えんため語り部屋

舞台を中心としたエンタ-テイメントについて語っています

ダンス・オブ・ヴァンパイア 博多座 9月13日(土)12:00~

初演よりキャスト変更がありました。
アブロンシウス教授:石川禅
サラ:知念里奈 大塚ちひろとのWキャスト
ジャガール:安崎求
マグダ:シルビア・グラフ
変更キャストを見ると、東宝ミュージカルお馴染みのメンバーにより一層、
なったなと。特にシルビアさんの配役にそう感じるな。

席が前方の通路側で結構、客席降りの多い舞台だったので、お得感があった。
山口さんの客席からの登場は、客席が静かになったのを感じて、山口さんが
今から出てくるんだなとびしびし感じました。
ヴァンパイアが客席に下りてきて客を驚かせる場面もあったが、そこは獲物にならずに済んだ。
サラとアルフレートが最後に客席から掃けるときはサラのドレスから雪が落ちていったり、
それに続いてアブロンシウス教授も客席から掃けるのだが、前の人たちが教授とタッチ
していたので、自分も手を出さないと失礼かなと思って、タッチしてもらったよ。
最後の客も一緒に踊るときは、ヘルベルト(吉野圭吾)が指導しているのも近くで見れて面白かった。
「恥ずかしからずにちゃんと踊んなさいよ!」というようなことをオネエ言葉で言っていた。
隣でクコール(駒田一)さんも踊っていたのだが、それもちょっと面白かった。

ではランダムに語る。

この作品は、最後のフィナーレのダンスが楽しいから、見終わった後はまた見たいなと思ってしまう。
途中も悪くは無いのだけど、感動するってほどでもないんだよね。
クロロック伯爵(山口祐一郎)サラ(知念里奈)のお風呂現場に来るところはヴァンパイアの羽が
ちぐはぐなのと、クレーン?から登場するのが何か、変でおかしくて、シーンに集中できないので、
もう少し工夫がほしい。でも宝塚と違ってクレーンが見えないのはいい。宝塚にもクレーンが
見えない方法を教えてやってよ。
アブロンシウス教授の石川禅さんが、市村さんのアブロンシウス教授と話し方が似ていた。
全く似ていない二人なのに、同じ役をしてこんなに似るかな?と思った。禅さんのアブロシウス教授
なのだから、市村さんを思い出させない役作りをしてほしかった。でも演出の影響もあるかも
しれないしな。でも、悪くはなかったですよ。
図書室でのアブロンシウス教授の歌は早口なのにしっかりとした発音で歌っていたのはお見事。
ルフレートの泉見洋平さんは良かったと思います。汗をあんまりかいていなかったのが意外!
マグダも役替わりをしていると知らなかったので、声を聞いて、シルビアさんかなと思ったら、
その通りでした。この人も良く使われているなと感じてしまう。レベッカでの印象が強い。
ジャガールは安崎さん、前回の佐藤さんよりもいやらしくない感じがしたので、もっといやらしく
ても良かったかな。
サラの知念さんは役に合っていた。赤い靴をもらった後のダンスシーンはこの人なら踊れると
思うんだが、やっぱり難しいのかな?
レベッカ(阿知波悟美)は後半、出番が無くて寂しい。旦那も娘もヴァンパイアになってしまって
かわいそうな人だ。
クコール(駒田一)博多座でも幕間に掃除をしていた。クロロック伯爵への体当たりがちょっと
激しいような。
ヘルベルト(吉野圭吾)は相変わらず、いいキャラだ。アルフレートを襲うところは面白かった。
クロロック伯爵の山口さん、あの長いソロは良かった。今回、歌は良かったと思う。
最近は歌が以前ほどの良い声ではなくなってきているように感じていたけど。
でもやっぱり手が気になる。演出家が手の演技を与えればいいんじゃないのかな?勝手に
させるからああなるんだよ。

これは宝塚で見てみたいと思ってしまう。ヴァンパイアのダンスシーンはダンスが得意な
下級生に振れるし。教授とアルフレートがが寝ているときの悪夢での歌は歌が得意な人に
振れるし、ここの歌をはまこさんで聞いてみたい。
舞踏会のシーンもあるしね。
でも男役路線に振れる役はアルフレートしかいないな。
ヘルベルトは路線外のスターさんかな?緒月くんとかマギーやら、ともちん(既にホモキャラ
しているし)などなど。
アプロンシウス教授は今の2番手の中なら、きりやん、ゆみこさんなら振れるかなと思うが、
それ以外の組は専科さんに頼んだ方がいいかな?
シャガールは、月組の越乃組長とかはまこさんとかで見てみたいな。