えんため語り部屋

舞台を中心としたエンタ-テイメントについて語っています

Frank & Friends/MITSUKO 梅田芸術劇場 3月20日(土)18:00~

メインのフランク・ワイルドホーン氏作曲の作品は「スカーレットピンパーネル」しか観たことが
無かったのですが、タイミングが合ったので観に行きました。
3階席で観ました。

Act1 Musical MITSUKO~愛は国境を越えて~コンサートバージョン

光子の次男役でナレータの増沢望さんが良かった。台詞の抑揚とか良かったので、歌わないのか?と
思っていたら、結局、歌われませんでした。幕間にプログラムを買って、経歴を見たら、ミュージカル
畑の人では無かったです。来年のこのミュージカルには同じ役で出てほしいですね。この役が必要な演出
のままかは不明ですが。
 
既に記憶が曖昧なのですが、光子の人生は波乱万丈ではあったのですが、最後が盛り上がりに欠けた気が
しますので、ミュージカルにする際は、盛り上げてバーンと終わってほしいです。
 
親に結婚を反対されたけど、後に自分の子供の結婚に反対するという下りがありましたが、こういうのって
結構あるのでしょうか? 若い頃に経験したことが逆の立場でまた経験するというような事です。
事情は違いますが、その前に見たミヤコ蝶々さんをモデルにした一人芝居でも、若い頃本妻さんから夫を
奪って、年を取ってから今度は自分が夫を若い女に取られるというのがありました。
 
海外から来た光子の夫役のマテ・カマラスさんが割りと日本語で歌っていたので驚きました。
次男リヒャルト役のルカス・ぺルマンさんも日本語で歌っていたはず。
ヨーロッパからこんな遠い日本に来てくれて、流暢ではないですけども日本語で歌ってくれるだけで
嬉しいですね。歌は素晴らしかったです。
で、来年のこのミュージカルには出られるんでしょうか?
マテ・カマラスさんは結構フランクで面白い人だった。
 
光子役の安蘭けいさんは、まだ宝塚時代の印象があるせいか女性らしい役にちょっと違和感を感じてしまった。
 
コーラスの方々はそれぞれ上手かったです。ミュージカル化の場合はもっと人が増えるのでしょうか?
子供の役は子役になるのでしょうか?
色々どうなるのか?気になりますね。タイミングが合えば、観に行きたいです。

Act2 Frank Wildhorn's Song books

ここからはワイルドホーンさん作曲の作品に出た方たちによる作品ごとに歌がつづられていきました。
1曲1曲が良いし、役者さんたちの作品に掛ける思いが伝わってきました。
途中からワイルドホーンさんのピアノ伴奏付きになりました。
鹿賀丈史さん、マルシアさんの他に、出演経験は無いですが、田代万里生さんがここから出演でした。
 
やっぱり知っている曲が印象に残っているということで「スカーレットピンパーネル」から
「炎の中へ」はとうこさんと男性コーラスを聴いて、男性コーラスが良かったので、宝塚以外でも
上演してほしいなと思いました。役が少ないこともあって、宝塚ではそんなにやらなくてもいいかなと
思っていますが、冒険活劇で、楽しめるところはあると思います。
「パイレート・クイーン」を上演した東宝ならこの作品も上演してほしいと思いますが、梅芸主催でも
いいです。しかし主役のパーシーを誰が演じるかが思いつかない・・・。ミュージカル界に限定しなくて
良いなら、小栗旬藤原竜也成宮寛貴とかで観たい。蜷川さんの演出のシェークスピア作品に
出ている人から選んでみたけど、若いかな?そうなるとヒロインのマルグリットは鈴木杏ちゃんになるな。
ジャニーズから生田斗真も良いかも。あ、こうなるとショーヴランを忍成修吾で見たいかも・・・。
話を戻して、とうこさんは光子よりこっちの歌の方がしっくりきて良かったです。
マテ・カマラスさんの「君はどこに?」も良かったです。いい曲ですね。月組でのまさおくんとみりおくんの
「君はどこに?」も楽しみです。