えんため語り部屋

舞台を中心としたエンタ-テイメントについて語っています

映画「鈴木先生」

窪田正孝くんが出るっていうので、見ました。
映画は、ドラマの続きだから、ドラマを見た
方がいいという情報が入ってきたので、
年末年始にDVDを借りた。そしたら、映画公開
直前ということで、BSジャパンで一挙放送に
なっていた。借りる必要無かったな。それで
前半はDVDを見て、後半は明けてから、BSで
見ました。BSでは、CMがほぼ鈴木先生の映画
の宣伝だった。時々、横道世之介だった。

それで、ドラマの感想になるけど、今までの
生徒の問題解決学校ドラマとは違っていた。
何より、鈴木先生の教育方針が違うのだ。
生徒への教え?が絶妙というか。だから
それに反発を覚える親や足子先生みたいな
人もいる。

このドラマで、でんでんさんを覚えた。妙に
印象に残っていて、今の朝ドラ「あまちゃん
に出ているし、TBSのドラマにも出るみたい。
今までも見たことがあったかもしれないけれ
ど、この作品で覚えた。

それで、映画での窪田くんの役は鈴木先生
元教え子で、先生に相談しに学校にやって
来た。でも、その先生は元担任の鈴木先生では
無く、生活指導でお世話になった別の先生
だった。相談が終わって帰る間際、彼は鈴木
先生にきつい言葉を残して去っていく。
鈴木先生を訪ねてくる元教え子はいるのか」
「俺ら不良よりも自分になついている生徒に
よくしてたよな」と言う感じのことを。
鈴木先生は、心の中で「俺はお前に構わなかっ
たのはお前が俺の助けが無くてもやっていける
と見込んだからなんだ。でも卒業したお前に
それを理解してもらえる機会はもう
無いだろう」とつぶやく。そして、「確かに
俺を訪ねてくる卒業生はいない」と落ち込む。
でも、ラストで2組の生徒に「鈴木先生
慕っていた子たちは今の場所で頑張っている
から訪ねてくる暇が無いんだよ」という
ような事を言われて、救われる。
窪田くんの役はピンポイントで出てくる
印象に残る役でした。

純と愛」に出演していた風間君も元卒業生
として事件を起こす役でした。先生の言う通り
に動いていた純粋な俺たちは壁にぶつかって、
真面目だった奴らの方が上手くいっている。
それを中学時代のせいにするのもどうかと
思うが、高校に行ってから上手くいかなく
なったのなら、そう思わざるを得ないのかな。
私も割と先生の言う通りにしてきた方だが、
いや、先生に咎められるような事をしなかった
(と言う方が適切か)方だけど、何とか仕事は
やっている。でも、仕事に対してもただ
やっているだけ。それでも仕事をしていない
よりはいいじゃんと自分を甘やかしている。
それでは駄目だとは分かっているんだけどさ。
というようなことを思ったのでした。

余談。どの映画館で上映されるか調べたら、
公開日が2ヶ月先で、がっかりしたのを
覚えている。実際、見に行ったのは日曜日の
レイトショーで人が少なかった。地元で
ドラマは放送されていなかったからな。
窪田くんの次の映画、東京ではもう公開に
なってる「めめめのくらげ」も、1ヶ月ほど
先だ。それでも地元で公開されるだけ、
ありがたい。最初は予定に入って無かったし。