えんため語り部屋

舞台を中心としたエンタ-テイメントについて語っています

『スカーレットピンパーネル』7/19(土) 11:00~ 宝塚大劇場

ブロードウエイの作品なのに、宝塚オリジナル?と思うくらい宝塚に合った作品に感じられた。
前回の公演で星組はコーラスがイマイチな印象を持ったので、ちょっとコーラスに不安があったが、
冒頭のシーンはすごく良かった。相当、稽古をしたかな?

宝塚を見始めた頃、宝塚でもコメディやるんだと意外に思ったことがあるが、本作品の
主役・パーシー(安蘭けい)にもそのコメディセンスが必要であった。
パーシーがある人物に変装するのだが、その人物のキャラや動き、見た目が面白かった。
何回か歌われる「ひとかけらの勇気」を聞くと、ダゴベール(お披露目作品「シークレット・ハンター」で
とうこさんがやった役)を思い出した。それもあってタカラヅカっぽいと思った。
マルグリット(遠野あすか)は劇場をつぶしたくない一身でショーヴラン(柚希礼音)の脅しに屈服して
しまい、夫・パーシーに秘密を持ってしまう。フランスからイギリスに嫁いできたのに、パーシーから
冷たくされた時はかわいそうだったな。衣装が豪華だった。あすかちゃん、いい役をやれて良かったねと思う。
れおんくんのショーヴランは「レ・ミゼラブル」のジャベールみたいな役だった。頭でっかちで獲物だけを
追い続けることにしか考えていないようなところが。最後までスカーレットピンパーネルの活動を
理解できないまま終わってしまって、かわいそう。何か、もうちょっと悟りを開いてほしかったな。
ジャベールには最後「スター」という曲があったけど。
れおんくん自体は大分、頑張ったと思う。ファンが増えるといいね。
とうこさんの仲間・スカーレットピンパーネルたちはしいちゃん(立樹遥)、すずみさん(涼紫央)以外は
若手で占められていたのも若手ファンには嬉しかっただろうなと思う。まあ、私はあんまり区別がついて
いませんでしたが。トップさんの周りで、色々歌もあったりでいい経験になったと思う。
それぞれに恋人もいて、その恋人達のナンバーもあったので、娘役にも良かったなと思う。
一方のショーヴラン側の人物は誰がやっているのかさっぱりわからなかった。
和くんがマルグリットの弟の役だったが、今まで気づかなかったが、でもネットの掲示板で書かれていた。
演技、あんまり上手じゃない・・・。前回のレッドでは全然、そう思わなかったんだけど、今回はいまいち。
見た目は貴族ではまっていてカッコ可愛い感じなのに。
組長(英真なおき)のイギリスのプリンスはあれでいいのか?おもしろいけど。組長なのにおいしいところを
もっていったなという感じ。まあ、あの役を路線の子にさせられないかもしれないけど。
ルイ・シャルル(水瀬千秋)は写真で見ると、アンナ・カレーリナの息子と同じような顔だったな。
ショーのエトワールがベッツィこと音花ゆりだった。アンナ・カレーリナで注目の方。本公演でも
ピンパーネル団の恋人チームに入っており、同期・夢乃さんの相手役だった。やっぱりできる方なんだな。
あ、本作品での役名はジュリー。沢田研二じゃないよ!

スカピン、おもしろかったので、再演あるといいな。ぱっと浮かんだのはキム(音月桂)主演で、ショーヴランは
テル(凰稀かなめ)。今の花組でやると、ショーヴランはゆうひさんでしょ。ピンパーネル団は、壮くん、みわっち、
まっつ、みつる、めお、りせ、まあ、だいもん。マルグリットの弟役はまあくん?みつるくんあたりもいけそうだけど・・・。

そうそう、音花さんといえば、星87期は組本でのクールな写真がかっこよかった。もちろん鶴美舞夕もかっこいい。
顔が鶴美さんでスタイルが夢乃さんだったらファンになりそうなんだけど。というか、顔は鶴美さんのほうが
いいんだよな。
あ、みやるりちゃんは全然わからなかったな。というか、探していないしね。れおんくんのバウに出るなら、
それに合わせて月組公演を観に行っても良いんだが。