えんため語り部屋

舞台を中心としたエンタ-テイメントについて語っています

「オンディーヌ」(7月31日(日))を観ました。

このお芝居の前情報も得ずにチケットを取ってしまったわけだが、
観に行く直前に情報を得、ストリートプレイだとわかった。しかも、
劇団四季の初期の頃の作品で、四季の原点が感じられるような気がした。

軽く言っちゃうと、主人公が困ったちゃん(現代劇だったら不思議ちゃんとも言える)で、
周りが(特にハンス)主人公に振り回される系のお話だった。
1幕目は、かな~り退屈に感じてしまった。主役のオンディーヌは、ハンスに対する愛に関しては
自分の気持ちを押し通して、痛い娘に見えた。でもって、その愛に婚約者がいる身でありながら
ハンスも答えるなんて・・・。ハンスがオンディーヌに惹かれた理由は何?美しい娘だったから?
猛烈なアタックがあったから?美しい娘ではなかったら、ハンスは惹かれなかったのだろうかとか
考えちゃいましたよ。
2幕目はちょっとお話が登場人物が増えて、ちょっとは面白くなった。
3幕目でどうして、オンディーヌがハンスの元を去っていたのかがよくわからなかった。
ハンスが裏切れば、ハンスが死ぬことになっているのに。2幕目の最後の方か3幕目の最初の方で
その辺の事情がわかるようになってたのかな?
それで、最後の終わり方は、1幕目のオンディーヌのキャラが好きになれなかったので、
あまり、感情移入ができなかった。

何となく、見終わったあとで「人魚姫」のお話に似ているな~と感じた。
役者さんたちの芝居は良かったと思う。普通の(ミュージカル以外の)芝居もちゃんと
訓練しているんだなと感じられた。で歌の部分はやっぱり上手かった。

明日は5月以来の四季のミュージカルを堪能しに行く。「美女と野獣」です。