えんため語り部屋

舞台を中心としたエンタ-テイメントについて語っています

映画「ふがいない僕は空を見た」

2013年の観劇感想の前に2012年にみた映画の
感想も書いておきます。
年末2本見たけど、この2本を見ていなかったら
2012年の映画鑑賞はゼロだった。ちなみに
2011年は「グリーンホーネット」の1本のみ
だったはず。2013年は早くも2本見ている。
窪田くん絡みでもっと増える予定。

で、12月「おかしな二人」の為に、上京した
ものの、舞台のチケットはこの作品のみで
結局、他の見たいと思った舞台のチケットは
取れなかったので、時間が空くので、せっかく
だから、地元では公開されていないけど、
今、自分の中でブームの窪田正孝くん出演の
映画なので、見ようと決めた!

窪田くんがスクリーンに出てきた瞬間、とき
めいてしまった。正に今、私の中で旬な人だと
実感。役どころはW主演の一人、永山絢斗くん
の親友役で、家庭環境が劣悪な高校生。両親離
婚で母親は家を出て、痴呆症の祖母と二人暮らし。
映画の最初の方では、親友の母親が作ってくれ
た弁当をお礼を言いつつ、食べずに、ゴミ箱に
捨てていたのに、中盤以降で、祖母が水道の
水を出しっぱなしにしていて、部屋が水浸しになっていたときは、
ドアに掛けてあった弁当を勢いよく食べていたのが
印象的だった。
あと、親友が主婦とコスプレして情事していたのが、
ばれたときは、その写真を大量にバラ巻いたり
していた。でも最後は、今の生活から抜け出す
為に、奨学金で大学に入るという希望を持って
勉強に励むで終わって良かった。

永山くんも窪田くんも24歳で高校生役って
どうなの?と思ったけど、窪田くんが高校生の
とき、この役を演じられたかどうかは、
TBSの昼ドラに出ていた頃の写真を見る限り
では、あどけなく、無理そうとも感じるので、
今で、良かったのかも。窪田くんって童顔だと
思っていたけど、実際の高校生の方がもっと幼い
顔立ちしているんだよね。
っていうか、大人っぽい10代、20代の若手俳優
が少ないのかな。とにかく、この福田と言う役はおいしい役でしたね。

逆に主役なのに、損な役だったのは、永山くんが
演じた斉藤。母子家庭で、母が助産院をやっているけど、
ごく普通の高校生。彼が何故、主婦とのコスプレしながらの
情事にハマったのかはよく分からなかったけど、
好きな女の子に告白されても、主婦を取ったのは、
よっぽどハマっていたのがわかった。それがバレて
学校も休むけど、主婦がいなくなった部屋を見て、
ふっきれたようでした。
親友の福田の設定が悲惨過ぎて、福田が抱えているものより、
斉藤が抱えているものの方が軽くみえてしまったのは
ちょっとかわいそう。
実際、この映画で個人賞を取ったのは主婦役の
田畑さんと窪田くんのようで。でも永山くんも体、張っていたよ。

で、田畑智子さんがアニメオタクで、コスプレ
マニアの専業主婦。学生時代はいじめられていた。
この人は、子供ができなくて、それを姑に
嫌み言われている。姑の孫に対する執着心が
ハンパなくて、いろんな不妊治療や体外受精
チャレンジするけど、とうとう最後は、
代理母を探しにアメリカに行くことになった。
高校生との情事もバレ、離婚してくださいと
言うけれど、夫は離婚したくないと拒否。
その割に、姑からは守ってくれなくて、
何の為の夫だと思う。こんな結婚生活はイヤだな。
最後のシーン、結局、彼女はアメリカに
行ったのかな?

他に福田のバイト先の先輩で福田に大学進学を
進言する青年(三浦貴大)は、児童わいせつ罪で
捕まっちゃうし、何か裏のある奴だとは
思っていたけど。
三浦くんは他の人目当てで見た作品でその
お目当ての人より良い役ですっかり名前は
認識してしまった。

あと、斉藤のお母さんがいい大人だった。
元旦那と会っているシーンもあったな。

140分あったけど、好みの映画(人生に悩む系は
胸に突き刺さるので、できれば見たくない)と
いうわけでも無かったけど退屈せずに見れた。