えんため語り部屋

舞台を中心としたエンタ-テイメントについて語っています

Musical MITSUKO 6月26日(日)13:30~ 青山劇場

ジェイ・チョウのファンクラブのイベントの為、上京した際、時間があるので、
何か見たいなあと思っていたところ、この作品が上演中でした。
昨年、梅芸でのコンサートバージョンを見て、増沢さんが良いなあと思いまして、
ちょっと観てみたかったのです。 
 
光子の次男・リヒャルトの青年時代がWキャストでして、確か、ジュリアンの
方だったと思います。メモしていないので、あやふやです・・・。
 
率直な感想としては、リヒャルトの壮年期を演じる増沢望さんの効果が、
イマイチになっていました。コンサートバージョンの時はポイント、ポイントで
出てくる増沢さんが凄く良いなあと思っていて期待していただけに、残念。
 
主演のとうこさんは光子の若い時からを演じられていたのですが、
ええ、やっぱり無理して、若く演じているのを感じてしまいました。
というか、素のとうこさんをある程度、知っているからか、こんな弱々しい感じじゃないよなあと。
とうこさん自身と同じ年代を過ぎた老年期の方が断然、上手く演じていらっしゃいました。
でも、主役の良い面ばかりを描いてはおらず、晩年の頑なな光子も描かれていました。
子供たちが彼女から離れていったのは、可哀相かな。
 
光子の夫、ハインリッヒはマテ・カマラス。震災直後の日本に来ることを
周りから反対されたそうですが、来てくれました。この作品に関わって
良いと思われたなら幸いです。
日本語、頑張っているなー。何か、外国の方が一生懸命、日本語を話している姿は
それだけで感動します。日本語を覚えてくれてありがとうとなります。
出番が1幕がメインで、2幕が最後だけというのがちょっと寂しいけど。
ハインリッヒ自体は、その人のせいではないけど、光子を残して早死にするとは!もっと
長く生きていればと思う。
 
次男のリヒャルト役のジュリアンは写真で見る限りはそんなに期待していなかったけど、
舞台上ではかっこよくて、意外でした。梅芸に所属したようです。お母さんが水沢アキさん
だそう。これからの活躍に期待。エリザベートのルドルフとかあるかもね。
 
光子の母役がはまこさん(未来優希)で上手かった。「ロミロとジュリエット」にも
出演されるし、小池先生からの信頼が厚い演者なのだなと感じます。
 
リヒャルトの恋人イダ役はAKANE LIVさんは昨年も同じ役でした。歌も上手いです。
みつるくんの同期という事で注目しています。
 
あ、今、ふと思いましたが、この作品に出ている宝塚出身者は雪組出身者ばかりですな。
壮年期のリヒャルトと関わる役で、大月さゆさんも出ていました。
 
そう言えば、アメリカのシーンが宝塚のショーっぽくて、さすが、宝塚の演出家!と
感じました。まあ、小池先生は大劇場でショー作品は作られていないけど。
太王四神記のショーは良かったので、1回くらい作ってみてほしいなあ。
 
子供たちも可愛くて良かった。
 
ヨーロッパに渡ってからの親戚たちの集まりのシーンなんかは、エリザベート
1シーンっぽい感じもした。小池先生が今までやってきた海外ミュージカルから、
影響を受けているのを感じるというか。
 
まとまりが無いですが、ここで終わります。書いていたら、いろいろ思い出してきて、
あれもこれもとなってしまいました。