えんため語り部屋

舞台を中心としたエンタ-テイメントについて語っています

雪組大劇場公演2月6日(土)11:00~

席は下手前方でした。

赤十字思想誕生150周年 宝塚ミュージカル・ロマン ソルフェリーノの夜明け-アンリー・デュナンの生涯-

オープニングがめちゃくちゃ華やかだった。植田先生って華やかなショーの一場面を作るのが上手いなと
思う。まあ、これはセットの力も大きいが。ただ、このオープニングに続く本編があまりにもこのオープ
ニングと違うので、ちょっと忘れちゃうかも。あと、この作品でやらずに、花組のベルばら外伝でやって
くれよと思った。ベルばら外伝を見ていたときは気にならなかったのにね。でもスカイステージで去年の
中日の宙組ベルばら外伝を見たら、みつるくんの軍服を見てみたくなったというのもある。

観劇中、いろんな場面で何回も、涙を流してしまった。
あと、1回くらい見てもいいかなと思うけど、次、観るときは、地図が書いてある幕前の芝居のときは、
その地図の地名を読んだりするかもしれない。幕前の芝居と言えば、人が馬に乗っている絵の幕も
あったけど、それはちょっとイマイチ。
あとポスターで水さんが馬に乗っているけど、あんまり、関係なかった。確かに馬に乗って旅行は
していたのだが。

アンドレ・ポルリノ(音月桂)は、3番手、いや次の次でトップなる人(まだ発表されていませんが)の役と
しては、いい役ではなかった。ただ、自分の役割を忠実にこなすだけで、アンリーに反発していた役。
出番もそんなにあったわけでは無かった。キムはあんまり、オールバックが似合わない。

負傷兵の彩那音、緒月遠麻、早霧せいな、沙央くらまは出番などは平等。特に誰かが突出して
目立っていたとかはなかった。ただ、緒月くんは身長で、ちぎさんは金髪で、コマは歌っていたので、
それぞれの印象は残っている。オーストリア軍が捕虜の立場で、逃亡?しようとした4人が緒月くん、
ちぎさん、大凪さん、せしるさん。大凪さん、長身で目立つ。化粧も上手くなっていて、かっこいい。
イタリア軍にひろみ、コマの他に、キング、香綾さん、凛城さん、彩風さん。キングは区別がついたが、
あとの3人は特に区別がついてない。
負傷兵では、何と言ってもポポリーノ(真那春人)が一番いい役だった。オーストリア軍の少年兵で、
いつもハーモニカを吹いている子。そのハーモニカがイタリア軍の怒りに触れるのだが。これ、ハーモ
ニカが吹ける人で選ばれたのかなあ?真那春人くんと言えば、某バラエティ番組で雪組のおとうちゃんが、
写真を見て生徒の名前を当てるのがあってそれが真那くんだったなあで、印象に残っている方です。
ポポリーノが吹いていた曲、何の曲か最初、分かっていなかった。歌い出して、「アベマリア」だった
のかーと分かった。
汝鳥さんのオーストリア将軍は部下の為に自分が犠牲になる役だったが、これも切ない。軍隊の
ことは分からないが、今時の軍隊でも、部下の為に命を落とすなんてことはあり得るのだろうか?

医者の中でよく台詞もあって、何か気になるなあ、誰だろう?と思う人がいて、家に帰って公式の
相関図を観たら、真波そらくんっぽい!医師のメンバーに名前があるのがゆみこさん、未沙のえるさんと
真波そらくんのみなので、ほぼ確実。観ているときは全然、真波そらくんとは気づかなかったよ。
確かにそらくん、どこに出てた?と思ってはいたけど。まだ顔が区別つかないらしい・・・。好きな
生徒さんなのに・・・。

ゆみこさんの医者は優しい人でいい役でした。最後、銀橋でとってつけたように歌うけど。これは
最後なのでね、よしとしよう。でも、植田先生も「雪のように、花のように」とちゃんと生徒に
宛書の曲を書いてくれるんだから、いい人ではあるよ。
同じ医者でも未沙さんの医者は理由があるにせよ、酔っ払っていたのは良くない。酔っ払いながら
治療するくらいなら、医者を辞めてしまえ!と思うのだ。酔っ払いに治療してほしくないじゃん。

