えんため語り部屋

舞台を中心としたエンタ-テイメントについて語っています

雪組全国ツアー 熊本編 12月3日14:30~、18:00~

地元に来るということで、平日でしたが、見に行きました。
福岡までの高速バスが駐車場料金になり、ちょっとお金が浮きました。

「情熱のバルセロナ

初演は1982年に大地真央黒木瞳月組トップお披露目公演です。
柴田先生のスペイン物再演は、「バレンシアの熱い花」「哀しみのコルドバ」を
見てきましたが、いずれもちょっと古臭いかなと感じました。もっと演出、脚本を
アレンジしてもいいんじゃないかと思ったり。しかし今の時代に合わせると作品の
良さを壊してしまうのかなと思ったり。それでも先の2作品は作品としてはおもしろかったです。
でも今回の作品はちょっと退屈だったかなあと思いました。2回目はウトウト眠ってしまいました。

最後、結局、二人は結ばれません。ちょっと終わり方がよくわからなかった。ロザリア(愛原実花)は
マリア様にフランシスコ(水夏希)を助けるのと引き換えに彼に一生会わないことを誓ったので、
フランシスコを諦めた。一方のフランシスコが彼女に会いたいが為に、危険を承知で会いに来て、
会えたことでちゃんと諦めたってことかな?フランシスコは元々職業上(宗教関係、ゆくゆくは大司教?)、
恋愛をしてはいけない立場だったのかしら?フランシスコがここで諦めた理由がよくわからなかった。
諦めたのかもわからないけど。ロザリアが一方的に会わないと決めたので、そうならざるを得なかった
のか?そうだと、「コインブラ物語」の結末に近いよね。

この作品の2番手さんはリンダ(晴華みどり)でした。めっちゃ、いい役ですよ。水さんの叔母
にしては若いけど。どのくらいの年の差の設定なんだろう。リンダがフランシスコを恋愛の対象として
見ていたので、気になる。親子ほどの差なのか?10歳くらい年上なのか、5歳くらい年上なのか?
リンダの最後の場面(フランシスコの為に自分を犠牲にする)がとても印象に残っている。
全場面の中で一番、印象に強い。

2番手がリンダだったので、ゆみこさんが割をくったかな。「うたかたの恋」並みの割の食い方。
ルイス伯爵はリンダの愛人。でもリンダと正式に結婚しようと決心をしていました。フランシスコと
リンダを見守る役でした。悪くは無かったですが、リンダのほうがやっぱり印象強い。

その他では、フランシスコの友人・ラファエルがいい役だった。緒月遠麻が急浮上という感じ。
彩那音くんはラファエルの仲間の一人でした。路線以外でも逆転現象があるんだなあ・・・。
緒月くんは、未来さんが退団するし、キムがトップになった時は悪役が増えそう。宙組悠未ひろ
みたいに。

あとは、真波そらくんはロザリアの父上だった。ラファエルの妹・モニカに早花まこで、ダンスで
フランシスコを誘っていました。あ、思い出した!エドワルド大公(未来優希)の妻・エリザベス
大公妃(花帆杏奈)がちょっと面白いキャラでした。エドワルド大公は悪役で、未来さんはこういう
役が続いていますね。前回の大劇場公演は見ていないけど。ロザリアの婚約者に蓮城まことで
上品な貴族を演じていました。

RIO DE BRAVO!!」

大劇場公演は見ていなかったので、楽しみでした。ポンポンは買ってないです!
オープニングはキムのところに大湖せしるで、若手の活躍が期待できそうな予感でした。
みんな登場での、ダンスシーンでは真波そらくんをチェック!
人がいなくなって水さんがピラニア二人(天舞音さら、杏野このみ)を連れて歌います。
天舞音さんは初舞台の口上を見たので、注目しています!

次に愛原さんゆみこさん中心の場面で曲にアバの曲が使われていました。この場面の最後で、
店長(奏乃はると)がオカマキャラとわかって、2回目の公演では店長に注目しました!
あと、ゴッドファーザー(緒月)が愛原さんの子供だったという設定はどうなの?と思ったり。
この場面では、ゆみこさんと、ゴッドファーザー・愛原さんで地元ネタを言ってくれました。
もう忘れたけど。いきなり団子、辛子蓮根、馬刺しが出たような・・・。

次は「恋泥棒」水さんが泥棒で、他にライバルの泥棒グループがいたり、警察もいて、
ひろみが、クララという女性警察官をやっていました。何か、可愛かったです。ここの
オチが老警察官(奏乃)がまたまた実は?前場面のオカマ店長だった!え、またこの人出てきたの?
と嬉しい驚きがありました。オカマキャラって面白いだもん。でも、お芝居で贔屓目さんが
やるのは嫌だなあ。ショーの一場面に留めてほしいよね。あ、前、ともちんが・・・お芝居で
オカマではないけどホモ・ゲイをやっていたなあ。

次は中詰めの盛り上がりシーン。みんなポンポンを用意して!ここは短いけど、各々が目出つ
場面があり、本公演では路線スターがやっていたであろう役を真波そらくんがやっていましたぞ!
私はここの場面でお客さんと一緒にポンポン振るときに他の生徒さんは歌っているのに、
トップスターである水さんが、自ら、「右、左、上下」とお客さんに親切に言っているのがツボです。
トップスター直々のご指導、ありがたいじゃないですか!こういうところの水さんのキャラ?は
いいなあと思う。

次は「路地裏の夢」本公演ではちぎさんとコマ中心でやっていた場面をせしるさんとキングで
やっていました。
そういえば、月組でもまさおくん中心の場面があって、こうやって、有望な若手には場を
任せるんだな~と思った。花組でもあっていいんじゃないの?みつるくんとめおちゃん中心の
場面とか!でもこないだのショーでは壮さんやみわっち中心の一場面(まとぶんが出ない)さえ
無かったから、あるわけないか。路線のカップル銀橋渡りがあったけど、これはみわっち中心とは
言えないしなあ。次のショーでは!と思うけど、次、一本ものやん・・・。

次は2000年月組公演「BLUE・MOON・BLUE」からの場面をリメイクだそう。
大人っぽい場面。次の「愛の蝶」の場面へ自然に流れていくんだけど、ちょっと
「リオ・デ・ブラボー」のノリではないような気もする。「愛の蝶」も。でもこの「愛の蝶」で
歌われた曲がパレードの曲になっていたなあ。「愛の蝶」はお決まりの総踊り場面。

フィナーレに入り、ピラニアロケット、かわいかった。
娘役さんに囲まれてのゆみこさんのシーンがあり、水さん中心の男役のダンスにつながり、
最後はみんなで踊り、ゆみこさんの歌でトップコンビのデュエットダンス。そして、パレード。
真波くんも中央から降りてきたような・・・。

ショーは大劇場で見てみたかったな~。

余談、スカイステージの年末カウントダウンの番組に梓晴輝さんが出ていた。前期スカイフェアリーズ
の冴輝ちはやくんが既に退団しているので、更にその前のスカイフェアリーズなので出演したと
思うのだが、中々爽やかな男役さんで良かった。プログラムのヅカメイクを見ると老けているのが
残念だが、前からちょっと気になる子だったので、もっと使われてほしいなと思う。でも同期に
既に新公主演した香綾しずるくんがいるのかあ。
あ、雪組の次公演の新公主演についてもちょっと語りたいと思っているけど、これは別記事で
語ろう。