宙組大劇場公演 6月23日(土)11:00~、6月24日(日)11:00~
芝居もショーも凸凹が面白かった。要は、専科の鈴鹿さんと宙組・男役たちの
並びが。
土曜日は、前方下手側で、この席は病み付きになりそう。銀橋の生徒さんたちの視線が
バシバシくるし、表情もばっちり。
日曜日は当日券で、2階のS席上手側。
ストーリーは、19世紀のスペインが舞台で、父親を殺された主人公・フェルナンド、
恋人が叔父の後妻になった・ロドリーゴ、妹を殺された・ラモンたちの復讐と、恋愛と
友情を描いた作品。ラモンとロドリーゴが役替わり。フェルナンドとロドリーゴは貴族で、
ラモンは平民。
並びが。
土曜日は、前方下手側で、この席は病み付きになりそう。銀橋の生徒さんたちの視線が
バシバシくるし、表情もばっちり。
日曜日は当日券で、2階のS席上手側。
「バレンシアの熱い花」
この作品は1976年に月組で上演された作品で、ファンの再演希望が多かったらしい。ストーリーは、19世紀のスペインが舞台で、父親を殺された主人公・フェルナンド、
恋人が叔父の後妻になった・ロドリーゴ、妹を殺された・ラモンたちの復讐と、恋愛と
友情を描いた作品。ラモンとロドリーゴが役替わり。フェルナンドとロドリーゴは貴族で、
ラモンは平民。
フェルナンド:大和悠河
タニさんは「A/L」に続いて、マントを翻していらっしゃった。今回の役がタニさんにぴったりかというと、そうでもないと感じた。あんまり「わー、タニさん、かっこいい」とときめきが
無かったので。
フェルナンドと言う役は父親を現領主(ルカノール公爵)に殺されたとわかって、復讐することに
するのと、婚約者(マルガリータ)がいながら別の女性(イサベラ)を愛してしまうという2つの
ポイントがある。
復讐をする為の作戦として、相手を油断させる為に、街に繰り出すようになり、そこでイサベラと
出会う。イサベラとの恋は身分が違うので、叶わぬ恋と悟っており、復讐が果たされた後、別れを
受け入れる。婚約者に対してはの態度は彼女を傷つけぬようという配慮があったが、
結局どうなったんだろうか?物語ではイサベラとの別れで終わってしまったので、マルガリータと
結婚したのかは不明。
ラモン:蘭寿とむ
とむさんのラモンかっこ良かった。私は、ラモンの方にときめいたのだ。他の貴族二人とは違って、下町育ちで、男気あふれる奴。怪我をして、フェルナンドの家にいるときフェルナンドとマルガリータ
が対面しているとき、ソファに座って、笑いを取っていた。執事から「空気を読め」という咳をされていた。
特に良かった場面は、先ほどのシーンで空気を読んで、フェルナンドの家を出た後にイサベラに
遭遇する。彼女もフェルナンドが怪我をしたと聞いて、彼の家の近くに来ていたのだ。そこで、
イサベラは愛するフェルナンドと結ばれることが無いとわかっていても、婚約者はいとも簡単に
フェルナンドの側にいけるのに、自分は彼の家には行けないということが、身に沁みて、思わず
ラモンに抱きついてしまう。ラモンはイサベラに気があるので、背中に手を回して抱きしめようとした
途端、イサベラはバッと離れて、謝って去っていく。その後、ラモンの歌があり、その歌もいいんだ~、
切なくて、歌った後、舞台から掃けるんだけれども、その時、暗転なっても、とむくんラモンは
体を震わせながら去っていったのだ。前方席だったので、観れたのだと思うが、ここでじーんと来たんだ。
「NEVER SLEEP」ではときめかなったけど、とむラモンはいい男だよ!!(ラモンとむって書こうとしたら、
らんとむに似てるね。どうでもいいけど) 髪型とか見た目も良かった。私は三人のの中で、
ラモン贔屓だ!!
