花組全国ツアー 「長い春の果てに」「カノン」 福岡市民会館 5月4日14:00～

すっかり秋ですが、春の全国ツアーの感想とかを書きます。
宝塚観劇は続けているのですが、直ぐに感想を書かかないので、
こんな時季外れになっています。

 

「長い春の果てに」

昔、ゆうひさん、きりやん、たにさんが月組に揃っていた頃の作品で、
しかもゆうひさんは女役だった作品。きりやんも医者役なのに、よく見る写真では
つなぎ姿を着ていたので、いろいろ気になっていた作品でした。
きりやんの役はまあくん(朝夏まなと)で、たにさんの役はだいもん(望海風斗)。
ゆうひさんと汐風幸さんの女役は、今回は、娘役のきらりちゃんと一花ちゃんでした。
途中、一花ちゃんがソロで銀橋で歌うシーンがあったので(市民会館に、銀橋は無いけど、
それを想定した動きだった)、あー、やっぱり汐風さんの役だったんだなーと分かる。

 

蘭寿とむさんは医者で、蘭乃ちゃんは病気の中学生役。舞台は現代に近い。
壮さんはライバル医者で、金の為なら何でもするという人。壮さんが突然、病気に
なったり、ライバル心をメラメラ燃やしていたくせに、病気になった途端、らんとむに
友情を感じたりして、唐突な印象でした。もっととむ・壮の絡みを入れておいて
ほしかった。

まあくんのアルノーは何か、演技がきりやんっぽいんと思った。全然、違う二人
なのに演出のせいかな？　そういうわけで、まあくんアルノーが出てくるたび
きりやんを思い浮かべました。で、このアルノーはステファン(蘭寿とむ)の
元恋人であるナタリー(桜一花)が好きで、まだ、ステファンに気持が残っている
ナタリーに告白する。ナタリーも自分の気持ちにけりをつけて、最後、二人は
目出度く、結婚していました。

 

エヴァ(蘭乃はな)はステファンの事が好きだけど、病気のせいか、まだ子供だからか、
諦めて、ステファンとフローレンス(華耀きらり)をくっつけようとする。
フローレンスはステファンからの誘いだと信じて、やって来たのに、それがエヴァの
仕業とわかって傷つきます。その帰りをフォローするのが、以前からフローレンスに
気があったブリス(望海風斗)。ブリスはステファンの遊び友達。このシーンを
ゆうひさんとたにさんで想像すると、どんな感じだったのか？すごく見たい。
スカイステージで放送されていたのを録画したけど、未だに見ていない…。

 

ステファンには手術で女優を死なせてからトラウマになり、生きている患者を
診れなくなったり、クロードは貧しい家庭から医者になって、名声を金を手に入れようと
するし、いろいろな設定がありました。
そんなこんなで、手術をすると、記憶を無くす可能性があるという手術を
ステファンはエヴァにすることになる。無事、手術は成功するが、エヴァが目を
覚ます前にステファンはエヴァの前から去って行った。
数年後、ピアニストになったエヴァの前にステファンが現れ、エヴァはステファンを
思い出す。ちょっと曖昧なのですが、エヴァはステファンを忘れていた振り？だったかも。
ともあれ、二人は幸せになったということです。

 

「カノン」

 

バウ組の抜けた穴を全ツ組がしっかりと補っていた。
星組から異動してきた芹香斗亜さんががりくんよりも扱いが良かったです。みつるくんと
めおちゃんみたいに同等・成績順という感じでは無く、明らかに芹香さんのほうが
扱いが良かったです。がりんくん、レビュー本にも載せてもらえなかったし、やっぱり
今年のタカラヅカスペシャルにも出演させてもらえなかったもんな。

 

第二景「Nocturne－ヴォヤージュ-」ではみりおんの代わりに仙名彩世さんでした。
第三景「Agitato－タンゲーラ－」みわっち、みつるくんのところによっち、るなちゃんが
入っていました。よっちとるなちゃんはダンサー枠ですから。

 

中詰めのロケットの歌手はさあやちゃんからがりんくんになっていましたが、がりんくん
もっと自分をアピールするんだ！
ストリートボーイはるなちゃん、真輝いづみさん。みつるくんのところはよっちで、
歌はめぐむくんから芹香さんに、みわっちのところは変わってて、まあくんが蘭乃ちゃんと
一花ちゃんを引き連れていました。
壮さんの歌で姫花ちゃんが踊っていたところにきらりちゃん。
中詰め最後、男役三人のシーンにみわっちの代わりにだいもんが入っていて、とむ・壮・
だいもんの並びは貴重でした。

 

フィナーレですが、鳳さん中心の若手三人のところに鳳さんの代わりに芹香さん。その後の
みわっちVSみつるくんが娘役さんを従えて踊るシーンはだいもんが一人で娘役さんを
従えて踊っていました。蛇足ですが、このシーンでみつるくが着ていた衣装がミュージアムに
飾られていました。元々は月組トップのマミさんか？リカさんのどちらかが着ていた衣装らしい。

波紋を呼んでいた?ダブルデュエットダンス。みりおんのところはじゅりあちゃんでした。
このシーンの衣装もミュージアムに飾ってあったので、じっくり見てきましたよ。

 

感想というよりは誰が誰々になっていたという報告ですね。書いてて懐かしくなったな。
でも、最近の三木先生とは合わないなあ。「ファンシーダンス」は好きだったのに。