えんため語り部屋

舞台を中心としたエンタ-テイメントについて語っています

2019年観劇記録2 3月

 2019年3月中に観劇した舞台の感想です。

 

3月2日13:00~ 「LULU」 赤坂RED/THEATER

幕開け、歌から始まったのだが、歌い方がミュージカル役者の方か?と思うくらい、
歌が上手な方でした。

LULUは拾ってくれた男性のことが好きだが、相手は結婚してくれない。でも体の
関係はあったのかな?その間、別の男二人と結婚するも二人とも死に追いやってしまう。
そして待望の拾ってくれた男と結婚するもLULUは他の男と浮気しているのか?と
拾ってくれた男と言い争いから銃で撃ち殺して、捕まるが、彼女を崇拝
する女性が身代わりになる。そしてLULUは拾ってくれた男の息子と結婚する。
しかし逃亡生活は上手くいかず、LULUは娼婦になる。その初日に息子も死に、
LULUと崇拝する女性も死を迎える。残るは謎の男だけだった。この謎の男は
LULUの本当の実父なのかは謎。

狭い劇場で、すごく濃いお芝居でした。LULUもだけど、LULUに惹かれた人が
皆、死んでゆく話だった。LULUは一応、踊り子だったのだが、劇中の時代は、
女は男に養ってもらわないと生きていけない時代という印象。だから不自由
で、LULUのような女性には生きづらかったのか?ただ、LULUに対して、現代でも
男に養ってもらう生き方をしそうという印象だった。

きりやん(霧矢大夢)のダンスは美しく、きれいだった。最初のボブ姿も
似合っていた。

※「こゆい」と打っても「濃ゆい」と出てこなかった・・・。西日本方面の
方言かなと調べたら主に九州地方で使われている言い方だった。そうか、
やっぱり方言か。私は普通に「濃ゆい」です。国語でも「濃い」という言葉が出る
ことは無かったと思うので、濃ゆいが方言とは思わなかった・・・。

3月2日19:00~ 「唐版 風の又三郎」 シアターコクーン

窪田正孝くんと柚希礼音さんW主演。
窪田くんの久しぶりの舞台は、前回の「唐版 滝の白糸」と同じ系統で、
唐十郎さん脚本の「風の又三郞」そんでもって、共演者が元宝塚トップというのも共通。
立ち見も出ていて、窪田くんの人気を痛感。

同じ唐さんの脚本の「滝の白糸」よりは楽しめた。エンタテインメント性が
こちらの方が高いと感じた。
ちえさん(柚希礼音)が歌っていたし、踊っていた。で、少年っぽくしゃべったり。
何となく元宝塚の男役が演じるのもわかる。初演はどんな方が演じられたんでしょうか?
初演された時期は、実際にあった事件をモチーフにしているので、戦争も今より
近かった時代なんだなと感じられた。
当時、見た人と、今、見た人では感じ方が違うんだろうなと思った。
二幕の冒頭で解説があり、二幕は織部の耳の奥をエリカがみている風景だって。
現実なのか虚構なのかよくわからない世界感だったけど。

中々、この作品を理解するのは難しいです。

3月3日13:00~ 「Red Hot and COLE」 銀座博品館劇場

アメリカの作詞作曲家:コール・ポーターの生涯を描いたミュージカル。
屋良朝幸主演。

ノンストップの2時間でした。
宝塚のショーでよく聞く曲が「キス・ミー・ケイト」の曲だったんだーと分かった。
「キス・ミー・ケイト」はまだ見たことが無いので。
「エニシングゴー」は何か聞いたことあるなー。見たことは無いけど。
ちょっと休憩があっても良かったかなー。
みんな歌がすごく良かった。ゆみこさん(彩吹真央)、吉沢梨絵さんの歌がめっちゃ
良かった。鈴木壮麻さんも声量があるなー。
ゆみこさんの帽子のかぶり方がかっこよかった。元男役の片鱗を見させてもらいました。
他の出演者、矢田悠祐、彩乃かなみ、木内健人、真瀬はるか

3月24日13:00~ 「キューティ・ブロンド久留米シティプラザ ザ・グランドホール

やっぱり元がクリエでやっていたので、箱が大きいよー。
博多より近くて、いい劇場なんだけどねー。
この劇場では、「エリザベート」とか宝塚公演をみてみたいなー。

アメリカではブロンドというだけで軽く見られてしまうという偏見、差別があるということ
でいいのかな。日本でいうと、高校生くらいまでは天然の茶髪なのに素行不良に見られてしまうみたいなことかな?

神田沙也加さんは、顔は純日本人なので、ブロンド女性がめっちゃ似合うって感じでは
ないけど、お芝居や歌とかは良かったと思います。
男性陣の平方元基くん、植原卓也くんと言えば、屋良くん主演「THE CIRCUS!」メンバーだった
のですが、復帰がないまま「CIRCUS」が終わってしまった。
植原くんは神田さんを振る役で、平方くんは神田さんの先輩で、見た目はイケてないけど、
最後は恋人になるおいしい役でした。