えんため語り部屋

舞台を中心としたエンタ-テイメントについて語っています

ミー アンド マイガール 6月20日(土)12:00~

宝塚版ミーマイを見たので、それ以外のミーマイがどんなものか確かめたくて
見に行きました。あ、花組のではなくて、東宝版です。帝劇は久々です。
次は半年後の「パイレート・クィーン」かな

開演前にロビーで指揮者の塩田さん指導のものと、パフォーマンスがあり、
会場でもランベスウォークの振り付け指導があって楽しかった。
しかし始まってからもオーケストラが上がっていて邪魔に感じて、ずっとこの位置?と
心配したが、芝居が始まると下がっていったので安心した。でもランベスウォークでまた
上がってきたけど。

宝塚版とは作り手が違うので、「エリザベート」と違って台詞・歌詞がかなり異なっていた。
宝塚版に慣れているので違和感を感じたが、「顎で受けなさい」(宝塚版)の歌詞はこちらの
ほうが分かりやすくて良かった。

ビル(井上芳雄)とサリー(笹本玲奈)はいいカップルだと思います。ビルの最初の登場の衣装は
宝塚版のほうが好きだが、宝塚版のほうが上品な衣装なので、東宝版が正解なのかもしれないけど。

涼風さんのマリアおばさまは若い!と感じてしまった。宝塚版のマリアは出雲さんではなくて
京さんの印象が強いもので。ジャッキーがかしげさんだし、こんな大きな娘がいるようには見えないよ。
行動も意外と宝塚版よりフランクというか、とっつきやすい感じがした。威厳も宝塚版のほうが
あるかなと。

ジョン卿の草刈さんがやる気なさげに見えてしまったのは気のせいだろうか?こちらは自分のことを
ジョニーではなく、確かジョンちゃんと呼んでいた。

パーチェスターが宝塚版ほどおもしろいキャラになっていなくて不満。
ヘザーセットは宝塚版と違った魅力があった。チャールズを呼ばれていたけど、こちらが本当らしい。
ブラウン夫人は宝塚版のみっぽーさんのほうが好きだな。

ジェラルドは宝塚版で上級生であればあるほどしっくりこない役と感じていたので、ビルカップ
より老けていて心配していたが、違和感は感じなかった。本当の男性が演じるとまた違うんだな。
でももっとビジュアルの良い役者さんで見たかったかも。ごめんなさい。

ジャッキーのかしげさんは、あんまり似合っていなかったな。化粧はもっと工夫した方がいい。
美人でも可愛くも無かったので。
それから歌が駄目だったのが意外。今まで見て、そんなに歌が駄目な人という印象が無かっただけに
すごく意外だった。まず、声が出ていなかったんだよね。宝塚時代を見てもそんなに声量が無いとは
感じなかったし。日本物の発声には感心していたんだけど・・・。歌となると違うんかな?

その他、「街灯によりかかって」からダンスシーンのあたりは宝塚版のほうがロマンチックかな。
でも「愛が世界をまわらせる」は東宝版ではマジックがあっておもしろかった。
カーテンコール後にもランベスウォークがあって客も一緒になって踊るのは楽しくて良かったです。
「ミーマイ」は最後ハッピーエンドで終わって心温まりやっぱりいい作品だ。
花組版の「ミーマイ」も楽しみだ。