えんため語り部屋

舞台を中心としたエンタ-テイメントについて語っています

「わが歌ブギウギ-笠置シヅ子物語-」&「スウィングボーイズ」その1

周杰倫のコンサートの合間に観た2作品ですが、共通点がいろいろありました。
舞台になった時代や、歌(ショー)などなど。

「わが歌ブギウギ-笠置シヅ子物語-」2/4(日)昼

いつもは羽田空港からモノレールに乗って有楽町とかに向かうんですが、
今回初めて、モノレールの途中下車。天王洲アイル駅で降りて、アートスフィアに向かいました。
着いてからしばらくして、当日券販売。チケットを入手しました。
劇場のあるビル自体は雰囲気が良かったです。適度に静かで。
劇場は今まで行った会場よりもちょっと小さかったです。

さて、笠置シヅ子は「ちびまる子ちゃん」の映画で「買い物ブギ」を聞いて以来のお方。
歌詞が変で、「ちびまる子ちゃん」の世界に合っていて、気になったのだが、調べてみると、
昔のヒット曲とわかり、歌っていた笠置シヅ子全集CDを一枚購入した。
しかし彼女のことは良くは知りません。昔、テレビで美空ひばり物語にちらっと清水ミチコ
シヅ子役をやってて、美空ひばりよりけっこう年上なんだくらいしかわかりません。なので、
今回の舞台はちょっと興味津々でした。あとやっぱり「買い物ブギ」が聴けるのが楽しみでした。
そう言えば、KinKi Kidsも昔、笠置シヅ子の歌を歌ってたな。「わてほんまによういわんわ~♪」って。

シヅ子役は真琴つばさ。以前、「クイズヘキサゴン」でめっちゃ明るいキャラだなあと感じていた。
その頃はまだ宝塚ジェンヌたちのイメージがおしとやかな感じがあって、バラエティで通用しそうな
感じはしなかったので。ノリは関西っぽいけど東京出身だった。でもそんな感じなので、
関西出身の笠置シヅ子役ははまっていたと思う。パンフレットに本物の笠置シヅ子が掲載されて
いたけど、口がでかいところはそっくりだった。真琴さんの声は低く、キーも合っていたんじゃないかな
と思う。その辺は本当かわかりませんが。
でシヅ子のパフォーマンスは良かったです。最初のジャングル・ブギから始まって、「買い物ブギ」も
聞けたし。

服部良一役は草刈雅雄。服部さんがどんな人だったのか知らないのですが、草刈さんが
演じていたせいか、ダンディでした。シヅ子との間には恋愛感情は無かったが、仕事上の
良きパートナーで良き理解者であった人だった。
進行役も兼ねていたね。

シヅ子の付き人のふーちゃん役は中澤裕子。30過ぎてても、そんな年には見えなかったな~。
田舎娘になりきってた。良かったと思います。

英介役は杉浦太陽。真琴さんの相手にしては若すぎる~
と思ったが、実際シヅ子も年上だったようだし、いいでしょう。シヅ子って姉さん女房が似合う
キャラだったしね。吉本興業一人息子となってましが、そんなロマンスがあったとはね~。しかも
結局は英介の死によって結婚もできなかった。だけど、子供が授かって良かった。
杉浦くん、好青年で良かったよ。もう少し、大人なシーンもあれば良かったのに。
シヅ子を支えると言うより、支えられているという印象しか無かったので。

すーちゃんは、NEW OSKの方で、桜花昇。
男役がとっても決まってて、結婚後の主婦になった姿も良かったです。
ショーシーンもあって、楽しかった。
真琴さんも宝塚で男役されてたし、男役を間近で見られてどんな印象を持たれたんだろう?
二人の会話も気になる。男役の話とかしたんだろうか?

とても楽しませてもらった舞台でした。ショーのシーンも良かったです。
声が出なくなって潔く歌手を廃業されたのもすごいな。どれだけ自分の歌に誇りを
持っているということだよね。その後は女優として活動されたらしいが・・・、全然、女優活動を
知らないので、その後の人生も気になるな~。歌手を辞めてからの方が苦労したのでは?思ったので。

最近「おもろい女」を観に行ったが、この舞台とも重なる部分があるので、
いつか対比させてみたいなと思う。ずっと先のことになるかもしれないけど。