えんため語り部屋

舞台を中心としたエンタ-テイメントについて語っています

雪組全ツ「黒い瞳」「ロック・オン!」

5月5日(木)15:00~ 福岡市民会館
 
見終わった後、物足りない、雪組のパワーってこんなもの?と
感じてしまいました。何か、中途半端に感じました。
ロミオとジュリエット」ではそんな風に感じなかったので、
お稽古期間が短いのと休みが少ないことが影響しているのかな?
メンバー的に真ん中付近にいるメンバーが小柄だなとも感じました。
 

黒い瞳

プガチョフはまっつ(未涼亜希)がもっと大きい男だったらなあと思いました。
私は、この役はまっつに合っていなかったと感じました。まっつは上手いの
だけど、やっぱり合う、合わないというのがあるなと思いました。合わないと
思われる役でもものにするのが役者だと言う人もいますが。
説明してくれるトリオ(凛城きら、彩風咲奈、煌羽レオ)がいたのですが、
早口で、聞き取りづらかったです。下級生の役としては、おいしいと思うのですが、
そんな風に見えなかった。
コマ(沙央くらま)が嫌味な男の役で、それなりに印象に残る役をしていて
良かった。
ロシアの女帝・エカテリーⅡ世(晴華みどり)は最後のほうで、おいしい
印象に残る役でした。演じた晴華さんも貫録があって良かったです。
トップ娘役以外にもおいしい役があるオリジナル作品が最近では少ないよね。
ひろみ(彩那音)さんが老け役をしていた。注意しないと気づかないビジュアルだった。
トップコンビはお似合いだと思う。キム(音月桂)さんは役には
あっていたが、襟の高い衣装はイマイチかなあ。やっぱりスタイルが
良い方ではないかな。
あ、やっと柴田先生の作品でトップコンビが幸せになる作品に出会えた!
 

「ロック・オン!」

このショーは去年の水さんの退団公演の作品でしたが、私は見たことが
ありません。でもこの作品を作っている三木先生の作品は月組で、
何回も見たことがあります。なので、月組で見たものが結構、
散らばっていて、ちょっと何だかなあと不満。
 
2番手のポジションにいるのはまっつなのですが、まっつが一場面、持つシーンは無く、
変わりに彩風さんが一場面、持っていました。劇団も露骨である。
で、そのシーンを観て、彩風さん、背が高くて目立つなとは感じました。
でも、まだショーのセンターに立つにはもの足りなかったです。
バックではひろみさんやコマも踊っていたので、私はコマを中心に観ていました。
意外と、このシーンは場面が変わって長かったのですが、大劇場ではキムさんの
場面だったのかな?
 
次のシーンが!ついこないだ月組バウ公演で園加ちゃんがやっていたシーンでは
ないですか。アレンジしてあったけど。そうね、怪しい雰囲気は月組のほうが
あったかなあ。
 
次のシーンがウロ覚えなのですが、ギャングっぽいのと、月組の「ファンシーダンス」
で使われた衣装のシーンだったはず。コマがどちらの場面でも歌っていた!今回は
コマちゃんの歌っている場面が多くて、応援している者としては本当に嬉しい。
 
で、またも次が「ヒート・オン・ビート」を観に来たのでしょうか?と思うくらい、
同じ衣装と曲が使われていました。せめて、どちらかは変えてくれ!
まさおくん、みりおくんのクンバンチェロが彩風さんと煌羽さんに
あひさん、もりえちゃんのベサメムーチョがコマと香綾しずるさんになっていました。
 
ロケットの人数が少なかった・・・。次のシーンに娘役がいっぱい出るからさ。
 
そして黒燕尾!せっかくの黒燕尾なのに揃っていなかった。よくこれで、振り付けの
先生はOKを出したなと思うくらい。終演後、揃っていないのは下級生が多いからかなと
プログラムを確認した。研8以上と研7以下は8人と10人だったので、そこまで多い
分けではなかった。上級生のダンサーがいないから?
とにかく、階段での背中の傾き具合が揃っておらず、残念なシーンでした。
 
フィナーレ、まっつが2番手羽を背負っていた。花組の全国ツアーでは4番手だったのに、
感慨深いです。
ひろみちゃんは舞台上ではコマちゃんより扱いが悪かったけど、3番手ポジション
でした。これも本人的にはどう感じているでしょうか。
大劇場公演の星組の涼さんも似たような感じですよね。
 
とにかく、コマが思ったより活躍していて嬉しかったです。頑張れ!歌がもっと
上手くなると劇団に重宝されるだろうから。