「紫式部ものがたり」3/8昼公演

今更だが、3月に観たお芝居の感想を書いておきます。

一緒に観に行った母はストーリーがちょっと難しいと言っていた。
突然、源氏物語になったり、過去になったりしたから。あと母は登場人物の関係を
よく分かっていなったものだから。

思っていたよりコメディ部分があった。紫式部に仕えていた人(植本潤）が良かった。
式部の家族（父、弟、娘）もおもしろかった。
升毅の道長は私のタイプではなかった。
清少納言（酒井美紀）、和泉式部(高田聖子）が紫式部の源氏物語を手伝ったりしていた。
安部清明は無理やり出した感ありありだったな。まあ、あそこはコメディ・アクション担当ということで。

印象に残ったのは意外や中宮彰子の言葉。天皇（だんなさん)の子供も産むという義務は
果たしましょう。でも天皇は死んだ定子を忘れられない。結婚と恋愛は別だ。
中宮という女としての最高の地位にはつくが、結婚相手からの真の愛は得られない。
というようなことを言ってた。切ないね。
でも神田紗也加自体は役者としてこれからもっと精進してほしいと思った。
木の実ナナ主演の「阿国 MUSICAL OKUNI」に出ていた大和田美帆に対する評価と同じ感じ。
主演が大女優でその方達に比べるとまだまだ物足りないというのが。
しかしまだ若いので伸びしろはあるはず。次は和物ではないミュージカルで観たいな。

大地真央の光源氏はきりっとしていて良かったし、コメディが上手かった。