えんため語り部屋

舞台を中心としたエンタ-テイメントについて語っています

キャンディード 6月5日(土)17:15~帝国劇場

久々に東京にて観劇ツアーで、土曜日の夜が決まっていなくて、最初は出川哲朗の久々の劇団SHALALAを
観たいなあと思っていたのですが、ウッチャンナンチャンが出るので、でもチケット取れず、それから
ほったらかしにしていて、そろそろ決めないと~と思った頃、じゃあ、劇団四季の「サウンド・オブ・
ミュージック」にしようと思ったら、既に完売。うう~ん、じゃあどうしようと思っていたら、
たまたま会社を休んだ日に「徹子の部屋」に市村正親さんが出演されていたのを見て、
よし、「キャンディード」にしよう!と決めまして、当日券で見てきました。
やっぱりテレビでの宣伝効果ってあるんですよね~。たまにテレビを見て観に行こうと思ったことが
他にも映画などでありますので。
 
キャンディードは原作を全く読んだことがなく、ストーリーも知らずに見ました。
その為、すごくてんこ盛りな内容だなと。これでもかっていうくらいいっぱいエピソードがありました。
市村さんの役は原作者の役(ストーリーテラー)とキャンディードの師であるパングロスの二役。パングロス
さんが死んだかと思いきや、何回も復活してきて、しぶとい先生だなあと思いました。
キャンディードは井上芳雄。役にぴったりはまっていました。出ずっぱりだ台詞も多く、大変そうな役でした。
まあ、主役ですし。
キャンディードの恋人のクネゴンデは新妻聖子。お姫様から人生転落して、ちょっと汚れ役もあるのですが、
ソロ曲を歌った後の拍手が大きかったのが印象的。次回の「プライド」が楽しみ。この作品で主役の役替りを
してほしいなあと思っています。新妻さん、笹本さんそれぞれ、どちらの役も見たいなあと思っているので。
キャンディードの師パングロスと対極的なマーティンに村井国夫。この役は考え方が悪い方になって、
村井さん自体は、理屈を並べて語る役が似合うなあと思います。意外だが、市村さんとは初共演らしい。
クネゴンデと行動を共にする女性・老女は阿知波悟美。老女はクネゴンデたちにいかに自分の方が不幸な
人生だったかを語る人。お尻の半分が無いんです。上手いかたです。最初は阿知波さんとは気づきませんでした。
カカンボ(駒田一)はキャンディードの途中からの旅の仲間で、途中、クネゴンデを探しにキャンディードと
分かれる。この役が一番、まともな人に思えました。キャンディードの中では良心的な役だったと思います。
クネゴンデの兄マキシミリアンは坂元健児。キャンディードたちと一緒にパングロス先生の下で学ぶ。
その町で一番の権力者の息子だったので、プライドが高い人。落ちても妹がキャンディードと結婚するのを
反対していたし。この人も死んだと思ったら復活してました。
召使いのパケット(須藤香菜)もキャンディードたちと一緒にパングロス先生の下で学ぶ。勉強のある実践で
パングロス先生に病気を移してしまう。
私が印象に残った土地は赤いのヤギなどがいた「エルドラド」です。
そこで、悩まず、幸せに暮らしたいような・・・。
 
エピソードがいっぱいだったので、ちょっと上演時間が長かったです。