えんため語り部屋

舞台を中心としたエンタ-テイメントについて語っています

今年の見納め 花組全国ツアー

12月4日14:00~上手後方
12月5日11:00~上手前方 15:00~下手中頃
 

メランコリック・ジゴロ

中日劇場の時の記憶は曖昧ですが、最後のほうでフェリシア(蘭乃はな)
父親(悠真倫)の背中を叩くシーンで涙が出た。こんなに感動的なシーンだったけ?と
思ったものです。このシーンでまりんさんとまとぶんがいるのですが、この二人は
同期です。でも男役として進んだ道が違うせいか、同期に感じない。研16になると
こんな親父が演じられるんだなと思いました。
結構、中日劇場の時の記憶が無くなっていました。こんな感じだったけ?と思ったことが
いっぱいありました。
いきなり最後の方からになりましたが、順不同に書いていきます。
月野姫花ちゃんの声を初めてまともに聞いた気がする。うわー、こんな声なのかー。
かわいいのだけれども宝塚の娘役としては、どうなんだろう?今回は主役に振られる役
だからいいけど、ヒロイン向きでは無いと思う。もう少し作った方がいいと思う。
でも、ヒロイン候補からは外れ気味だし、まあいいか。いろんな声が出せる中で、
その一つであればいいのだけどね。
冴月瑠那くんが、役名が無かったのですが、場面の切替のシーンで仙名彩世さん
カップルで出てきて一言台詞を言っていました。酔っ払っているシーンもあったりで、
色んな状態を見れてファンとしてはお徳でした。ただとぎれとぎれで出なければ
ならず、モチベーションを保つのが難しかったとは思う、そんな演技でした。
ジゴロくんたちの中では瀬戸かずやくんと輝良まさとに注目。台詞は時々ある感じでした。
瀬戸くんは結構、スタイルが良いと思いました。冴華さんも台詞は無いもののジゴロで
出ているときがありました。メイクはまだまだだなあと思って見ていました。
今回みつるくんはバロットに扮したわけですが、やっぱり似合っていました。でも
予想通りで、まっつのようなインパクには欠けました。しょうがない、そういうキャラが
似合うタイプなのだから。でも、前回のロジェくんよりは活躍度がUPしているので、
この役で良かった。奥さんのルシルは初姫さあやちゃん。彼女のこういう役は初めて見る
のですが、中々合っていたと思います。何だかんだでバロットに惚れているところが良い。
気弱な弁護士マチウにめおちゃんが扮していましたが、真野すがた節を効かせていて
良かったです。彼女は優秀なコメディエンヌです。いいなあ。愛華みれさんのマチウと
比較してみたい。そう、マチウに限らず、今回の全国ツアーを見て、初演と比較して
みたいなあと思いました。
フェリシアの図書館の先輩イレーネ役に仙名彩世さん。仙名さんも意外とできる方で
面白いシーンとなっていました。でも仙名さんはあんまり新聞の綴じ方は上手くなかったな。
結構、失敗が多いというか、焦りすぎというか。
店員の扇めぐむくんも今回、コメディ担当でした。前回がマメちゃんが演じていた役で
どうなるか?心配でしたが、間の取り方が良くて笑わせてもらいました。
ティーナは華月由舞ちゃん。ハチャメチャな役で、やりづらそうと思いました。
カティアはあまちゃき(天咲千華)でしたが、あまちゃきはお芝居は結構上手いと思うの
ですが、今回は役に対して若すぎる感がありました。さあやちゃんにやってもらった方が
良かったかも。
ジゴロのパトロン・レジーナに花野じゅりあちゃん。ゴージャスな女性の雰囲気を醸し出して
いて良かったです。あっさりとダニエル(真飛聖)を諦めるのも良い。
ジーナに一時的に囲われたユベールに夕霧らい。背が高くて格好良くて決まっていた。
でも田舎物なんだよね。
お店のマスターの浦輝ひろとくん。今まで、私の中で目立ったことが無かったのですが、
今回のマスター役は印象に残りました。
ベルチェ(夏美よう)とロジェ(月央和沙)のコンビはやっぱり出番が少ないよ~。足がでかい
という設定は不要とは思う。
フォンダリのみわっちはねえ、役は似合っている。ただスタイルが惜しい。今回、足元を
見るのは辛かった。かなり急なヒールだった。身長が低い男役は大抵、そうなんだけど。
フェリシア蘭乃ちゃんは似合っていた。やりやすかったんじゃないかな。
壮スタンは可でもなく不可でもなく。あんまり語ることが無いや。
ダニエルのまとぶんフェリシアがやってきた時、Mr.YOUになっていた・・・。中日の
ときはどうだったかなあ。Mr.YOUのキャラは「Exciter!!」で封印してほしいです。
 
