えんため語り部屋

舞台を中心としたエンタ-テイメントについて語っています

月組大劇場公演「ジプシー男爵」「Rhapsodic Moon」

9月4日(土)11:00~、9月5日(日)11:00~
どちらも下手前方席。
 
東宝公演も残り1週間という時期に、宝塚での初日近くの感想です。
この公演から、3ヶ月ほど宝塚観劇が無い為、感想を書くのを後回しにしていたら
こんなに遅くなってしまいました。
 

「ジプシー男爵」

ランダムに書きます。
最初に見たときは、何回か涙が流れた。悲しいからではない。何か、感動したんだ。
歌とお芝居に。日曜日の2回目のときはコーラスに圧倒された。音量大UP。
ヴィオルカは男役にさせなくてもと思った。まさおくん演じるパリと二人きりの
場面があって、下級生にとっては目立つ良い役だ。推したい若手娘役がいないのだろうか・・・。
愛希れいかさんを娘役として推したいのかねえ。でも本人は男役がしたかろうに。
娘役に慣れていないせいか、愛希さんの台詞回しがぎこちない感じがした。
みりおくんはやっぱり見た目が良い。今回のキャラはヘタレ感があり、イマイチだけど。
ジプシーたちにいたずらされる場面はちょっとかわいそうな気がした。
カルネロ伯爵(越乃リュウ)が戦争から戻ってきた後の王宮で奥さんを探しまくっていた
のがおもしろかった。でも結局、再会できず、しゅんとしていたような・・・。家に
帰宅して会えたのでしょうか?
マリア・テレジア(花瀬みずか)はおっとりしている感じだが、しっかりもしている。
良い女王陛下だ。
戦争に行った後、キャラが変わっている人多数。シュテルクの影響か?
シュテルク(霧矢大夢)がマリアに初めて謁見したときの「ちあーっす」という挨拶は、数年後、
見たときに恥ずかしいだろうな。いや、既に恥ずかしいっす。某動画サイトで見た
真矢みきさんの「チョベリグ、チョベリバ」を思い出した。
ジプシーの中でおひげの方がかっこよくて誰だか気になった。結局、誰か分からないまま、
観劇終了したけど、東宝のナウオンステージで光月るうくんと判明。
きりやんとまりもちゃんのオープニングのダンスは6分。きりやんファンの私や一般の人は
あまり気にならないかもしれないが、他の人のファンとかは退屈ではなかったかちょっと
不安。ええ、私はこの場面を楽しみましたさ。リフトもあったぞ。
ツィプラ役の美鳳あやさんはやはり芝居が上手いなー。ショーのダンスはまだダンスの上手い
下級生にまかせられると思うけど、お芝居はある程度の学年にならないと老け役や今回のような
役はできないだろうから、本当に退団は惜しい。
ジプシー側とジュパン家が勢ぞろいするシーンの最後で両陣営が喧嘩を始めるのだが、
ツィプラがジュパンの抱えている子豚を取り上げてグーで殴っていたのが面白かった。
ホモナイ伯爵(青樹泉)も何か、面白かった。出番は少ないが、いい味を出している。
兵隊を募るナンバーを下級生と共に歌っていた。先ほども書いているけど、このホモナイが
戦争から戻ってきて一番、キャラが変わっていた。
まさおくんのパリはシュテルクをすんなり受け入れることが出来なかったジプシーだったけど、
シュテルクの中のジプシー魂を感じて、シュテルクが軍隊に行くことになると、
真っ先に一緒に行くことを決めた男気のある奴でした。クールな役どころだったので、
次は「大坂侍」のときのようなきりやんとの関係性の役を見たいなと思います。
まりもちゃんのザッフィは初めて会ったシュテルクに自分でも分からないままに惹かれていて
戸惑っているような感じでした。実はお姫様だった。でも彼女のお母さんはシュテルクの
乳母だったんだよね。お母さんはジプシーでお父さんが王様だったということ?
きりやんシュテルクは溌剌としていた。最初のナンバーが良かった。ほぼ出ずっぱりでした。
時の流れが良く分からなかったのですが、シュテルクがテメシュバールに着いてから、
最初の晩にジプシー達に出会って(そこでパリに認めてもらう為に踊ったりする)、
ジュパン家にジプシーたちを引き連れて来て(オトカーにちょっかいを出す)、
ザッフィを妻にする宣言をし、財宝を見つける(その喜びの歌とダンスがある)までを
やったんでしょうか?すごく、展開が速いし、一晩でいろいろありすぎるだろ!
でも、確か、ジュパン家にジプシーたちを連れてくるときにザッフィの衣装が変わって
いたような気がするので、そこで日にちが違うかもしれないし、もう、どうだったか
おぼろげで・・・、どうなんだろう?
元のオペレッタを知らないので、どれが元からある曲でどれがオリジナル曲か分からなかった。
でも、良い曲が多かった。
衣装はジュパン家のやつとか、最後の赤い軍服など良かった。
谷先生の割には(失礼だ)、面白かったです。でもこれは私が霧矢さんのファンだからかもしれない。
でも、谷先生の次の作品、まあくんのバウ公演も歌劇の対談の説明だと面白そうです。
 

