えんため語り部屋

舞台を中心としたエンタ-テイメントについて語っています

宙組大劇場公演 5月9日11:00、5月10日11:00

関西で新型インフルエンザの患者が増えいているけど、宝塚は大丈夫かな?
タニさん、うめちゃん他、明日が千秋楽で、金曜日は月組が始まる。
無事、千秋楽と初日を迎えられるでしょうか?

さて感想の前にプログラムを見て、88期トリオ(春風、蓮水、鳳翔)が3人並んで、
新公卒業したばっかりなのにえらい前に来ているな~と思って
前回のプログラムを見直したら、確かに前回で卒業した上級生が4人いたし、
ちぎさんも異動で、かちゃが月組特出で確かにその辺の位置に来るのかな~と思いました。
ちなみにかちゃは前回の公演では春風さんと蓮水くんの間にいる。ゆうひさんの
お披露目ではどうなるかな?

ミュージカルロマン「薔薇に降る雨」


正塚先生の大劇場作品を生で見るのはこれで3回目。何となく特徴がつかめてきたかも。
前2作品(「マジシャンの憂鬱」「マリポーサの花」)に比べて恋愛要素が多くて、
というか恋愛が主だった。

正塚先生は役が少ないとよく言われるが確かにそうだ。鳳翔さんには役がついていないもん。
蓮水くんは一応、ついていて台詞もあったけど、帽子で顔が見えなかった・・・。
でも、楽しめた。ストーリー自体はよくある話でもつまらなくはなかった。

時々、突然、みんなが歌い出すシーンがあって、びっくりするシーンがあった。唐突過ぎる。
話題?のダンスシーンは色っぽい。男と女二人同時に腰を動かすのがね。踊っているのは
春風さんと大海さん。春風さん、ちょっと他の二人より活躍しているよね。大海さんは
今回はすごく使われていない?特にショーのほうでね。
そういえば、最後以外、銀橋が使われていなかったような。

それでは演者について

ジャスティン/大和悠河
7年前と現在で、ほぼ変化なしだった。7年前はもっと若々しくしても良かったのでは?
結構、怒鳴っていた。
昔の恋人と再会して惹かれあっているのに、今の恋人にふられたら落ち込むの?落ち込んだ
くせに昔の恋人が追いかけてきて、それを受け入れているのは、振られた恋人に対して、
不誠実だと感じた。昔の恋人再開して、再熱したんだから、今の恋人にプロポーズなんか
せずに別れてほしかったなと。「バレンシアの熱い花」のフェルナンドと似ている。

イヴェット/陽月華
うめが7年前と現在を変化つけて演じていたのもあって、タニさんにもそうして
ほしかったなと思ったのだ。
貴族は家を守る為には自分を犠牲しなければいけないんだな。「ミーマイ」にも「貴族には
義務がある」と言うマリアの台詞がありましたね。
ジャスティンを最後、追いかけてきたのは良かったよ。家は弟が守るから大丈夫さ。

ヴィクトール/蘭寿とむ
男爵は2番手の役にしては控えめな感じ。そんなに目立つインパクトのある役ではなかった。

フランシス/北翔海莉
弟はジャスティンとほぼ関わらなかったので、特に何かをするでもなくという役だった。

グザヴィエ/悠未ひろ
この役はタニさんとうめちゃんのプレお披露目「A/L」と同じ役どころだった。最後にまた
来たか!と思った。でも悪役なので、印象には残った。
ともちん本人がこういう役どころを楽しんでいればいいなと思う。らんとむがトップの間
までは在団しているかな?

ヘレン/美羽あさひ
ジャスティンの恋人。ジャスティンにアメリカに行こうと言われたが、結局はついて
行かなかった人。本当に好きならば、ついていけばいいじゃないかと思う面もあれば、
確かに一人母親を置いていけないだろうし、かと言ってアメリカにも連れいていけない
という彼女の言い分もわかる。本当に私のことを愛しているならそのような事情を察して
くれるはずと相手に期待する。それを理解してくれない彼は結局は私のことを愛して
いないのだと。
どうなんでしょうね。まあ、傍から見ればジャスティンがイヴェットに傾いたのは
分かっていたからヘレンはついて行かなくても良かったけど。

エストール/十輝いりす
イヴェットの結婚の鍵を握る人でジャスティンにどなられまくっていた。
七帆くんより目立つ役だった。星組の和くんとともみんの時もだが残る方にいい役を与えるのか?
まあ演出家の好みかもしれないが。
十輝さんはスチール写真とかよりも生の舞台のほうが数倍かっこいい。

クリストフ/七帆ひかる
イヴェットの家のお抱え弁護士、・・・ではなくて会計士。イヴェットの実家が窮地に陥った
のを不振に思ってジャスティンの会社に調査依頼にしにきた人。
調査依頼に来たシーン以外は、最後の解決するシーンまでは登場無しで、最後のほうも
みんなで歌っていただけ。
最後だったからもっといい役にならなかったのかと不満。