今回はみつるくんの役が上がったので、中日劇場の時よりは楽しめた。あと、親父と
フェシリアに泣かされたし。
 

ラブ・シンフォニー

今回、3回目ですが、初演、再演時、そして今回と、各々の状況がこうなるとはみんな
予想できなかっただろうなあ。再演時はまさか、ゆうひさんが来るなんて、そして
今回は次期トップが他の組から来るなんて!壮さん絡みになったけど、他にも
ロケットボーイを瀬戸かずやがやるとか。冴月瑠那は初演時だったらありえると
思えたけど。併演のお芝居でまとぶんの子供時代をやっていて目立っていたから。
でも今回は瀬戸くんの同期だから、ロケットボーイに選ばれたんだよね。瀬戸くんありきで
同期の恩恵かもしれないけれど、ロケットボーイルナシーは素敵だった。前々から
みりおくんに似ていると書いてきたけど、今回は冴月瑠那の個性が見えてきて、やっぱり
みりおくんとは違うなと感じました。ロケットボーイ以外でもいろいろなシーンで
彼女を堪能できて良かった。ラブゲームでキスシーンを見たり、蝶の男8人のメンバーに
入っていたり。学年が上がったのも感じたし、トップの公演に出ているときはやっぱり
ショーが無いと、るなちゃんを堪能できないんだとも感じたものです。前回の「相棒」は
さっぱりだったから。
みつるくんもまっつがいない分、中日劇場のときより出番が増えていたし、立ち位置も
変更になっていて壮さんの隣で踊っているのが新鮮でした。
シーンごとにちょっと書いていきます。
 
プロローグはみつるくんとめおちゃんで歌いながら登場。何だか不安。
プロローグの最後はまとぶんの客席降り。いつだったか、1輪のバラを渡しているお客さんが
いました。
 
ラブ・ゲームの男役の中でまりんさんを発見して、何かおかしいと笑ってしまう。
ごめん、まりんさん。まりんさんはもう、こういうキザリのシーンは似合わないと感じる。
でも目で追いかけちゃう。箱?の上で踊るメンバーはみつるくん、めおちゃん、らいらい、
瀬戸くんだったと思う。みつるくんの相手は誰だったかなー?忘れた・・・。トップコンビは
ダーツではなくなっていた。運びづらかったのかなあ。
 
花の愛では娘役総出演。壮さんの笑顔が素敵。衣装も似合っている。みつるくんは
こういう衣装を着こなせるのだろうか?と思ったりする。じゅりあちゃん、ゆまちゃんが
目立っていました。この二人が全体的に良い位置で踊っていました。その次にあまちゃき、
姫花ちゃんという感じでした。
 
