えんため語り部屋

舞台を中心としたエンタ-テイメントについて語っています

花組全国ツアー 梅田 9月20日(土)12:00、16:30

ベルばら外伝と好きなショーということで、梅田まで行ってきました!
初回、お芝居が終わった後、素早く会場を後にし、楽屋の方へ出て行くおじいさんがいたけど、
何か見たことあるな~と思ったら、演出の植田先生だった。お芝居で客の意外な反応があったので、
駄目だししに行くんだろうかと思った。他にもロビーで理事長も見掛けた。お年を召した方と一緒だったが
誰かは不明。音楽学校の校長先生だったのでしょうか?理事長は制作発表とかで顔を知っているけど、
校長先生のほうは知らないんだよね。
演出の先生とか、劇団関係者を見るのは初めだ。やっぱり初日だから見に来るんだよね。

外伝 ベルサイユのばら -アラン編-

ヒロイン・ディアンヌ桜乃彩音)がどうしようもない役で、主演娘役のやる役じゃない。
ずっと死んだ後の霊としてしか出てこなかった。娘役たちの本役での唯一の場面、面会日のシーンに
最初、ディアンヌがいなくて後から出てくるだろうと思っていたら、既に自殺後だった。生きているディアンヌ
出して、オスカルと絡ませてほしかった。
何より自殺したのに「うふふ」と笑って登場するのはどうかと思う。苦しんで自殺したのに、能天気すぎる。
それから結婚を決めた理由も、兄に好きな人ができたから他にすがる人を見つけたかったって。どれだけ
ブラコンなんだ・・・。まあ、植田先生もインタビューであやねちゃんにオスカルをさせることを考えている
と言っていたし、ディアンヌが娘1にさせる役としては苦し過ぎるとわかっていたんだろうね。というか、
幽霊のまま出させるという設定自体がそもそも間違っているんだが。
そして主役・アラン(真飛聖)も主役にしては地味過ぎた。まとぶん自体はアランという役に
はまっていたけれど。しかし衣装が衛兵隊なので地味だし、オスカル(愛音羽麗)雪組に比べて比重が高く、
また2番手がアンドレ(壮一帆)だったので2回くらい歌っていたし、これまた雪組2番手フェルゼンより
比重が高く、三つ巴という感じで主役は誰?という状態だった。
壮くんのアンドレは良かった。壮くんショーの歌は・・・だったが、アンドレの時の歌は良かったよ。
ジェローデル(未涼亜季)にオスカルに結婚を申し込んだことを言われたり、目が見えなくて衛兵たちに
お前は残れと言われるも頑なにそれを断り、ついには衛兵たちが折れ、俺たちの声を聞けと言って
衛兵たちが「右」と言ったら、右を向いたりするシーンなど印象に残っている。
みわっちのオスカルは雪組のオスカルよりも断然描かれ方が良かった。初めて衛兵たちと会うシーンや
面会日のシーンなどはやっぱりオスカルが主役の作品だよなと思ったものだ。なよなよしたところも無く、
良かった、良かった。変なセリフがあった。衛兵たちに対する言葉使いを反省するのに本当にセリフで
「反省、反省」と言っていた。ちょっと面白かったと言うか、こんなセリフ言わせるな!
まっつのジェローデルの出番が少なくて少なくて・・・・。その分、革命のシーンでセンターで頑張っていたけどさ。
でもファン以外はジェローデルと革命のシーンでセンターにいる人が同じ人とは気づかないだろうから・・・
う~んやっぱりジェローデルにはもう少し出てほしかった。
ジェローデルはリセくんにやらせて、まっつはナポレオンが良かったんじゃないかな。はっちさんはダグー大佐
だけで良かったと思う。第一アランよりナポレオンのほうが若いはずだし。
そうね、ダグー大佐はしゃべり方からして笑わせ役だと思うんだが、あんまり受けていなかったな。
でも地方では受けるかな。どうだろ。
星原先輩の最初の墓守は月組「マジシャンの憂鬱」の墓堀(未沙のえる)を思い出した。でもこの墓守が
ただの墓守で無かったのは良かった。ブイエ将軍も良かったです。
衛兵隊は最初に88期4人での歌があり、おお、活躍して良いな~と思った。87期が「銀ちゃんの恋」の
方だったから同期で揃えられたんだよね。あとりせくんが衛兵隊の中では一番セリフがあったと思う。
役はついていなかったもののるなちゃん(冴月瑠那)も衛兵隊の中にいたし、アランがオスカルとの勝負で
怪我をしたときも衛生班としてのセリフがちゃんとあった。しかも少人数のときに!良かった。

問題のシーン・アランとオスカルのキスの後、アンドレが来てアランが去り、それを追いかけるオスカルの
後にアンドレが「お前もか、アラン」というセリフで笑いが起きていた。まあ、その前に既に笑いが起きていた。
私もつい、釣られ笑いをしてしまった。笑うほどおかしくはなかったんだが。私にはオスカルの「反省、反省」
のほうがおかしかったし。

ストーリ自体は雪組よりは違和感は無かったが、自殺したディアンヌとアランが過去を思い出しながら語る
形式は良くなかった。
あと、全国ツアーだからかしらないが、カーテン前の芝居が多すぎる。翌日見た雪組の大劇場公演では無かったよね?

