えんため語り部屋

舞台を中心としたエンタ-テイメントについて語っています

「モーツァルト!」を観ました。7/23(土)夜

発売時には取れなかったのですが、その後チケットが取れたので、上京して観に行きましたが、
丁度、地震に遭遇してしまいました。
その時私は地下鉄をたぶん、歩いていたのですが、揺れに全く気づきませんでした。
前を歩いていたおじさんが地震だと言っていたので、ああ、地震があったんだ~くらいにしか
思ってなかったのですが・・・。赤坂に来てて、用事が終わってまた地下鉄に戻ると、
電車が止まってました。安全確認の為に止めているんだろうけど、人が集まっている様子から
結構、大きな地震だったのかしら?と思いつつ、全く動く気配が無かったので、
私はすぐさま地上に戻りタクシーで帝劇に行くことにしました。
赤坂ではタクシーはすぐにつかまったのですが、道の大きいところに出ると、
タクシー待ちをしている人が多かったです。
開演時間にちゃんと間に合いました。早めの対応しておいて良かったよ~。
結局、15分遅れのスタートで客席も自分の周りは結構空席になってました。
お隣さんは結局、来なかったし。

さて、私、イーストウィックを観に行ったとき、丁度モーツァルトのCDを買ったので、
予習をしていました。このとき、どちらのヴォルフガングを買おうか、悩みましたが、
その時はチケットを買っておらず、井上ヴォルフを先に見ようと思って、逆の中川
ヴォルフを買ったのでした。
ですが結局は、CD買ったほうの中川ヴォルフを先に見ることになりました。

中川ヴォルフですが、良かったですよ~、歌。あとこの人のイメージがクールな感じで、
元々は歌手だから、何か、舞台上ではみんなと楽しく踊ったりしてるのを観て、イメージが
違うぞと思った。やらされてる感が無かった。楽しく舞台をやっている感じがした。
ナンネールはヴォルフが最初子役だったのに対して、最初から高橋由美子でした。
家族三人で歌うところは良かった。いい役所ですよね。子供の頃は自分もヴォルフガングと
同じように音楽をやっていたのに、大きくなってからはヴォルフガングは家を出て行って、
自分は家に取り残されたままの切なさとかが表されてて。
レオポルドの息子への愛情は、男爵夫人の行動に対して、余計なお世話だよと思わせるくらい
深く感じましたね。男爵夫人、この親子のことはほっといてやれよと。
コンスタンツェは駄目駄目奥さんでした。ヴォルフガングも駄目キャラだけど。
男爵夫人はいいソロナンバーがありました。レオポルドからしたら、ちょっと目障り?
セシリアの阿知波さんはドラマでの個性派のイメージがあるんだけど、舞台もいい感じでした。
セシリアの2番目の旦那さんは妙に印象に残りました。
シカネーダーは一人宝塚状態で印象に残った。何、この人と思ってしまいました。漫画キャラじゃん。
さて、コロレド大司教さまですが、まず登場の仕方がいいじゃん。トート同様、上の方からの登場で
ちょっと笑いそうになりました。でウィーンに向かう途中のシーンで笑いを誘うところは、
レ・ミゼラブルのこともあるし、この人、本当に客席を喜ばせたい人?なんだなあと素直に
そう思いました。あなたが笑い取らなくても・・・という思いもあり、そこが良くもあり。
歌はねえ、絶品。各登場シーンで見事な歌声を聞くことができました。
レ・ミゼラブルでは他の人たちの歌に気を取られたりしましたが、これではたっぷり堪能できました。
登場シーンは少なくてもね。

全体的に、はっきりした直接的な台詞(歌詞)が多かったですね。
もっと比喩的な台詞があっても良かったのかなあと。わかりやすいと言えばわかりやすいのですが。
「ダンスはやめられない」とかって、ダンスなんてやらないから日本人には馴染みがないし。
あと良い曲なんだけど「星から降る金」の愛とはどういうものかをもろにいっている歌詞。
日本と違うんだよ~と言えば、それまでなんですがね。

衣装は、貴族の女性のドレスはいいねえ。いっぱい集まると豪華。根本にお姫様願望が
自分の中にあったのかなあ。すごく良いなあと思いました。

8月からはコンスタンツェとヴァルトシュテッテン男爵夫人(噛みそうな名前ですね)が変わり、
10月からの中日劇場でも更にこの二役は変わります。何でだろう。
残念ながら、8月のメンバーは見れないけれど、11月の博多座を楽しみにしよう。
11月は井上ヴォルフガングも見るぞ~。そういや昨日トップランナーの井上君を見ましたが、
やっぱり中川君と歌い方が違ってたな~。芝居の中でみるとまた違うのかもしれない。