えんため語り部屋

舞台を中心としたエンタ-テイメントについて語っています

花組大劇場公演 2/15,5/11

続いては今年の花組の大劇場公演。あ、今やっている「エリザベート」では
無く、とむさんの退団公演です。
 
2/15(土)15:00~宝塚大劇場
3/2(日)11:00~、15:00~宝塚大劇場
5/11(日)13:30~ライブ中継
 
元々、千秋楽を見る予定は無かったのですが、
より多くの退団者のファンが見られるようにと思いまして。
ですが、みつるくんの専科への異動が発表になり、
みつるくんの挨拶があるだろうと思い、急遽、行くことにしました。 
 
ラスト・タイクーン-ハリウッドの帝王、不滅の愛-」

生田先生の大劇場公演デビュー作品。原作があるので、それほど変な作品に
なっていなくて良かった。生田先生の作品を見るのは2作目。間の3作品?の
バウ公演は見れていなかったが、デビュー作が割と濃ゆく、面白い作家だなと
期待の若手演出家だ。
セットが結構、いっぱいあった感じがする。車が出てきたときは、らんとむ
乗り物専科!と思いました。いや、これとサン・テグジュペリの2作品だけですが。
クライマックスでのらんとむに反発していたスタッフたちの心変わりが
身勝手だと思った。簡単に煽られて。そのスタッフたちのダンスシーンで
柚香光くんがセンターに立っていてすごく上げられていた。プログラムでも
主な配役の中に名前が載っていたし。

らんとむさんはかっこよかったですね。
ヒロインのキャサリン(蘭乃はな)は、せっかく、幸せになりそうなところで
恋人のモンロー(蘭寿とむ)が飛行機事故で無くなってしまって
可愛そうだった。先に亡くなったモンローの元妻・ミナ・デービスが
あの世で嫉妬して、モンローを殺しちゃったのでは?とか思ってしまった。
あの世で、モンローが語っていた時にミナが出てきて、私があなたを
殺したのよとか言って出てきたら、それはそれで有りだと思って
見ていました。

みりおくんはおじさまの役で、浮気もしちゃってるんですが、
似合わなかったよ~。まあ、いいや。
だいもんは、映画のスタッフで、共産党とつながり、労働組合を作ろうとしたり、
キャサリンの恋人で、でも暴力を振るうという役。最後はスタッフを首になって
いた。そして、モンローが亡くなったことをラジオでキャサリンと一緒に聞いて
どっかへ行ってしまった。
みつるくんは、イギリスからモンローに脚本家として呼ばれた作家。最初は
映画に興味が無いのだが、モンローに映画の面白さを享受してもらい、やる気を
出す人。
キキちゃんは若手?脚本家で、スタッフたちが反発していたモンローと
また一緒に仕事をすることにしたが、この人は、最後までモンローの所には
戻らず、筋の通った人だった。
 
最後、あの世でモンローが「センキュー」と歌いだして、ああ、サヨナラ公演だなと
意識しました。
 
「TAKARAZUKA∞夢眩」
 
齋藤先生のサヨナラショーはきりやんに続き、2作品目。こちらはきりやんの
時に比べて、大分、自分の趣味を抑えていたかもしれないが、やっぱり出ていた。
 
オープニング、みりおくんの蜘蛛と蜘蛛女たちから始まり、
旅人?蘭とむが皆を目覚めさして、ショーが始まる。衣装が良かったです。
 
次のシーンは、「VACATION」コメディタッチ。だいもん、みつるくん、
キキちゃんの3人が旅に来て、男役の娘(たそ、まりんさん、びっく)につき
まとわれつつ、釣りをしていたら、美しい人魚姫(蘭乃ちゃん、べーちゃん、
りりかちゃん)が釣れるというようなシーン。男役の娘さんたちも強烈でした。
人魚姫のセットが可愛かった。
千秋楽は、何と!とむさんが魚に交じって赤い衣装で踊ってらして、何で
僕をつってくれないのとプンスカされてはけていかれました。次のシーンも
あるのにサービス精神に感服。
 
そう、そして次のシーンはかっこいいダンスシーン。多分、ダンスが上手い
メンバーが選ばれています。この公演で退団のよっちにやっぱり目が行きました。
あと、組長のさおたさんも顔役?で中心で踊ってらしてダンサーですから、
ちょっと嬉しかった。マイティーがソロで歌っていた。決して歌ウマという
わけではないのに。
 
中詰め、花組同期コンビ最後の銀橋渡り、みつるくんと一花ちゃん、目に
焼き付けました。
 
蘭乃ちゃんとだいもんでアニソンを歌っていました。斎藤先生の趣味のコーナー。
衣装は、蘭乃ちゃんはまりもちゃんがやっぱりアニソンを歌っていたシーンの
衣装でした。
 
中詰めの後、みりおくんの中心シーン。仙名さんが人形役。歌のイメージが
強いけど、人形っぽく踊っていました。歌っていたのは和海しょうくん。
そして、みりおくんと絡みが多い、柚香光ちゃんがやっぱりみりおくんと
踊っておりました。
 
この後は、蘭とむ初舞台の時の、ラインダンスの曲らしい。ってきりやんの
時もやっていなかったっけ?
 
「サヨナラショー」
オーシャンズ11でみつるくん、みっちゃんポジションで踊っていて
ちょっと嬉しかった。その後が、「くらわんか」でした。結構、この公演に
出ていたメンバーが残っているんだなと。
全国ツアーの「アシナヨ」の曲でとむさんと蘭乃ちゃんが
踊っていたけど、歌っていたのはだいもんでちょっと悲しかった。
そりゃあ、だいもんが歌った方が上手いですけど、全国ツアーでその場面で
歌って、出ていたのはみつるくんなのに・・・。
 
みつるくんの組替えの挨拶を聞いて、「花組」意識が物凄く強いんだなと
感じました。よく、紙面とかで、組替えしてきた人たちが花組の人たちは
花組の男役・娘役」という意識が強いという事を言っていたけど、確かに
みつるくんの言葉からそう感じましたし、こだわりすぎじゃない?とも
思ってしまいました。あんまり、こだわりすぎると、逆に幅を狭めるような
気もするし、専科生として他の組に出演することはみつるくんにとっても
良い機会になるかもなと思います。