えんため語り部屋

舞台を中心としたエンタ-テイメントについて語っています

「阿国 MUSICAL OKUNI」 4月14日12:00~ 南座

空港から、蛍池経由で河原町へGO!  阪急電車を利用。宝塚を見出してから、
阪急に貢献してるよな~、私。

南座は初です。ちょっと正面入口を迷った。信号を渡った先に、南座の前に人がいたので、
そこから入るのかな~と思ったので・・・。でも正面にしては何も書いてないし・・・。
で信号を渡って、ちょっと迷いつつ、真っ直ぐ歩いたら、正面入口があった。
歌舞伎とか相撲みたいにのぼりが立ってましたね。
入口から入ると、すぐ客席。ロビーは客席の左右にあった。
入口から入って右に行った先でお弁当を売っていて、幕の内弁当(\1,000)を買ったけど、
これおいしかったです。いつもはコンビニおにぎり、サンドイッチ、サラダだったんで、
たまにはお金を使うのもいいでしょう。

さて、お芝居ですが、下世話な話題も出てくる。
私は、テレビドラマは見てきたけれども、映画や舞台などはあまり見てきてはいない。
ここ数年の間で舞台を観るようになった。
それで思ったのは、映画や舞台では風俗が必ずと言っていい程、出てくる。
しかしテレビドラマはほとんど健全なものである。何かテレビに対して規制が
厳しすぎるのかな~とふと思った。ただ、テレビは無料で見れ、かつ多くの人が簡単に見れる
ものだから、何と言うか、見るときのこちら側の意識もゆるいのから規制を厳しくしなければ
いけないんだろうか。
と、芝居から離れた話になったので、早速だが、前向きな終わりで良かった。
主役は木の実ナナで、次が池畑慎之介って感じなのだが、私は三九郎が印象に残った。
ずっと阿国の側にいて、盛り上げてたし、一応阿国の夫らしいが、すんなり阿国パトロンの元に送ったり、少将に阿国が惚れたからと言って粘着質的な嫉妬をするわけでもなく、
阿国と決別しちゃってどうすんの?と思ったら、最後に戻ってきて、阿国と次の地(江戸)を
目指すし。美味しい役だと思うんだ。でもって演じていた若松さんの演じ方も何かいい。熱すぎず、
冷めすぎず、ひょうひょうとした感じというか、何といったらいいだろうか。とにかく、私は三九郎に
惹かれたな~。
その他の出演者を見ると、東宝ミュージカルで見かけた方がチラホラ。
フランシスコ役の花王おさむさん。私、通路側だったので、花王さんが間近で見れました。
一兵衛の駒田一さん。かぶき者でしたが、東宝ミュージカルにおける駒田さんのイメージから
すると役が小さかったように思う。あと、メイクが派手でダンス・オブ・ヴァンパイアのクコール役
同様、本人とわかりづらかった。
一蔵役の東山義久さん。ずっと相方・二蔵(西村直人さん)と一緒にしゃべりつづけて、
出番もそんなに無いのかな~と思ってたら、2幕で見せ場がありました!お丹、一蔵、二蔵の
三角関係?はおもしろかった。あと、東山さんがとてもかっこよく見えた。ダンスはさすがに
上手かった。キレがある。
その他に、お丹役の大和田美帆さんは、悪くは無かったのだが、お丹の見せ場、遊女歌舞伎の
場面では迫力に欠けたというか、新人なりの期待感を抱かせてくれる何かを感じなかったな。
お丹の母親の鷲尾真知子さんは1幕と2幕での変わりっぷりが良かった。 
三郎左衛門の上条恒彦は体、大丈夫かな~とかあんなに大声出して大丈夫?と
心配しながら見ていたが、大丈夫だった。阿国との比較での浮き沈みがあり、いい役でしたね。
猪熊少将(池畑慎之介さん)は役がヒロインの相手役として観客としてイマイチ惹かれる
人物では無かったように思う。だから池畑さんが演じるのはもったいないな~、もっと魅力ある
人物を演じてもらった方が良いと思った。
阿国木の実ナナさんは、段々、惹かれていったな。やはり最初は木の実ナナさんに対して、
あんまり興味が無かったものですから。
あと、遊女役の伊央里直加さんは元宝塚の方ですね。「あさきみめみし」の配役を調べている
ときに柏木役で名前が出てきた方だ。当時は伊織直加さんだったけど。あんまり目立っていなかった
かな~。
ええと、ミュージカルというものはこういうものだというのが自分の中で出来上がっているせいか、
上々颱風のボーカル二人がマイクで歌いだしたときにはちょっと違和感を感じた。
ややこ踊りは最初聞いたときはイマイチに感じたけど、2回、3回と聞いていく内に
印象に残る歌になりました。