えんため語り部屋

舞台を中心としたエンタ-テイメントについて語っています

月組中日劇場公演

2月20日(土)12:00~ 2階席、16:30~ 1階席後方
2月21日(日)11:00~ 1階席前方

名古屋で観光するところが名古屋城くらいしか思い浮かばなかったので、結局、
土日の3回連続で見ました。日曜日は終わった後に名古屋城に行きました。

ミュージカル・ロマン「紫子」-とりかえばや異聞-


これは博多座のゆうひさんプレお披露目の「大江山花伝」と同じく木原敏江漫画原作の柴田先生の
演出の再演。演出が博多座の中村暁先生から大野先生に変更に変わっているが、同じ系統の作品。
たまたま続いたのか、「大江山花伝」が好評だったので、こちらも再演することにしたのか?

話はおもしろくて良かったのですが、やはり、トップスターの女役は見たくなかったとも思いました。
トップスターである以上、男役が見たいんだ!と思ったのです。でもそれは贔屓目の霧矢さんだから
そう思ったんだと思います。だって花組で上演したら良かったのでは?とも思ったので。2年前、
まとぶんも中日劇場でプレお披露目だったし。紫子:まとぶん、風吹:壮さん、定嗣:みわっち、
天野:まっつ、丹波:みつるくんってどうでしょう?まっつとみつるくんの配役は忍者っぽいのは
みつるくんかなと思って。三太夫をまりんさんにしてほしいが、はっちさんがいたから無理かな?
さお太さんには毛利方の川寺刑部で。

紫子、佐伯碧生/霧矢大夢
碧生が元気になったときの役が一番好きだったので、あの後急死するなんて、びっくり。
紫子は、パワフルな女性。きりやんの台詞回しは独特ですね。
嫉妬する場面や、最後の場面が特に女性を感じる場面だったので、良いシーンなのだけど、男役を
観たい私からすると、見たくないシーンでもありました。

風吹/青樹泉
初演を見ておらず、この役だけは初演がどうだったのか?観てみたいと思いました。予想では、
結構雰囲気が違うのでは?と思うので。2番手役を演じて、もりえちゃんの特色がよく出ていた
と思いました。言葉では上手く言えないのですが、ひょうひょうとしている感じで、どっしりした
感じではない。それが悪いわけではなく、もりえちゃんの風吹を表現していたと思う。

金井定嗣/明日海りお
定嗣はみりおくんに似合っていましたね。大江山花伝の渡辺綱のようにさわやかだけど、武士道を
持っている好青年で。日本物の化粧も上手い。この方はヅカメイクが上手い。自己プロデュースが
あるといえるのかな?まさおくんにその技術を少し分けてほしいと思う。

舞鶴姫/蒼乃夕妃
男役トップが女役なので、必然的に娘役トップの役はトップにしては小さい役になっていて、
残念。しかも、夫になった人とは別の人と結婚初夜を迎えることになり、幾らなんでも可哀想です。
舞鶴姫はいい人だったので、一度でも碧生と会わせたかったと思いました。

丹波/桐生園加
忍者の役で、第三者的に様子を伺う役でした。

天野外記/星条海斗
マギーの悪役、久しぶりに見れて良かったです。マギーとふみかちゃんと緒月くんで86期悪役トリオを
結成してほしい。

お香/咲希あかね
大江山花伝の胡蝶みたいな、姉(ねえ)さんキャラでした。マギー天野に仕えているくのいちで、
風吹に惚れてしまう役。

梅田三太夫/一色瑠加
ラストプレイの殺し屋とは180度違うキャラで、印象的。佐伯家の古参の家老。硬すぎず、ちょっと
おもしろいけど、毛利と対等に渡り合おうとしたりして良かったです。最後の妻のたず(邦なつき)と
の場面が切ないです。

川寺刑部/美翔かずき
若手男役たちが佐伯家の家臣の役をやっていた中、毛利側の人間を演じていて、印象に残っています。
みりおくんと同期で、役としては大人の役で丁寧に演じていたと思いますが、ちょっと貫禄不足も
あったかも。やっぱり上級生が少ないと実感した。花組でやったら先にも書いたが、さお太さんや、
まりんさん、眉月さんとかがいただろうと思うので。月組も越乃組長、研ルイスさんがいるのだが、
バウに行っていたからなあ。

前の方で観たとき、オープニングの若衆の中に、めっちゃ、私好みのビジュアルの方がいました。
でも誰か分からなかったのが残念。

土曜日の2回目の公演で開演間際に入ってきた人たちが笑いすぎだったのが痛かった・・・。どこかの
会の方たちで公演を盛り上げようと笑い声を上げようとしたのかもしれないのですが、他の観客から
浮いていたと思います。

