えんため語り部屋

舞台を中心としたエンタ-テイメントについて語っています

専科公演「おかしな二人」 日本青年館

2012年公演の最後の感想です!!やっとだ。

12月8日(土)15:00~、12月9日(日)11:00~、
12月10日(月)12:00~

千秋楽まで3回も見ちゃいました。
みつるくんが轟さんの相棒役ですし、
映像には残らないですし。

前回の「Victorian Jazz」で桜咲さんがヒロイン
扱いされていないのと同様にみつるくんも
W主演扱いされていませんが(元トップスターの理事とW主演扱いできる後輩はやはり各組の
トップだけだよね)、プログラムの位置では
ヒロインの位置に来ていましたね。男役で
この位置に載るのは貴重かも。

プログラムの石田先生のコメントに、
フィリックスをみつるくんが演じる事に
なった経緯が書いてあったので、嬉しい。

前回は、専科の二人が特に未裟のえるさんが
他の演者たちと同年代の仲間には
見えなかったけど(それでもそれを
埋めるものはあった)、今回はフィリックスが
若くなりおっさん演技ができる人が二人
いたので、4人は同年代の仲間に見えたかな。

柚香くんは「ヴィクトリアン ジャズ」ほど
粗が見えず、良かったです。
がりんくんも恐妻家のイメージがぴったり
はまっていて良かったです。ただがりんくんは
男役としての魅力がまだ少ない。柚香くん
みたいなスター性もそれほどあるわけでは
ないし。もっと骨太をめざせー!!

ポッポ姉妹。もっとポッポーと言っているかと
思ったら、それほどでも無かった。初演の
ポッポーが強烈すぎたか。
さあやくんと仙名さん、同じ役を演じている
事もあり、タイプが似ているのかな。どちらも
芸達者。さあやちゃん今の公演で退団なのは
すごく残念です。

みつるくんフィリックス、心配だったけど、
面白かった。楽しかった。もしも、劇団を
退団しても、役者は続けてほしいなと思う。
それほど、華形ひかるという人は役者として
成り立つ人だと感じるのです。
そう言えば、みつるくんの同期でスター
だった人たちで芸能活動をしている人、
いないな・・・。ブログはめおちゃんが
やっているけど。

フィナーレで、かっこいいみつるくんを
見られるかと思ったら、見られなかった。
他のメンバーはかっこいいダンスが
見られたのに。みつるくんは、さだまさし
さんの「関白失脚」を歌っていました。
この曲、知らなかったけど、後日、カラオケ
屋さんで、見つけました。
で、ゴミ袋を持って、みつるくんは
歌っていましたが、日本のサラリーマンにしか
見えなくなってしまった。お芝居の舞台は
ニューヨークなのに。石田先生、「フィフ
ティ・フィフティ」のときもそうだった。
舞台はアメリカなのに、抱えている問題は
非常に日本的な事だった。

前回の星組公演と同様に楽しめて、
良かったです。
できるものなら、みつるくんで、
「笑いの大学」をやってみてほしい。
普通のヅカファンは見たくないかも
しれないけど、私は見たい。
宝塚の男役がどこまで、演じられるのか。