アガサ/愛花ちさき
エストールの奥さん。ジャスティンに旦那同様、どなられまくっていた。
旦那さんをかばっていました。

ロマンチック・レビュー「Amourそれは…」

プログラムに岡田先生のロマンチック・レビューシリーズの一覧が掲載されていたけど、
花組の「ASIAN WINDS!」もロマンチック・レビューに入るのか・・・。岡田先生の
作品は全てロマンチック・レビューなのか。ものによっては違うのもあるかと思っていた。

さて今回のショーは蓮水くんをいっぱい堪能できた!何故かというと、「6.カラット」の
メンバーに入っており、今までよりも目立っていたから。他のメンバーは、悠未、十輝、
七帆、春風、鳳翔。88期トリオはちぎさんとかちゃのいない恩恵かもしれないが、
このようなユニットは下級生には良いよね。ともちん、七帆くん、十輝さんは今までも
それなりに使われていたけど、88期トリオは一気に来た!という感じだね。
でも上級生、ともちんのファンは複雑かな?5期下の下級生と一緒にされて。

演出家が色彩にこだわったとあって確かに色使いはきれいだった。

「第1章 オープニング」
大階段が登場し、4色くらいの色違いの衣装で、娘役さん立ちの中に一人赤の衣装のタニさんがいました。
そのあと男役さんたちも登場。みんなそろった後はみっちゃんと6.カラットが残ってみっちゃんの歌と
6.カラットのダンス。その後らんとむも登場して歌とダンス。

「第2章 アムール、それは」
娘役さんたちの衣装が綺麗で、その中で一人男役のたにさんがぴったりはまる。御伽の国のメルヘンな
世界だった。

「第3章 フロリダの風」
前のシーンとはうってかわって南の感じの熱いダンス。
衣装がいろんな色のスーツだったりでダンスも楽しくて良かった。うめちゃんのきらきら衣装だけが
ちょっと浮いていたかな。

「第4章 ラモーナ幻想」
男役は白燕尾で正統派のレビューの雰囲気で豪華な感じ。うめちゃんのドレスが良かった。
ここで、ともちん、七帆くん、十輝くんも歌っていました。

「She…」
曲が良かった。既存の曲?なのか宝塚のオリジナル曲なのか。振り付けに手話を
取り入れていました。歌手のお二人も歌も良かった。ここでも6.カラットが登場。

「第5章 夢・アモール」
赤いスパニッシュの衣装でみんなでダンス。みっちゃん歌手で活躍。
たにさん、うめちゃん、七帆くん、美羽さんで踊るところがあり、退団を意識させる演出。
ファンはぐっとくるだろうね。

「第6章 95期生のロケットダンス」
気合十分です。衣装がかわいい。初舞台生を見るのは今年で3年目だ。
途中、下手から猛スピードでダッシュして加わる子がいるんだけど、1回目はハプニングか
と思ったけど、2回目もそうだったので、そうなのか。最初から入れないのには何か理由が
あるのかな?振り付けが難しくてできないとか?

「第7章 ヘミル(未来へ)」
ここでデュエットダンスから男役の黒燕尾でのボレロでフィナーレになるんだけど、今回は、
トップコンビの退団だったから最後をデュエットダンスでしめてほしかった。
でもデュエットダンスもボレロも両方良かった。ボレロは蓮水くんを探しつつダンスを
堪能していました。

「第8章 フィナーレ」
エトワールは退団の美羽さん。宙組では3回連続で退団者がエトワール。
88期トリオも階段降りしてきましたね。十輝さんと一緒に。七帆くんがともちんと一緒でした。
ちなみに娘役さんで大海さんも階段降り。大海さん、ショーの配役を見ると「○○○A」と
その他大勢よりも1ランク上の扱いのシーンがほとんどです。今までもそうだった?
新公主演していない娘役で階段降りしていると言えば花組の一花ちゃんもそう。
花組は良く見ているので、一花ちゃんの扱いは理解しているけど、宙組の娘役事情については
そんなに詳しくは無いので何故だろうと思う。娘役で新公主演せずに階段降りするってのは相当、
扱いがいいですよね。

さて蓮水ゆうやについて改めて語ると、かっこいいんだけど、ちょっと地味かなと思って
しまった。もうちょっと化粧を派手にしたらいいのかな?でも背は高いので(6.カラットの
メンバー皆大きいですけどね)、ダンスでもっともっとアピールしていったらいい。
プログラムの写真は鳳翔さんより前なのにダンスの立ち位置は鳳翔さんより下だった。成績は
鳳翔さんのほうが上だもんね。みつるくんとめおちゃんみたいだなと思った。でも下と言っても
ほとんど対称なんだけどね。
次の蓮水くんはどちらかな?逆転裁判はチケットが取れなさそうだし、博多座がいい!
「アパショナード」の蓮水くんを堪能したい!