「プロデューサーズ｣ 2/16(土)12：30～ in 東京国際フォーラム Cホール

ブロードウェイのヒット作で映画を見て面白かったので、観る前の期待値は高かったが、
実際観ても面白かった。
正式な曲名は不明だがレオが歌う「なりたいのはプロデューサ♪」が耳に残っている。
開演直前、1階席が騒がしかったが、V6の坂本くんが来ていたらしい。

マックスを演じたいのっち（井ノ原快彦）はいつもより声を低くしていた。元の役は年老いた
プロデューサーだしね。コンビのレオを演じる長野君よりも貫禄を出していた。映画を観ていたので、
最初はいのっちのマックスは不安だったけど、観ていくうちに若いマックスもありだなと思った。
でもおばあちゃんの相手をして資金を集めているマックスなので、やっぱり元の設定の方がいいとは思う。
後半のマックスのソロはかなり頑張っていたと思う。
しかしもっと年がいった役者さんでも観たいな～。小太りの年いった役者さんを思いつかないが。
レオを演じた長野博くんは声が高めなので（元々高かったと思うが）、いのっちより若い雰囲気は
出ていた。頼り無い雰囲気は地か？と思わせる。歌がところどころ聞こえないところがあったので、
声の出し方が彼の課題かと思う。

ゲイの二人は良かった。
カルメン演じる岡幸二郎さんは「レ・ミゼラブル｣のジャベールの印象が強い私としてはちょっと
衝撃的な役だった。岡さんと言えば「歌」のイメージがあるが、今回は動きに注目。ゲイの動きが面白かったし、
ダンスっぽい動作もちゃんとされてて、こんなにも軽やかに動ける方だったんだなーと思った。ミュージカルで
もっと踊ってください！！と思った。私が見たこと無いミュージカルでは踊ってらしたのかしら？
ロジャー演じる藤木孝さんも良かった。典型的なゲイの演出家なので、最前列では観たくないキャラだけど。
急遽ヒトラーとして出ることになった舞台のシーンが良かった。
ウーラを演じた彩輝直なおさんは片言の日本語が大変そう。あと元の設定が歌が下手だったかどうか
忘れたが、歌をもう少し頑張ってほしい。わざと下手に歌っていたのなら申し訳ないが。
あと、最初に出てきたときに、ちょっとガタイがいいように感じたので、もう少し細めだともっとセクシーだったろう。
でも双眼鏡で胸元を覗き込んだけど、胸は大きかった。ってどうでもいいですね。
それからメイク顔がもっと美人ならなー。顔が丸顔だからか、何か違う。もっとシャープさがほしい。メイクでもっと
どうにかできなかったのかなと思う。
過去のことになるが、彩輝さんて宝塚退団後の初の役がこのお色気女性の役だったんだよね。
ファンだったら嫌かも。男役からいきなりお色気女性の役は・・・。段階を踏んでほしいっす。最初の役は
お色気なしがいいよ～。
フランツの桑野信義さんは映画の印象があるので、ちょっとイメージが違った。映画の人はマッチョ過ぎたから。
しかし桑野さんならではの役にはなっていた。
ホールドミー・タッチミー役の松金よね子さんはおばあちゃんがあんな卑猥な事を言ったりするのが面白かった。
元気なおばあちゃんだった。あれってでも結局はいつも最後まではやっていないってことかな？

映画ですごく気になったシーンが舞台ではどう表現されるんだろうと思っていた場面が2つあったけど、
なるほど～と思う演出になっていました。レオの職場からレオの妄想のブロードウェイの華やかなシーンになる
場面とおばあちゃんたちが大量に出てくる場面のところです。

それと3階席はやっぱり安くしてほしい。1階席と同じ値段なのには納得がいかなかったです。実際、3階席は
埋まっていなかったし。
あと自分の後ろの列に出演者の知り合いの方が来ていて、開演前と幕間しきりにおばさんが大きな声で
しゃべっていた。出演者のあすかさんの知り合いらしい。舞台中では無いけど、もう少し小さめにしゃべった方が
いいでしょう。他のお客さんもいるわけだし。ちょっとうるさかったもん。