えんため語り部屋

舞台を中心としたエンタ-テイメントについて語っています

ライオンキング 四季劇場「春」1月15日(土)13:00~

当日券にて見ました。最初は2階か3階席を購入しようと思っていましたが、
残席で前方のサイド席がありましたので、そちらで見ました。結果、この席で
良かったなあと思いました。
 
ライオンキングのストーリーや舞台演出など、よく知らずに観に行ったので、
最初のオープニングから感激しました。後ろから動物たち(に扮した役者さんたちですが)が
集まって来ます。2階席、3階席にも動物たちがいました。私の席から近い方の通路は
象が通って、よくこんな細い道を大きな象が通れるなあと思ってみました。でもこの象、
ラストの集まりには出てこなくて残念。
動物たちが舞台に集まると、舞台がすごく狭く感じました。全編通して見ても
舞台がもっと大きいといいのにと思いました。それこそ帝劇や宝塚劇場くらいに。
でも、そうなると客席数が増えて、埋めるのに大変になるから、やらないんだろうな。
10年以上、続けるには今くらいの客席数が適切なんでしょう。
 
ストーリはシンバの成長物語で単純明快なので、確かに子供が見ても楽しめると思いました。
また、機会があれば見たいです。
 
登場動物たちについて書いておきます。動物はほぼ擬人化されています。その表現方法が
凄いなあと思いました。アイデアがいっぱい詰まっている。これが長年、上演されるだけの
観客数を集める理由の一つだと実感しました。
役者さんは観劇日の「本日の出演者」より。
 
ラフィキ/鄭雅美
ヒヒのおばちゃん、一見、魔術師っぽい、ストーリテラー。
  
ムファサ/内海雅智
動物王国の王様ライオン、シンバの父、一幕は主役のようにも見えた。
頭に載せているライオンの顔の動きが面白い。歩き方が動物らしく、肩を張って、
蟹股で歩いていた。
 
ザズ/雲田隆弘
王様の執事でサイチョウ。小生意気。シンバをお説教しつつも、見守る。シンバ、ナラと一緒に
ハイエナの縄張りに行く。
 
スカー/深水彰彦
ムファサの弟。次男だったが為に、王国の王になれず、ひねくれている。策略でムファサを
死に至らしめ、王となるが、それでも心が満たされない日々を送る。結果、自滅する。
見ていて、もし、在籍していたら山口祐一郎さんに演じてもらいたいなあと思いました。
結構、気に入ったということかしら?
 
ヤングシンバ/中村浩大、シンバ/飯村和也
ムファサの息子。自分が将来の王様になることを自覚している(楽しみにしている?)。
スカーによって自分のせいで父が死んだと思い込み、王国から逃げる。ティモンに
感化されて、自由気ままに生きてきた。たまたま昔の仲間に会い、今、王国がひどい状態なの!と
言われても、最初は戻る気持ちが持てなかった。でも、ラファキによって、過去の王様達と向き合って、
動物王国の王になる決心をして、王国に戻り、ハイエナたちをやっつけて、新しい王になる。
子役の子は素直な演技で良かったです。前フジテレビの取材でヤングシンバまでの道のりを
特集されていた子かな?
大人になってから王になることを自覚するまでのシンバのキャラは意外と好きだ。
  
ヤングナラ/木村紅葉、ナラ/熊本亜紀
ライオンの娘。シンバの幼馴染。子供の頃は、シンバより強く、悪魔でも友情。
成長して、美しく気丈な女性に成長し、スカーに言い寄られてしまう。今の王国の状況を嘆いていたので、
シンバとの再会を一番に喜んだ人でしょう。最後はシンバの子供を産んでました。
 
ハイエナたち。
動物王国に反発していて、独自の縄張りで生きている。スカーとは相互に利用しているが、
最後はスカーが裏切るので、スカーを殺します。
シェンジ/孫田智恵
ハイエナ3人衆の一匹。メスだが、リーダー各。悪役3人組ってことで、キャラは違うけど、
ドロンボー一味に例えると、ドロンジョ様。
バンザイ/韓盛治
ハイエナ3人衆の一匹。ドロンボー一味に例えると、ボヤッキー
エド/岡本繁治
ハイエナ3人衆の一匹。ドロンボー一味に例えると、トンズラー。でも私はウドちゃんを思い出した。
  
ティモン/黒川輝
自由気ままに生きるミーアキャット。シンバを仲間に加える。口調がべらんぼう。江戸弁というのかな?
この役は役者さんがミーアキャットの人形を後ろから操作していて、どっちを見たらいいんだとちょっと
戸惑います。パンフレットによると、この手法は日本の伝統芸である文楽から来ているそうです。
  
プンバァ/川辺将大 
ティモンの相棒のイボイノシシ。オネエ口調だった気がするけど、ノーマル。オナラが強烈に臭いらしい。
 
サラビ/渡邉万希子  
ムファサの妃でシンバの母。あんまり目立たないけど、良きライオン。
 
今まで書いた以外で印象に残った動物はキリン、チータです。