ロドリーゴ:北翔海莉
ロドリーゴは留学先?から戻ってきたら、恋人(シルヴィア)が叔父の後妻になっていたという人。みっちゃんは「暁のローマ」に続き、いいとこの坊っちゃんって感じ。キャラは全然、違うけど、
恋人を諦めきれない様子は、だだをこねる子供っぽくも感じた。フェルナンドとイサベラの恋とは
逆な感じだね。フェルナンドとイサベラの恋が静かに燃えるとしたら、ロドリーゴの恋心はメラメラ燃え上がる
という感じ。
みっちゃんは三人組で歌うとき歌リーダーだね。
ルカノール公爵:悠未ひろ
ともちんは「A/L」に続いて悪役だ。でも悪役のドンなので、出番はそんなに多いわけではないのに、印象に残った。設定では、フェルナンドと親子程離れているらしいが、さすがにそうは見えなかった。
フェルナンドの母・セレスティーナ侯爵夫人に対して「昔、愛した女性」というようなことを言っていたけど、
違和感あったもんで。まあ、それはさすがに今まで老け役を新人公演含めて、やった事が無かったろう
からしょうがないけど・・・。少なくとも、フェルナンドより年上には見えたよ。ただ、お母さんは専科さんだ
からね・・・・。でも背の高さは、悪役のドンというのに役に立っていたと思う。総合して、良かったと思う。
イサベラ:陽月華
ショーのとき程、顕著に思ったけど、思っていたよりは大人びた役が似合っていた。A/Lでは感じなかった印象。近くでみるとそう感じた。恋はフェルナンドと別れちゃったが、その後は、ラモンとくっついちゃえよ!
と思ったけど、結局、くっつかなかったんだろうな~という印象。
マルガリータ:和音美桜
フェルナンドを一途に思う人。せっかくフェルナンドが帰ってきたのに、フェルナンドの復讐のせいで待たされる。でも待たされる本当の理由を知らされてはいない。
フェルナンドの母親を祭りに誘った場面で、フェルナンドが自分を愛していないのを悟っているように
感じた。でもフェルナンドには他に好きな人がいると気付いていたかは不明。
こういう役所を作っちゃうのは上手いなーと思う。目立つ役が増える。
和音さんは歌が上手い。けど、こういうよくできた人物を演じるにあたってちょっと鼻につく感じもする。
いいこっぶって~と穿った見方をするもんで。
ローラ:花影アリス
ラモンの妹。ラモンの妹だけあって、威勢が良くて、いとも簡単に殺されちゃったよ・・・。それにしてもアリスちゃん、首が長いな。
ここからは気になる85期メンバー。美羽さんと七帆くんはプログラムの写真が大きくなっていたぞ!
ルカノールは死んだんだから、ロドリーゴと幸せになってほしかった。ロドリーゴが死んだとしか言っていない
ので、他殺が自殺かは不明だが(多分、自殺だろう)、自殺としたら、他の男と結婚した自分が再び
ロドリーゴと幸せになれないと思ったのか、愛してはいなくても夫を裏切った罪悪感からロドリーゴと
一緒にはなれないと思ったのか?
まちゃみさん、顔が老けて見えたな。みっちゃんに比べて、若々しくなかったな。
パーマがかった髪型ですらっとしていて格好良い雰囲気だった。
で、この役の説明に「紳士、実は盗賊の頭」とあったけど、登場時から盗賊と紹介されていたので、
紳士っぽくは無かったな。3人組を支える役ところで最後の方でも敵方と思っていたホルヘと
親子だったという設定があって、結構、おいしい役だった。
残った。
シルヴィア:美羽あさひ
ロドリーゴの想い人で、彼の叔父の後妻になった人。最後、何で死んだのか、理解できなかった。ルカノールは死んだんだから、ロドリーゴと幸せになってほしかった。ロドリーゴが死んだとしか言っていない
ので、他殺が自殺かは不明だが(多分、自殺だろう)、自殺としたら、他の男と結婚した自分が再び
ロドリーゴと幸せになれないと思ったのか、愛してはいなくても夫を裏切った罪悪感からロドリーゴと
一緒にはなれないと思ったのか?