エンター・ザ・レビュー

前回までは1,2番手が歌が上手い人だったので~、歌の面ではまあその~レベルダウンしていた。
特に壮くんはピエロのところとかまだまだだった。エトワール・まとぶんもおささんの時と同じ「じらさないで」
だったので、ここはまとぶんに合った曲に変更しても良かったのかなと思った。だっておささんの印象が
強すぎて。それでも手元にあるDVDに映っていないところを見て新たな発見をしたり、やっぱりこのショー自体が
好きなので、楽しめた。
ノスタルジーのところでかわいいコロンビーヌも気になったがピエロ3人の動きに注目。ピエロ3人はハッチさん
以外メンバー交代で上級生に混じってよっち(月央和沙)が入っていました。このよっち歌劇でみっちゃん
(北翔海莉)と劇団のレッスンでよく会うということで写真に写ってて以来何気に注目。同期男役の中では遅れを
取っている感じはするが(スチール入りも一人遅れちゃったし)、今回のショーでは何気に活躍している。
ちなみに他の同期男役は朝夏まなと、扇めぐむ、祐澄しゅん、銀ちゃん組の夕霧らい。
で、このピエロ3人はノスタルジーからラ・ムールの最後までいて結構、目立っていると思う。
ラ・ムールでは赤い花の行方とまとぶんピエロの動きに注目。まとぶんピエロの動きはまさしくコメディに
なっていて、おもしろい。おささんもこんな動きしていたっけと思ったり。で赤い花はまとぶピエロが誰か
から取って、コロンビーヌに渡すんだけど、コロンビーヌ二人はその花の取りあいっこをする。その内ルイーズ
(あやねちゃん)が登場してまとぶピエロは彼女に一目ぼれして、さっき渡した花を取り返し来て、ルイーズに
渡す。でも喜びもつかの間、アレキン(みわっち)が登場して、ルイーズは花をポイと捨ててしまう。しかも
まとぶんピエロアレキンにグーで殴られちゃう。ということでこの場面が意外と面白かった。
チルク猛獣使いはベルシャマンの衣装がセクシーなんだよな~。後姿はおしりを直視できません。(ってして
るけど)るなちゃんがメンバーにいたのだが、一花ちゃん以外区別つかず。でもダンスは良かったです。
壮くんも良かった。ムチを持った壮くんはゆみこさんより危ない香りがしていました。
まとぶん・壮くん用として新しくなった場面ウナモールも前回までのシーンとイメージ的には同じ。
シャドーの女が男になっていた。

ショーでの路線スターの方たちの配分を見てみますと、みわっちまでは変わらないとして、まっつからちょっと
変わっている。ロケットボーイがまあくん。以前までは4番手がやっていた。つまり今回だとまっつ。まっつは
博多座でやっているからね。じゃあ、何故、りせくんじゃない!ってまあ、前回の本公演から明らかにりせくん
よりまあくんになっているし・・・。でもってニューヨーク・シティの若者3人はみわっち・まっつ・りせと
いうことでバランスを取ったんだよねー。まあくんにも見せ場を作らせなきゃと言う配慮だろうね。しかし、
まあくんへの配慮でまっつの出番が減ったのは事実・・・。
あとDVDでは曲がカットされるニュー・オリンズで、ニューリズムの男Aに鳳さん。彼女より上級生の3人はただの
ニューリズムの男。この3人の中にレアちゃんがいるんだが・・・、90期はスルーされるのか?気になる・・・。
れみちゃんがコロンビーヌだったり、フィナーレのデュエットダンス4組に中に入って、一応の路線はの対面は
保っていました。同期の由舞ちゃんよりは扱いが良かったけど、上級生一花ちゃん、じゅりあちゃんには及ばずってところ。

あ、ニューヨーク・シティの若者3人の衣装がみわっちが前回みつるくんが着ていた元はらんとむの衣装・
オレンジ色になっていた。そしてみわっちが着ていた緑色がまっつで元々まっつが来ていた紫は前回の
全国ツアーで着ていたりせくんでした。やっぱりオレンジが一番目立つ色だからみわっちにいったのかな?

あとは、パリ・パナムや最後のパレードで必死でるなちゃんを追いかけていました。最初見つけにくかったので、
男役としては下から何番目とかで立ち位置を確認しました。茶髪だったので見つけたら、見逃しにくくなった。
オペラグラスで除いたら、美形だった!もっと前に出してくれないかな~。でもダンスがどうだったとかはわかりません・・・。

演者は変わってもやっぱりこのショーは好きです。