えんため語り部屋

舞台を中心としたエンタ-テイメントについて語っています

「イーストウィックの魔女たち」を観て来ました。

7月9日(土)昼

客席に座ると、まず舞台上のセットに目がいきました。
巨大なおっぱいが2つ並んでいて、このセットがイーストウィック住民たちの家に
変わるのでした。

これは最近観たミュージカルとは設定が違ってアメリカの田舎町の話で、そこは楽しめました。
オペラ座の怪人」「エリザベート」はヨーロッパの上流社会の雰囲気を出していた(オペラ座
怪人が上流社会の話なのかはあんまりわからないのだけど、ドレスだったから・・・・)、
レ・ミゼラブル」はフランス革命で一般市民の話だったので・・・。
ダンスが今までの中で、見た後の印象が一番強く残った。
ストーリーは、途中、フェシリア夫婦が死んじゃって、ちょっとあっけにとられてしまった・・・。
若干、ブラックユーモアを含むのかあ~てな感じで。
魔女三人のハーモニーは良かった。上手い三人が上手いこと合わせれば、
綺麗なハーモニーが聞ける。独唱も良いけど、やっぱり複数での歌の方が楽しめるよね。
目玉のフライングは何か、客サービスでした・・・。三人が手振ってるだけなんだもん。

それぞれのキャラですが、
陣内ダリルは、まんま陣内さんだと思った。バラエティ番組で見るテンション高い陣内さん、
そのまんまのキャラだった。それが悪くは無いのだけどね。あと、博多弁は~、どうよ?
私は博多っ子じゃないけど、同じ九州弁として見ると、ちと気恥ずかしい気もする。
大抵、九州弁をテレビとかで聞くと、嬉しさ半分、気恥ずかしさなんだけどね。
一路アレクサンドラは、エリザベートとはかなり違うキャラでしたが、良かった。美人だよ。
豪華なドレスを着るとちょっと皇后様がチラリと見えた気もするが。
涼風さん(ジェーン)は初めて見たのだが、一路さんに美貌も歌も負けず劣らずな感じで、
声がアニメ声なところもちょっと出てたです。好印象。別のミュージカルも見てみたいと
思いました。。
スーキーモリクミは、衣装で笑わせてくれた。レ・ミゼのテナルディエ妻より歌い方もキャラも
良かったよ~。テナルディエ妻のキャラはまあ、元々好かれるキャラじゃないけど。
大浦さんのフェシリアはいい。こういう物語によくいるキャラだが、上手くストーリーを
引き締めてた。ダンスも上手いよね~と思ってみてました。途中、死んじゃったのは残念でしたが。
ぬいぐるみを持った少女はちょっと出てきて歌って、目立つ登場の仕方をしてて、
ちょっと気になりました。
ダリルの家にいるフィデルもいいキャラしてて、ちょっと登場でも目立ってました。
アレクサンドラの息子のマイケルはスカジャンがアメリカンですが、微妙に浮いていた。
だって他にそういう若い男がいなかったんだもん。でも新納さん、ダンスはバッチリでした。
フェシリア娘のジェニファーは、後半の変身っぷりはおもしろかった。笹本さんは来年は、
「ミー&マイ・ガール」で帝劇でヒロインをやるらしい。すごいねえ。

まとめると、ミュージカルのおもしろさは十分に楽しめた作品でした。