~。だってたぶん、
どれかひとつは苦手なジャンルがありそうじゃない?どうでしょうか。
ストーリー自体は、アクション・ヒューマン・ドラマでしょうか。
テレサ・テンという名の登場人物が出てくるけど、実在のテレサ・テンとは
全くの別の人物であった。私はテレサの役を石川梨華と辻望美がやると聞いていて、
がっかりしていたのだが、実は物語の中でテレサが日本で歌手デビューする際、テレサ自身
は裏方で歌って、彼女達が表のテレサになるということであった。
あと、最初の方で北京語でしゃべったりするシーンが多くて、興味深かったけど、
意味がわからないからやっぱり日本語でお願いしますという思いでした。
歌番組に俊ちゃんと聖子ちゃんをモデルにしたと思われるアイドルも出てきていたな。

それぞれの出演者について
筧利夫:音楽プロデューサーなのに、何でそんなにアクションできるの?ってくらい
アクションシーンがいっぱい。結構、年いっているので、心配になった。
筧さんのセリフ回しはなんというか、一見、棒読みっぽくもあるが、いや、そうではなく、
この役にはあっていた。テレビドラマのセリフ回しでないことは確か。他の芝居でも
こんなセリフ回しなのか気になる。下手と思ったわけではない。
黒木メイサ:既に舞台で「あずみ」をやっているので、アクションシーンはお見事。
クールで強気な美人ちゃん。実は、・・・・だったという役でした。そこにつなげますか~と思いました。
en-Ray:歌上手い!!見事にテレサの歌を歌っていました。基本的にテレサ・テンの歌は
よりポップスにアレンジされていたのがほとんどだったので、オリジナルでも聞いてみたかった。
セリフはほとんど北京語、といってもセリフより歌っているシーンが多かったけど。
日本語はあまりしゃべれないのかな?そうだとしても上手いこと日本語をしゃべらなくても
いいようにしていたと思う。
藤原一裕:本来、お笑い芸人なので、お笑い部分を担当していたが、しつこい位に
同じ歌を何回も歌っていたな。でも正直おもしろくはなかったけど。
最後はかっこつけて死んじゃったけど、いい奴でした。
石川梨華:やっぱりこの人の声はマイナスポイントだな~。その声がキャラに上手くはまればいいけど。
今回も気になったもん。
彩輝なお:パンフレットを見て、彩輝さんも出るんだと知った。韓国人の役とわかったとき、
台湾だけでなく、韓国も絡めてくるのね~と思った。シーンは少ないけど、歌ありでスターの時と
落ちぶれた時と印象に残り、美味しい役だと思った。衣装のせいもあるが、色っぽかった。
月組主演男役のあさこさんと「エリザベート」で組んでいたときの面影は無い。
あさこさんも彩輝さんみたいにいろっぽくなるかな?

客層が幅広かった。おば様方から、若い女性、あとハロープロジェクトのファンと思われる男性の方、
など。そういやハロプロのファンと思われる男の人が一歩タイミング早く拍手し、それも馬鹿でかく
やっていて、聞こえてくるこちらが恥ずかしかったよ・・・。先導して拍手するなら粋な拍手をしてくれ!!