えんため語り部屋

舞台を中心としたエンタ-テイメントについて語っています

月組バウ公演 ロックオペラ HMLET!! 2月6日14:30~

月組の下級生は頼もしい!」と感じた公演でした。
今回の公演ではみりおくんより下級生の子達を認識することができました。
全体的に、歌が上手い方達が多かった。次のスカーレットピンパーネルが期待できます。

衣装や出演者たちのビジュアルが良い。まさおくんの髪型以外は!
衣装は蘭乃はなちゃんが着ていたものが可愛かった。王家に仕えている女の人の衣装が、
黒のミニスカに白いエプロンはアキバちっくに感じたけど。「ご主人様!」と言いそうな・・・。

始まりがエリザベートみたいに登場人物が亡霊の状態だった。ちょっとそれで萎えてしまったのですが、
真似かよ!と思ったので。でも、進むにつれ、引き込まれていきました。
ロックオペラと謳っているだけあって音楽はロックだった。隣の席に座っていらっしゃった年配の
ご夫婦にはそれが合ったいなかったような気もします。歌が本当に多くて、歌で進行していました。
原作は4時間くらいの戯曲らしいですが、私は初めてハムレットを見るので、そんなに違和感を
感じずに見ました。友人役のローゼンクランツは本当は男だそう(今回は女の役)。
最後は主要人物がほとんど全滅だったにも係わらず、悲惨に感じなかったのは音楽がロックだった
からかなあ。

で、注目のオフィーリア役の蘭乃はなちゃんだが、予想より良かった。歌も普通に歌えていたし。
演技も良い。しいて言えば、目が離れているように見えたので、これはメイクで改善してほしい。
次の花組トップ娘役として、私も受け入れられそうです。えらそうですみません。

そしてあまり期待していなかったホレーシオ役の宇月颯くんが良かった。私の期待以上でした。
こんなにできる方だったとは。歌も上手かった。そうか、エリザベートの新公ではルッキーニだったのか。
何より今回のビジュアルが大変良かった。私の好みだった。何か、ジャニーズっぽい。
DREAM BOYSのときの亀梨くんっぽい雰囲気。顔は似ていないけど、全体の醸し出す雰囲気が。

注目の花陽みらちゃんも良かったー。宇月くんの妹役で、ほぼ一緒に出てきて、歌も一緒に
歌っていて、上手くて良かった!蘭乃さんが去りし月組で、使われてほしい。可愛かったし。

海桐望くんの生存も確認できて良かった。髪型が冴月瑠那ちゃんと同じ短髪になってた。
歌もソロでちょっとあったし、良かった。

墓堀の3人組は、松平健主演の「ドラキュラ伝説」(同じ藤井先生演出)に出てくる女ヴァンパイア
三人組っぽく感じた。

研ルイスさんの先王の亡霊は神出鬼没だった。見た目が恐いです。

オフィーリアの父のポローニアス役の綾月せりさんはまさおくんと同期ながらもおじさん役が
できていたよ。頑張れ!

レアティーズ役の珠城りょうくんはやっぱり若いなあと感じた。ハムレットと対等に剣を交える
感じには見えなかった。でも実力的には問題無いと思う。極端に下手だと思うことは無かった。

ハムレットの友人として出てきたローゼンクランツ(憧花ゆりの)とギルデンスターン(鳳月杏)は
ハムレットの叔父である現在の国王・クローディアス(越乃リュウ)に呼ばれてやってきて、
逆に殺されてしまって、何かかわいそうだった。出てこなければ良かったのにと思った。

ハムレットの叔父で先王を殺して王になったクローディアス(越乃リュウ)は、気に食わない役でした。

ハムレットの母・ガートルード(五峰亜季)はしっかりしろよ!と思いました。よくわからなかったのは
お母さんは、王の庇護、権力が欲しくて新王と結婚したのかな?先王のことは愛していのか?
ハムレットに愛情があったことは分かったけど。

今回の主役ハムレット役の龍真咲くんは、歌もがんがん歌い、演技もがんがんやって舞台を引っ張っていた。
難を言えば、メイク。やっぱりメイクダウンが否めないので、メイクは研究してほしい。