えんため語り部屋

舞台を中心としたエンタ-テイメントについて語っています

星組大劇場公演「眠らない男・ナポレオン ―愛と栄光の涯(はて)に―」

2/1(土) 15:00~ ANA貸切公演
 
チケットが取れなかった矢先、ANA貸切公演がANAスカイホリデーで
販売されていたので、それで見に行くことにした。
購入前は知らなかったけど、チケットを受け取るとき、特典で
トップスター(柚希礼音)のサイン色紙がもらえることを知った。
 
当日、会場でチケットをもらうのだが、あの宝塚のチケット袋に入った状態で、
選んだのだが、なかなか良い席で見ることができた。センターブロックの10代後半の
列だった。
ちなみに、近くでは来賓者受付もあっていたが、そちらの方が多かったようだ。
 
公演前にANAの重役さんの挨拶がありました。キャトルレーブ入口前にはクロークが設置
されていたり、会場のロビーではANAの人がずらりと並んでいてた。
貸切公演にあんまり入ったことないけど、ANAの人たちが総出でおもてなししていたと思う。
 
さて、本編。
最初はスピーディーに話が進んでいき、歌ばっかりで、落ち着かないと感じた。
段々、物語に引き込まれていった。結果、私は良かった。好きだ。次の日も、
見ようと思ったから。
 
ナポレオンは柚希さんにばっちり宛書きされて役で、今まで見た中で、
一番、似合っていて、恰好良く、素敵だった。
夢咲さん演じるジョセフィーヌは最初、強引に結婚に至らされて、
本当にナポレオンを愛しているのか、不明な状態で、イタリア遠征先から
毎日、ナポレオンから手紙が来て、うんざりして、揚句の果てにはナポレオンより
更に若い男と浮気する。そんな人だったが、いつしか、ナポレオンを
愛している事を自覚し、子供が産めない年齢になっていることもあって、
彼との離婚を受け入れ、最後は、彼の流刑地を考慮してほしいと嘆願する。
最後、いい人になって良い印象で終わる人。
ねねちゃんは、難しいソロがあったけど、貫禄のあるジョセフィーヌ
きちんと演じていた。
 
紅さん演じるマルモンはナポレオンの士官学校時代からの後輩で
慕ってきた。話し方は弟っぽい。出世は、身内になったミュラ(真風涼帆)より
遅れてしまった。マルモンはずっとナポレオンについてきていたが、
ナポレオンが遠くに行きすぎて、追いつけなくなったのかな。最後、パリを
開放してしまう。
 
上手く世渡りしたタラーレンを演じるみっちゃん。今回のビュジュアル、
結構好きだ。あのちりちりパーマロングヘアーが良い。
時流に乗るのが上手いというか、最後もナポレオンの隙を見逃さず、ウリャーと
彼の止めを刺した。こういう役はみっちゃんだからことだと感じました。
小池先生がみっちゃんを稽古の参加が途中からになってでも配役したのは
納得です。
タラーレンと並んでトリオ風だった、みきちぐさんや美城れんさんも良かったです。
 
成長したナポレオン二世は天寿光希くん。年老いたマルモン(英真なおき)と
共に、ナポレオンの人生を振り返る人。なので、それなりに目立つ。だから、
他の組だったら、新公主演した生徒がやりそうな役だった。星組だと他に、
礼真琴さんができそうと思ったけど、彼女にも他に主な役になっていたので・・・。
他の新公主演者だと麻央侑希さんや十碧れいやさんがいるけど、二人とも
演じていた役でそれなりに印象に残っているので、二人よりは天寿くんが
適任だったと思う。小池先生も彼女の実力を信頼してのこの役どころだったと思う。
良かったです。
ちなみにナポレオン二世自身は若くして亡くなるそうだ…。
 
それで、礼真琴さんが演じるのが、ジョセフィーヌの息子:ウジェーヌ。
何か、いきなり若い兵士?が出てきて、ソロを歌いだしたと思ったら、
ジョセフィーヌの息子で、それを演じるのが礼真琴さんだった。
歌が上手くて、新公学年ながらもすごく良かった。
 
他にもいっぱい役があった。十輝さんのナポレオンのお兄さん、如月さんの弟や
美穂さんのお母さん。バラスの一樹さんとか・・・。
 
主題歌も好きだ。「嵐のように♪生きた~お~とこ~♪・・・」
今もメロディーが残っています。
柚希ナポレオンがはまりすぎて、他のナポレオンが想像できませんが、
また、いつか再演してほしい。