星組大劇場公演「太王四神記」7月20日(日)11:00～

花組の公演を既に見た後でも、やっぱり面白いな～と思った。展開とか。
以下、順不同で思ったことを。
ちえちゃん(柚希礼音)のタムドクも良かったです。まとぶんのときも思ったけど、周りが個性的なので、
主役が印象には残りにくいけど。気になるのは声。鼻づまりしているような感じなので、
もう少しクリアならいいのに。
キハの夢咲ねねちゃんですが、キハとしては声があやねちゃんのほうが好きかもと思った。
ヨン・ホゲのテル(凰稀かなめ)がちゃんと2番手に見えて良かった。頼りなざげだったらどうしようと
心配していたので。成長したな～。ちえちゃんとテルの並びは長身コンビで良いです。
大長老のずすみん(涼紫央)は壮くんと違った良さがありました。
スジニはみやるりちゃんだったが、出番は花組版と同じでした。オペラグラスでのぞいたけど、
かわいかった。でも次はバリバリの男役で見たいです。
タルビ(妃咲せあら)がパソン(琴まりえ)の妹として早めの出番。チュムチ(紅ゆずる)に早くも
ちょっかいを出されてそれをパソン姉さんがたしなめるという構造がおもしろかった。
遠目ではタルビがちっちゃくてかわいくみえた。
大長老の周りにファーヨムが3人(毬乃ゆい、梅園紗千、花愛瑞穂)はべらされて歌ったりして
目立っていて、花組版でもいてほしかった。
ついでに大神官(万里柚美)の周りにはムーニョ(音花ゆり)がいて、ムーニョが歌っていた。
音花さんは今回もエトワールでした。
サリャン(夢乃聖夏)がキハを助けに来るシーンで段差のところをぴょんと飛んでいなかったのが残念。
ヒョンゴ(英真なおき)が組長さんになっていた分、スジニとの関係性も違って見えた。花組版は
お兄さんて感じで、星組版はお父さんまではいかないがおじさんのような。
ヒョンミョンの如月蓮は前々から気になっていたが、舞台上で認識したのは今回が初めて。歌の
ソロもちゃんと歌えていて良かった。

花組版との違いは
最初の神話時代がなくて、2幕初めにコムル村の民がタムドクに神話時代を説明する形になっていた。
チュシンの王が生まれるシーンが無く、「子守唄」がなくなっていた。
キハが子供の頃から天地新堂に入り、タムドクとちょっと接触。そのシーンはヤン王の兄ソスリム王が
チュシンの星の下に生まれたタムドクが成長するまではヤンを次の王にすると決定したシーンになっている。
タムドクとヨン・ホゲの子供時代が無く、結果、カクダンとチョク・ファン(美城れん)のシーンが
無くなっていて、残念。タムドクとヨン・ホゲのシーンはヨン・ホゲの凱旋で花火が打ちあがるのを
お城の城壁で二人で眺めているシーンになっていた。
主に1幕目の最初辺りを改編したという感じだ。神話時代が無くて2幕始めに出てきたときは
神話時代の衣装をちゃんと再利用するんだね。良かったと思ったものです。

やっぱり花組に知っている生徒さんたちが多く、星組には思い入れのある生徒さんが少ないので、
花組版ほど、登場人物に対してミーハーになることはなかった。
例えば、チョ・チュド(美稀ちぐさ)があんまりしゃしゃり出る感じがしなかった。チョク・ファンも
最初のシーンが無くなってキャラ設定が薄くなった気がした。サリャンとカクダンの一騎打ちも
普通に流して見てしまった。花組版はサリャンがみつるくんというのもあるが、カクダンがみつるくんの
一期下で退団するりせくんだったから見逃すまいとしていたんだよね。

プログラムで組長の視線が気になる。カクダンの蒼乃夕妃さんがかわいくない。りせくんのほうが
ビジュアルが良い。脇の人なら指摘するつもりはないけど、新公ヒロインと次のドラマシティ公演で
ヒロインをする人だからこそ、もっと化粧を工夫してほしい。そうよ妃咲せあらさんのタルビもちょっと
気になるけど、もうほっとくもん。妃咲さんは「アンナ・カレーニナ」のヒロインで気に掛けているから
本当は今回の場合は目の辺りをどうにかしてって思うけどさ。
そういえば今回から組長の前に彩海早矢、夢乃聖夏、紅ゆずるの3人が入っています。でもインタビューと
プロフィールは無い。タカラヅカスペシャルのときのスチールの位置が去年のみわっち、あひさん、
テル、すずみんとかの位置に来るのかしら？

星組つながりで公演とは関係の無い話だが、スカイステージの7周年記念番組で彩海早矢さんの男前な
声とキャラに惚れてしまった。いいな～。「太王四神記」には間に合わなかったけど、次からは
注目したいと思います。相棒の音花ゆりちゃんもかわいかった。
2分間の各組のアピールで、雪組の真波そらちゃんもいいキャラだった。花組のふみかちゃんと
じゅりあちゃんはぐだぐだで、司会のまりんさんを巻き込むしで、駄目やんと思いました。
スカイレポーターズは86期生が多いですね。