えんため語り部屋

舞台を中心としたエンタ-テイメントについて語っています

STUDIO54 青年館 1月16日(日)11:00~

東日本では金曜日の巨大地震津波の被害で大変な状況になっていますが、こちら九州では
昨日は予定通り、愛と青春の宝塚」が上演され、見てきました。
 
さて、昨年のこの時期の花組公演は無理してDCで見ましたが、やはり年末年始はいろいろ行きづらく、
今回は、久々に青年館で見ました。でも雰囲気的にはDCの方が好きですが。
2階席の前方サブセンターで見ました。
 
今回の作品はストーリーよりキャラを楽しむタイプの作品でした。DC公演ってそういうのが
多いかも。「相棒」もそうだし、宙組の「シャングリラ」もそうだった。
 
ということで思ったことを書いていきます。
 
ホーリー・アシュレイ(霧矢大夢)ジゼル・モーガン(蒼乃夕妃)が幼馴染ということは年齢は
そんなに違わない、ということはジゼルと付き合っているZ-BOY(明日海りお)ホーリーとは
そんなに年齢が違わないということか。ちょっと無理がある。というか、ホーリーとジゼルは
幼馴染っぽくなかった。やっぱり、無理があったかも。
 
ちなみにホーリーの幼馴染は他にも出てくる。今は警察官になっているダグラス・マーチン(珠城りょう)
とその妹ジェイミー(花陽みら)。研3にして研17のトップと幼馴染ってどうなの?と思っていたけど、
お笑い担当で、面白かったので、幼馴染とかいう設定はどうでもよくなった感じ。ジェイミーはホーリー
ほれているのですが、仕方なしの勢いではありますが、ホーリーにキスされてました。みくちゃん、
トップさんとのキスシーン!すごいじゃん!花陽みらくんを応援している者として感激。
 
Z-BOYって売れっ子になっても自分の原点である「STUDIO54」を思っているなんていい奴じゃないか
と思った。まあ、それだけの価値が「STUDIO54」にはあるということなんだろうけど。自分のものに
なるかもしれないと知って嬉しそうだったな。支配人・ティーブ(越乃リュウ)とその話を
わざわざベッドでしなくてもと思ったけど。スティーブは最後Z-BOYにキスしちゃうし、まあ、
ティーブの完全な片思いだったが。このシーンに関しては特に何も萌えなかったさ。私は腐女子では
無いのだ。そう次の花組公演でもそうだった。
でもZ-BOYもジゼルに片思いだったのだ。付き合ってはいても、ジゼルには常に他の誰かに思いを
寄せていることに気づいていたから。そう、自分に惚れていなかったからこそジゼルとはずっと
付き合っていけたんだろうね。いつか自分に振り向かせたいというのがあったんだろうな。
そう思うと、切ない奴じゃないか。でも、本当に自分に惚れた女には冷たい奴だったと言うことを
忘れていけない。
 
そう、Z-BOYに捨てられた女はリア・マイヤー(彩星りおん)。黒人の女性で、「STUDIO54」のダンサー。
久々にZ-BOYが「STUDIO54」に戻った時も酷い対応を受ける。それでもZ-BOYのことを忘れられないらしい。
そんなリアに惚れて見守っているのが、「STUDIO54」でホストとして働いているニール・クラフト(紫門ゆりや)
ニールくんはZ-BOYに憧れていて、ホーリーとも割りと仲良しで、ちょっと他のホストたちからいじめられて
いる。Z-BOYにそそのかされてホーリーを銃で撃とうとしてしまう。
リアには兄ラングレー・マイヤー(星条海斗)がいて、ラングレーはジゼルのマネージャーでもある。
妹リアに対するZ-BOYの仕打ちを見て、マネージャーでありながら、Z-BOYの恋人であるジゼルに
危害を加えようとする。それに事前に気づいていたリアの方が先にジゼルに銃を放つことになってしまった。
結果、ホーリーがジゼルを庇い、ホーリーが銃を受けてしまった。
 
ここで思いっきりストーリーのネタバレになってしまいましたね。他に上記で出てこなかった方たちを
書いておきます。
 
ホーリーにライバル意識を持つ嫌味な新聞記者フランク・ドノバン。誰がやっているんだか最初は
気づかなかったのですが、光月るうくんでした~。トップさんと張り合う役をやるような学年に
なったのね。
 
ホーリーには相棒のカメラマンがいまして、それがバド・ブーン(青樹泉)です。ヒッピーみたいな
格好でした。いいコンビでした。何気にきりやんとの絡みがいい味を出しているもりえくんです。
今、始まった大劇場公演ではきりやん側ではなく、まさおくん側何ですよね。それはそれでどんな
感じか楽しみ。
 
ホーリーが記事を書いているタブロイド誌「HOT WEEK」の編集長・ルーシー・アネット(憧花ゆりの)
キャラと見た目のマッチングさが良かったです。憧花さんの今回の役は良かったと思います。
あまり出過ぎず、かわいい系の役ではなく、こういう役をやっていってほしいです。
えらそうにごめんなさい。
 
あと「STUDI54」に通うおばあちゃん・アンナ・マリー(夏月都) アドリブのシーンとかあって、
面白かった。夏月さんも今回の役どころは良かった。この方もかわいい系の役は卒業していただいて、
毎回、おばあちゃん役はしなくていいので、お姉さん系の役をしていってほしい。上手いとは思ったので。
 
HOTWEEKの編集部員トリオ ハリー(響れおな)、ラリー(貴澄隼人)、ビリー(輝城みつる)
この役は数年前の「シルバー・ローズ・クロニカル」のオタク3人組と一緒じゃん。と懐かしく感じまして、
でも面白かったです。こういう役は割と好きです。編集者としては頼りにならず、編集長にいろいろ
怒られていました。
 
ホーリーの父親・ボリス・アシュレイ(研ルイス) 。危険な取材が続く為、ホーリーを孤児院に預けた。
でも仕送りはずっとしていた。病に掛かり、記者を引退する。ホーリーには最後まで父親であることを
名乗らなかったが、最後の手紙でホーリーは気づいたと思いたい。研さん、きりやんより下級生なのに
お父さん役がやれる貴重な人材なので退団は残念。
 
ホーリーは小説家になる夢を諦めて、今は記者をやっている。その記者も社会関係ではなく、
芸能界のゴシップ記事やデタラメ記事?(火星人とか)を書いている。そんな記事でも楽しみに
してくれている読者がいると知って少しは救われたかなあ。
ホーリーとジゼル、またしばらくして次に再会する時は一緒に幸せになるといいなと思うラストシーンでした。
 
ショーはわたしが見た回は、昭和だった気がする・・・。あ、覚えてないです・・・。