ファンタスティック・ショー「Heat on Beat!」


何だろう、大劇場公演で観たときよりも楽しめました。やっぱりきりやんのファンだからかな・・・。
オープニングできりやんが再登場するときに、まりもちゃんも一緒に出てきたときは新鮮な気持ちで、
観て、これがトップコンビなのかーと思いました。いや、今までもトップコンビは観てきたわけだが、
きりやさんのトップコンビは初めてだったので、感激したわけです。

オープニング辺りは紫門ゆりやくんも観ていましたね。あと、光月るうくんがめおちゃんっぽいと
思った。髪形とか雰囲気が。
もりえちゃんがきりやんのところを演っている!みつるくんもここまでやらせて頂けないかなあと
思ったり。

スーパーロッカーのとろこはみりおくん中心。ここでのみりおくんの歌は力技って感じでした。
大劇場公演と同じく、光月さんの衣装にくぎづけ。やっぱり紫門さんを中心に観ていました。

椅子が出てくる大人の雰囲気の場面は娘役さんたちは総動員ぽかったので、迫力ある感じで
見れました。きりやんのところは園加ちゃんでした。きりやんとは違う雰囲気でした。
振り付けで大劇場公演と同様にきりやんはまりもちゃんを抱えていたところは良かったです。

ラテンナンバーはみりおくん&光月コンビからもりえちゃん&マギーコンビにつないでロケット。
その後、みりおくんんたちのフラガンシアが白い柱から登場。前方席のとき、人力で柱を回して
いるのを目撃してしまった。ここがいわゆるあさこさんが好んだと思われる衣装のシーンで、
腰からひらひらしたものがついている衣装でそれを着ているきりやんは似合うかな?と思ったけど、
大丈夫でした。ここのシーンは歌が変わったのですが、その歌も良かったです。ダンスも総踊りは
変わらずでした。そこに明確なトップ娘役がいたのも新鮮でした。

次が大劇場公演の「S & K」から変わってみりおくんをセンターに紫門くん、煌月さんの場面に
なっていました。私はもちろん紫門さんを中心に観ていました。みりおくんも良く頑張っているなと
思いました。

夜会の場面はあひさん&しずくちゃんからもりえちゃん&愛風さんのコンビになっていました。
愛風さんは研2なので、ヒロイン候補と注目ですな。
今回、再度見て、良い場面だな、ダンスの振り付けが良いなと思いました。タンゴを踊っている
人たちが吸血鬼っぽく感じた。大劇場公演ではきりやんが出ていなくて注目度が低かったので
しょうか?今回はかなり印象に残ったシーンです。再度、大劇場公演のこの場面を観たいと思い
ました。

あさこさんの一人ダンスシーンは変更になるだろうなと思ったので、きりやんでもあったのは
意外でしたが、見れて良かったです。もちろん全く一緒ではありませんでしたが。きりやんは
衣装が黒でした。

枯葉の場面はきりやん&あいあいからみりおくん&彩星さん。彩星さんは既に以前の記事で書きましたが、
今度の新公ヒロインです。歌が得意な方。みりおくんにはまだこの場面の紫の衣装があまり
似合わなかったです。これは学年のせいだと思いますので、しょうがないです。それにきりやんに
合わせて作られた衣装ですし。他のカップルもいろいろな紫の衣装で踊っています。
ここまで来て、マギーがほとんどの場面に出ているのに気づきます。「Red Hot Sea」のみつるくん
並みの出番じゃないか?

フィナーレ。きりやんと娘役さんたちのダンスのあと、園加ちゃん、もりえちゃん、マギー、
みりおくんにまりもちゃんが加わってのダンス。男役の中で踊るまりもちゃんもかっこよい。
ずっと出番が無かったからここで思いっきりダンスしている!という感じでしょうか。
まりもちゃんが去って、男役勢ぞろいのダンスも良かったです。
最後の階段降りは中途半端な印象です。まりもちゃんのタイミングもエトワールさんのすぐ後で、
羽も小さかったし・・・。いわゆる2番手男役の位置にいたみりおくんも羽が小さかった。こちら
はまあ、わかるけどね。今回、きりやんのところは園加ちゃん、もりえちゃん、みりおくんで
分け合っていたし。

最後に、偶然なのか?ゆうひさんのプレお披露目とパターンが似ましたね。プレお披露目が博多座
中日劇場。お芝居が日本物で木原敏江漫画原作の柴田作品。ショーがトップ娘役不在のあさこさん
トップ時のショーの再演。
さて次の雪組のプレお披露目公演はどうなるかな?ドラマシティになるからオリジナルですな。