Rhapsodic Moon

こちらはシーン毎に、書いていきます。
1回目見たときは、イマイチ楽しめませんでしたが、2回目は楽しめました。何故だろう?
「オープニング」
きりやんが歌いだした時、早口だったので、リズムに乗って歌えるかという意味で大丈夫か?と
ちょっと冷や冷やした。
「月の輝く城」
背景のお城の絵がハロウィンっぽく感じた。
姫と侍女がトート扮装のみりおくんを中心とした兵士たちに捕らわれているところにきりやん
旅人がやってきて助けるという場面。
みりおくんの扮装がイマイチだった。こういう化粧は苦手なのかな?と思った。
それか似合わないのか。
「Moon Dance」
まさおくん中心で都会の男女のダンス。もりえちゃんの帽子の被り方がかっこ良かった。
ここに出演している男役さんたちにはあさこさんの帽子の被り方を思い出して、真似するんだ!
と思ったものです。
この場面で宇月颯さんのダンスにめちゃくちゃ惚れました。男役ダンスができている!
かっこいい!隣には元から注目の紫門ゆりやくんが踊っていたのに。これでそのかちゃんの
バウ公演を観に行くことに決めました!
「LUZ・月の光」中詰め
娘役さんたちの衣装がたこ足タイプでちょっと釘付け。この場面の銀橋で、前回注目の執事
だった彩央寿音くんと再び会えて良かった。音楽的にも盛り上がっているシーンなのに
彩央さんの表情はそこまで盛り上がっている感じではなかったのが印象に残っているけど。
あとは同じく銀橋の並びで美翔かずきくんもいたぞ!その美翔くん筆頭で若手が銀橋で
歌っていました。その中で響れおなくんも今回、注目した。宇月くんの同期なのだが、
誰かに似ていて、かっこいいし、結構センターの後ろくらいで踊っていて良い立ち位置で
目に入ってきた。
「CARAVAN」「砂漠の月」
抽象的な場面。蜃気楼と砂漠の役で衣装が微妙でした。ダンスはみんな頑張っていたと
思うし、曲は馴染みのある曲だったので良かったけど。
「フィナーレ」
そのかちゃんが確か銀橋で歌って娘役さんを引き連れて踊っていた。すご~いと思った。
そのあとロケット登場。花陽みらちゃんが中心で踊っていました!
その後は大階段での黒燕尾のダンス。なのに、もう、どうだったか印象に残っていない・・・。
次にまりもちゃんが娘役さんたちを引き連れての歌とダンス。ここの歌が聞いたことがあって
印象に残る良い曲でした。きりやん以外の紳士たちも再登場してみんなで歌って踊る。
このときはまさおくんがセンターだったかな?
そしてデュエットダンス。下手の大階段の下のほうで沢希理寿と輝城みつるくんが途中まで
歌っていました。なかなか良かったです。きりやんとまりもちゃんのデュエットダンスは
良かったです。
エトワールは花陽みらちゃん。歌は上手いと思うけど、もっとできるはず。でも新公ヒロイン
効果か目立つ役を2場面で与えられている。でも将来のトップ娘役候補という感じの扱いでは無いよね。
期待しているけどね。
 
全体として、まずは気に掛けている海桐望くんが今回はオープニングとフィナーレ以外の
場面にも出ていたので安心した。
それから、時々、あさこさんがいないんだなー、きりやんの後には誰も出てこない、
きりやんがトップなんだなーと思った。まさおくんもみりおくんも実力に破綻は無いし、
頑張っていると思うけど、2番手になってから大劇場でのショーは初めてだから、
しょうがないかもしれないが、2番手っぽくないというか・・・。二人とももっと学年の近いトップの
下だったら2番手に見えるのかな?ショーでの魅せ方はこれから向上していかなければ
いけないだろうなと感じました。えらそうに言ってすみません。
でもショースターだったあさこさん時代にもっと経験を積ませれば良かったのにと思わなくも
無い。お芝居はいいのでショーは頑張れ!まさおくんもみりおくんも!
 
初日付近に見たので、お芝居もショーもまだ段取りっぽかったり、手探り状態な感じが
しました。なので、次からは初日付近は避けようと思いました。1回しか見にいけないので、
できれば、馴染んだ頃を見たいなと思いました。
あと、土曜日の公演の時は終了後、客席から出たら、楽屋?に向かっている
中村先生と大野先生と見た。大野先生は助手でついているということは、いつかショーの
演出もされるのだろうか?