えんため語り部屋

舞台を中心としたエンタ-テイメントについて語っています

「Nine The Musical」12月12日(土)13:00~ル テアトル銀座にて

2ヶ月経ち、やっと書きます。
まず、劇場が初めての劇場だったので、新鮮でした。
当日券で観ました。当日券を買ったのが最初だったので、前方の真ん中付近で見ることができました。

主演は松岡充ですが、あとのメンバーは女性が9人。
女性陣のコーラスが迫力がありました。

松岡さんの役は映画監督のグイド・コンティーニ。プロデューサー(紫吹淳)との契約で映画製作に
せっぱつまっている状況。結局、自分のことを映画に撮ることにする。
松岡さんはバンドでロックやっている人だから、歌い方がものすごくミュージカルらしい歌い方を
されていたのが意外だった。もっとロック調に歌われるのかなと思っていたので。歌は上手かったです。
紫吹淳さんはたぶん、初めて、舞台で観る。声が低い。スタイルが良い。客いじりがうまくて、
思っていたより、気さくな感じがした。プロデューサーだが、出たがりというか、自分が出演者でも
OKな方でした。
樹里咲穂さんは狂言回し。上手いです。前髪パッツンの髪型がかわいい。あんまりコンティーニと
絡んでいなかったかな。
新妻聖子さんは、宝塚OGが多数、出演する中、コンティーニの本妻(奥さん)の役で、結構、重要な役でした。
シルビア・グラフさんはコンティーニの浮気相手。色っぽいシーンが迫力あった。歌もね。女性の方は
本気になって旦那と離婚するが、コンティーニには妻と別れてこの女性と結婚するつもりは無かった。

今陽子さんと寿ひずるさんがどっちがどっちの役だったか、区別がついていないです。公式で顔を
確認してももう駄目、思い出せない・・・。どちらかが、今回の映画製作のアドバイスしてもらう為に、
プロデューサが呼んだ映画評論家で、もう一人がコンティーニのお母さん。評論家の方はきびきびした
感じで、お母さんは、何故?と悔やんでいた役。
入絵加奈子さんはこの女性陣の中だとひときわ身長が低かった。新妻さんより低かったので、その
印象が強い。あんまりコンティーニの本質に関わることは無かったけど、いろんな役をされていました。
うまかったです。
浦嶋りんこさんは体格が良く、歌と踊りに迫力がありました。幼い頃のコンティーニと絡んで、影響を
与えた。その絡みに対してお母さんが何故、あそこにコンティーニが近づいたの?と嘆く。
りんこさんの役は娼婦で良かったのかな?イマイチはっきり言われていないので、曖昧。
貴城けいさんの役は女優。コンティーニのヒット?映画の主演女優らしい。昔は親密な関係にもあった
らしい。でも、いつも同じ役で、今はコンティーニと距離を取っている。結局、その映画の中では
同じ役が嫌で、奥さんの役をした。かしげさんね、声は高いけど、役に合っていなかった気がする。
まだ、女優に無理しているように感じる。でも、宝塚時代の日本物の発声は良いという印象があるから
もっとやれるはず!と感じる。

お話としては、最後がイマイチよく分からなかった。コンティーニが混乱して、それで、その思いが
どう浄化されたのか?よく分からなかった。もしかしたら何も解決していないのかもしれないけど。

あとは、かしげさんと松岡さんが並んでいるときに気づいたけど、肩はかしげさんの方が高いのに、
トータルの身長高さは同じだった。かしげさんのほうが首が長くて顔が小さくて、松岡さんのほうが
首が短くて顔が大きかった。並んだときにスタイルがこうも違うものかと思ったのでした。やっぱり
宝塚出身の人ってスタイルがいい人が多いんだなあと実感。