花組大劇場公演『愛と死のアラビア』『Red Hot Sea』~ショー編その2~

ショーの続きです。

海風

海が燃えるからの続きで、マリオのお棺が空中を飛んでいき、葬列の人たちが踊ります。何か、エリザベートの
エリザベートがルドルフ死後黒い服を着て旅をするシーンを思い出した。
その後、シェルがたぶんマリオを思いながらダンスを始めると、ヴィエント・ゆうひさんも登場して一緒に踊り、
次第にヴィエントの数増えて、壮大な踊りになります。ここの衣装で頭に被っているやつは「レビュー・
オルキス」で蘭の花を頭につけていたのと同じに見えたし、シーン自体は月組の「MAHOROBA」のヤマトタケルが
死んで鷲に姿を変えて踊る最後のシーンを思い出した。で、マリオだったかかゆうひさんさだったかの回りを
二人のヴィエントが踊って一人の方は後ろの方にはけるので誰だろうと思っていたら、前方席のときに確認
したが、今回退団するかりやんと舞城さんだった。退団者に対する配慮だと思うと感動。
あと、マリオが出てきてペドロが飛行機の真似してマリオの回りを走るのはペドロが可愛かったです。

終章

ウノ、ドス、トレスがペドロを連れて、客席から登場。ペドロの「ママ、怒ってないかな」のセリフがまた
可愛すぎる。本当に子供の声だ！二十歳過ぎの女性には思えない！（すみ花ちゃんが二十歳以上かは
知らないが）シェルがその様子を見ていて銀橋を渡りながら歌います。
歌が終わると突如、銀橋からゆうひさんが登場。ここの衣装がめっちゃかっこいいです。水色のキラキラ
衣装です。その後に客席から登場してくる下級生達はプロローグと同じお魚さん衣装。でもみつるくんとかは
鬘が変っています。

フィナーレ

お魚さんたちのダンスの後、まとぶん・彩音ちゃんの階段でのデュエットダンス。衣装は赤で情熱的な雰囲気。
あやねちゃんはダンスはいいよね。
デュエットダンスの後はヅカップ（本当はオンダスター（歌手））登場。メンバーは壮くん、みわっち、まっつ、
みつる、めおちゃん。
最初はデニムのスーツ衣装と鬘に不意打ちを食らわせられましたが、何回も見るともう慣れました。鬘自体は
微妙ですが。スーツも後ろが長くてヒラヒラしているので燕尾っぽいかな。でもヅカップさんたちの衣装は
ズボンには何もついていなくて他の人たちより結果的に地味になっている・・・。他の人たちは、男役さんたちも
娘役さんたちもデニムにビーズとかキラキラしたものをつけているので、ヅカップより派手なのた。それって
どうよ？と思ったりしますが、まあ、いいか。ここね、はっちさんはモロにヒッピーみたいでした。
で、ヅカップの後はゆうひさん、彩音ちゃん、そしてまとぶんが登場。前にも書いたが、他の組子たちの階段
降りがダンスしたり、斜めに降りてきたりでいろいろな降り方があった。まとぶんを迎える為に組子達が舞台に
集まってまとぶんを見つめます。その為、客席には組子達の背中が見えるが、白と青のまざった羽を背負って
いるので、海みたいに見えます。まとぶんを迎えて、銀橋に出てきてまた舞台に戻って、終わりかと思いきや、
天井から赤いテープが降りてきてまだ続きます。このとき下手側の端で組子が周りを囲んでいる人がいて誰
だろうと思って前方席になった時、確認したら、かりやんだった。やっぱりここでも退団者に対する組子たちの
思いが伝わってきて感動です。ちなみにみつるくんはゆうひさんの周りにいます。

以上、長かった・・・。今回、2階席でも見て思ったが、このショーは2階席で見ても楽しめると思った。
あと、タキシードジャズから徐々にではあったが、まっつ、みつるくん、めおちゃん辺りのメンバーも目立つ
位置に出てくるようになったなと、今回のショーは特にこれが顕著だったと思う。ただ～、りせくんは、
さっぱりだったが。お芝居でもベドウィン騎兵隊ではあったが、名前の無い役。同期の紫峰くんにも役が
あったのに。トロピカーナもめおちゃんとまあくんだったし、中詰めの歌い継ぎのシーンでも歌っていなし。
しかしダンスはそれなりにいい位置で踊っていた。まあ、みつるくんもいい位置で踊っていたけど、それは
当然なのかもと思った。だってメンバーからして上級生の方だし、はっちさん、みおさん、まりんさん
みわっちが別口にいたので、更に上級生が少なかったもんな。腐らず、頑張れ～。でもまた上級生スターの
多い全国ツアーになったね。たぶん、いい役ないだろうな～。あと、みわっちがシェルだったので、その下の
まっつと特にみつるくんが得したというか、いい場面に出させてもらっていたよね。シェルがいなかったら、
アミーゴもひき潮もみつるくんではなく、みわっちだったかもと思わなくは無い。でも、みわっちだと
ゆうひさんとの組み合わせ的に上級生過ぎるかなと思ったり・・・。どうなんだろうね。そういうわけで、
今回、同期のみつるくんとめおちゃんでは差があったな。1個前の公演が一緒過ぎるくらいだったので、
ちょっとびっくり。この二人更に次の「銀ちゃんの恋」でも一緒で、ヤスと橘では差がありすぎっぽいんだよね。
2番手と3番手が同じくらいならまだいいけど。何か、劇団、競争させてる？でも二人とも劇団全体で
見ると扱いは低いので、頑張ってほしいです。チャンスを掴め！

あと最後に、これを次の全国ツアーでやったらメンバー構成どうなるんだろうと考えてみたが、結構、割り振りが
難しいね。アミーゴは祐飛さんのところに壮くんが入ると、オンダAの壮ポジションは誰になるんだとか。
アミーゴにりせくんが加わるのか？とかトロピカーナは壮くんのところがまっつかな？、じゃあめおちゃんの
ところは？など。
でも、下級生の活躍度がアップしていいのかなと思うので、全国ツアーのメンバーでも見てみたいかも。エンター・ザ・レビューよりは下級生が目だちそうだよね。どうなんだろう。