偶然か、カラブランカからトップ娘役と2番手男役のカップルが続いていますなあ。

あと終わり方は結構、好き。赤十字の精神が認められた瞬間で終わるって感じで。

ショー・グランデ Carnevale(カルネヴァーレ) 睡夢-水面に浮かぶ風景-


ショー全体としては楽しめた。1回しか見れなくて残念。

ほぼ通し役の方たちが多かった。イル・カピター役の緒月くんは衣装が衣装なだけに目立っていました。
一緒にいた恋人さんはラ・ルフィアーナ役の花帆杏奈さんで良いのかな?この肩も一緒に目立っていました。
やっぱり緒月くんの使われ方はおもしろい。ちょくちょくこの役でアクセントになっていました。
アルレッキー役のちぎさんとコロンビーナ役の美海さんの役は「エンター・ザ・レビュー」の一幕に
も出てくる役と衣装が似ていた。同じ役かなと思ったけど、役名は違いました・・・。
インナモラート役のコマの衣装もどこかで見たような・・・。間違っているかもだが、「クラシック」で
タニさんが似たような衣装を着ていたような気がする。

20日前のことを思い出すと、一番、印象に残った場面は、第8場CカルネヴァーレI 狂宴から第9場Aカルネ
ヴァーレⅡ 炎。いろんな人がいる中、愛原さんがその人たちを操っている感じで、キムがその仲間という
感じ。そこに水さんが現れて3人で闘いのダンスをやる。中々、良い場面だと思います。
すごく盛り上がっていたので、このあとはフィナーレに続けても良かったかなと思います。星組のときと
同じことを感じている・・・。
実際はこの場面の後にゆみこさんが登場するのだが、何故、あの衣装?青と白の横縞で水兵さんのような
衣装なのだが、今のゆみこさんには似合わないよー。若手が着ているならともかく。

水さんとゆみこさんグループに分かれてのダンス対決のシーンもかっこ良かった。

愛原さんのワッカドレス姿は愛原さんだと思わずに見ていた・・・。

通し役でちぎさんと舞羽さん、コマと大月さんがそれぞれカップルになっていたのだが、ちぎさんと
コマさんともにそれぞれキム、ゆみこさんに恋人を取られる形になるのだが。すでに恋人を取られたちぎさん
が女装して(ワッカのドレスを着て)、登場し、恋人を奪われたコマがそのちぎさんを気に入って、ちぎさん
とは知らずに踊り続けるシーンは面白かった。

他には仮面舞踏会のシーンや、新郎・新婦がいっぱい出てくるシーンとかがあった。
黒燕尾の場面も良かった。その前に水さんも女装していたけど、自分の席からは顔が見えなくて残念。

階段降りの生徒が少なかったなあ。せしる、キングにも階段降りをさせてもいいと思うのだが。
ひろみちゃん、緒月くんも階段降りしていなかった。コマは階段降りしていました。
コマちゃんは最後の立ち位置も緒月くんより内側でした。緒月くんの全国ツアーでの活躍度からし
ちょっと意外でした。でもコマもその裏でバウ・青年館でW主演していたといえばしていたしな。今回は、
ちぎさんと一緒に使われるシーンが多くて、活躍度が高かったと思う。お芝居とショーの両方でソロで
歌っていたし。ある意味同期が来て、ちょっと得している?ひろみ、緒月くんに比べて。でも水さん退団後
がどうなるか?

他の生徒さんで、大凪さんが良く目に入ってきた。長身なせいか遠目でも分かる。お芝居でも書いたが、
化粧も以前より上手くなって、美形度がアップしていると思う。バウでは婆さん役をやっていたとは思えない。
一方、私が注目したい真波そらくんはお芝居に続いてショーでも見つけられなかった。でもこれは自分が
悪いような・・・。真波くんの立ち位置ってそんなに悪くないはずなんだよなあ。最後の銀橋に出てくる
ときにやっと見つけました。真波くんが目の前にいる!本当はちょっと斜めだったかも。その辺の銀橋の
下手の並びは中央から、コマ、娘役、緒月くん、娘役、真波くん、娘役、キングだったと思う。娘役さんは
この人!って確信が持てなかった。ごめんなさい・・・。
キングは長身でわかりやすいが、化粧がイマイチかも。せしるくんは逆で身長は低めでも、美形だった。
この二人に関しては、もう少し、目立つ場面があっても良かったかなと思う。まだその他大勢の役が多かった
ので。しかしちぎ、コマがいなくて、キムと一緒に踊っているのがひろみの他、せしるくん、キングだった
ときは雪組も人材豊富だと思ったものです。人材が多すぎて目立つ場面が貰えないってのもあるのかも・・・。

そして!最後の銀橋並びでゆみこさんが手を振ってくれたー!まあ、私にではないのですが。
そう、私の前には小さい子達が座っていたので、その子たちに手を振っていたの。うう、それを見て感動。
その時の感情は、何で、この方がトップにならずに去っていくのだーと思わずにはいられません・・・。
冷静になった今は、当時の気持ちから変化していますが・・・。

最近、星組雪組と1回ずつの観劇だが、やっぱり2回は見ないとすぐ忘れちゃうなあ。特にショーは。