ラテン・シンフォニーはまずは蘭乃ちゃんと男役8人から。みつるくんとみわっち以外は
長身が並ぶ。みわっち、みつるくん、ルナシー以外はみんな170超えだもん。ルナシー
そんなに低く見えないということはおとめ記載の実寸通りなんだろうなあ。そんなことより
帽子をかぶっているのが惜しいね。
まとぶんが登場して、みんなも登場して総踊り。まとぶんは一旦はけて、客席から登場。
そして他のメンバーの客席降りもありまして、1回目に見たと翌日の席が通路よりだったので、
誰が近くなんだろうとチェックしていたのですが、結局不明でした。でも、みつるくんが
下手の先頭だったので、近くで見れる!と楽しみにしていました。で実際、近くに来たのは
はっちさんでした!ちょっと貫録があってびっくりでした。でも反対側を向いてらっしゃる
ことが多かったので、私はその先のみつるくんを見ていました。はっちさんとみつるくんの
間にはじゅりあちゃんがいました。
ご当地アドリブは福岡と言えば「明太子」「博多山笠」「福岡ソフトバンクフホークス」
ラテンシンフォニーの締めはみわっち。曲調が演歌・歌謡曲っぽいのが残念。前のシーンと
違いすぎる。どうせ、この曲DVDとかでカットされるんだからもっとノリのいい曲に変更
したら良いのに。
 
スペイン交響曲はまとぶん、壮さん、みつるくんから登場。みつるくんがこの二人と並ぶと
貫録の違いを感じます。トップさん、2番手さんに並ばせて貰っていいんですか?と思ってしまう。
おまけに歌が~、何か、足を引っ張っているような気がしてファンとしては凄く申し訳ない
気分になった。ダンスは良いし、基本、嬉しいけど、歌だけが心配の種という感じ。
その後は娘役さんたちが登場して、しばらくして男役さんたちも登場。まっつが歌っていた
曲はめおちゃんが担当。めおちゃんも歌、頑張れ!みわっちも登場。ここは男役さんたちは
帽子で顔が見えづらく判別しづらい。あと、壮さんはもちろんだが、みわっちからめおちゃん
まで衣装が一応違う。みつるくんとめおちゃんは同じ衣装が2着は無かったんだろうな。
 
フィナーレはロケットから。瀬戸くんとるなちゃんが登場。同期ながらも、持ち味が全然
違うので、見ていて面白い。瀬戸くんはあさこさん系でるなちゃんはみりおくん系。月組
見に来たのか?でも、本当ね、瀬戸くんはね、あさこさんがいる!と思っちゃう。その内、
あさこさんのファンがつくんじゃないかなと思う。花組だし。若干、老け気味なのが気になるけど。
ロケットガールはあまちゃき。あまちゃきの歌も初めて聞いたような気がするけど、あんまり
上手くないねと感じたり。ロケットの中に輝良まさとがいたけど、極力見ないようにしていた。
だって~、違和感ありまくりだもん。
次は男役の燕尾!ラブ・シンフォニーを再演していなかったら、まとぶんトップ時の黒燕尾は
無かった貴重なシーンです。最後のショー(レビュー)ではやってくれるよね、藤井先生!
きりやんはラプソディックムーンであったから良かった。ってこれもラブ・シンフォニーと
同じ中村一徳先生作だからね。黒燕尾ははっちさん以外の男役聡出演。やっぱりかっこいいと
書きたいところですが、もう、忘れてしまって思い出せない・・・。そのあと、5人残って
歌い出すのですが、そこに瀬戸くん入っていて、「晴れて?花組路線スターへの仲間入り、
おめでとう!」という感じでした。みつるくんは歌う箇所が変わっていまして、新鮮でした。
淑女とのダンスはみつるくんはたぶん姫花嬢とでした。
フィナーレ最後はトップコンビのデュエットダンス。影ソロが仙名さんでした~。歌で
活躍して嬉しい。
 
パレードはエトワールはさあやちゃん。その後はめおちゃんから一人降り。娘役さんの衣装で
エトワールのさあやちゃんと娘役最年長のじゅりあちゃんの衣装が豪華仕様でした。
あと、花蝶しほさんだと思うんだけど、頭の飾りが豪華ですごく綺麗で印象に残っています。
娘役の醍醐味を見させてもらったと思います。
花組では久しぶりの正統派のショーでして、発表があったときは不満でしたが、見たら楽しかった
です。
 
福岡の地元ジェンヌは瞳ゆゆちゃんでして、行橋ジェンヌと紹介されていました。