まちゃみさん、顔が老けて見えたな。みっちゃんに比べて、若々しくなかったな。
ドン・ファン・カルデロ:七帆ひかる
1階席で見たときはほとんど下手に来なかったので、近くでじっくり見れなかったけど、パーマがかった髪型ですらっとしていて格好良い雰囲気だった。
で、この役の説明に「紳士、実は盗賊の頭」とあったけど、登場時から盗賊と紹介されていたので、
紳士っぽくは無かったな。3人組を支える役ところで最後の方でも敵方と思っていたホルヘと
親子だったという設定があって、結構、おいしい役だった。
ルーカス大佐:十輝いりす
ルカノールの近衛隊長で、悪役。十輝くんは細長!って感じで、セリフもいっぱいあって印象に残った。
セレスティーナ侯爵夫人:邦なつき
フェルナンドの母。邦さんは「維新回天・竜馬伝!」にもお登勢役で出ていらっしゃって、良かったんだけど、今回も母親役、素敵に演じていらっしゃって良かった。
ホルヘ:鈴鹿照
「うたかたの恋」でのばあやがとってもかわいくて良かったのですが、今回は男役!!しかし特に背の高いルーカス大佐と一緒のシーンが多くて、ちょこまかしている印象だった~。
悪くは無いんだけど。それと本公演で退団ということで、初演には無い設定がつけられたそう。
実は、悪い人かと思いきや、実は、ドン・ファンの父親で、最後はルーカス大佐を裏切って
3人組に協力した。でもルーカスに切られて死んじゃったのですが。
レオン将軍:美郷真也
貫録があって良かった。「NEVER SLEEP」に続き、いい役者さんだな~と思った。雰囲気が将来の専科さんだと思った。去年まで同じ組で同期のトップがいたとは思えないな~。
バルカ:寿つかさ
ローラを殺した人?で合っているのか?今まで述べた人たちに比べてあんまり印象に残っていなくて残念。
マルコス:早霧せいな
シルヴィアの弟も1回目で誰がやっているか分からなくて、あんまり印象に残っていない。2回目で確認したら、やっぱりちぎさんがやっていたかって位です。
随分昔の作品の再演だったけど、いろんな登場人物が物語に関わっていて、セリフもいっぱい あっていいなあと羨ましく思いました。特に85期のまちゃみさん、七帆くん、十輝くんと 花組のみつるくん、月組のもりえちゃんたちの前回の本公演での役と比較すると。 宙組の三人は登場メインキャストのところに名前が載っていたし。 それから、今回の感想は今までの感想に比べて、役者に対する感想より、登場人物に対する 感想が多い。やっぱり作品について語りたいということか。 他の組でも配役を順番に当てて想像しちゃいますよね。今の月組でこそやっても良かったのに と思います。1から3番手までを見ると。 それと、三人組が同じメロディで異なる歌詞で歌う恋歌「瞳の中の宝石」があった。これラモンの ときが心に沁みた。で、以前、花組「黒蜥蜴」の感想で、『男役1、2、3がプロポーズの歌を 歌うのが、月組の「パリの空よりも高く」で、男役1、2、3がミミと一緒のシーンで同じメロディ だけど違う歌詞でそれぞれミミへの想いを歌うのと何か、似たようなものだなと思った』と 書いたのだが、「バレンシアの熱い花」にもあったということは昔からあるパターンなんだと思った。 あと、星組に続き、トップお披露目公演にて、生徒の扱いで逆転があったけど、 ともちん、くさらず、頑張れ~。ある意味目立って美味しい。星組同様、逆転された方が 悪役だ。こういう役ばっかりになっても嫌だよね。
長くなったので、ショーは別に書きます。こちらを読んでね。→http://blogs.yahoo.co.jp/nsycc714/48383252.html