えんため語り部屋

舞台を中心としたエンタ-テイメントについて語っています

星組バウ公演「摩天楼狂想曲(ニューヨークラ プソディー)~君に歌う愛~」

8月22日(日) 11:00~
 
今回は役替り公演でして、私が見たのは
ナンシー・キャンベル:華雅りりか
アイス・クレマン:壱城あずさ
エディー・スタンレー:美弥るりか
メグ・ガーネット:音波みのり
です。
 
青春!って感じの舞台でした。
時々、登場人物のテンションが高くなり過ぎだけど、こんな風にも演じられるのかと
新たな発見もあって、良かった。やっぱり、ジェンヌって役者なんだなと思ったり。
あ、でも、テンションが高いキャラの方が演じやすいのかな?それも、人それぞれだろうな。
ストーリーはいくらか突っ込みたいところがあった。アンソニーが悪い人たちとの
喧嘩が終わった後、すぐ、ライブハウスに戻れよと言いたくなった。社長が待ってるんだから。
そこで、ナンシーとの愛を改めて確かめてる場合じゃ無いでしょ。
あと、オーディションに落ちまくっていたのにいきなり、認められるのか?と思ったり。
まあ、認められないと最後、終われないしね。
 
アンソニー・スミス/夢乃聖夏
愛すべき主人公。周りのキャラが濃いと主人公は薄くなりがちだが、このアンソニー
アンソニー自身も濃いキャラだったので、最後まで存在感有りまくりでした。
ともみんは、スタイル良くて、化粧も今回のポスターとかスチール写真のはイマイチだけど、
舞台上ではカッコ良かった。
エディーとの絡みのシーンはおもしろかった。初対面の時のエディーのテンションの高さに
イラついている感じとか、エディーがレコード会社勤務と分かった時の態度の変化とか。
 
ナンシー・キャンベル/華雅りりか
アンソニーの恋人。アンソニーが大事な日を忘れていて、アンソニーに苦言を呈するけど・・・。。
結果的にはアンソニー・ナンシーのカップルは良いカップルだなという印象。
華雅さんは現在、スカイフェアリーズで注目している人だけど、ヒロインとしてのかわいさは
あったので、良かったと思います。
 
アイス・クレマン/壱城あずさ
ナンシーの勤めている会社で新プロジェクトのリーダー。ナンシーに近づくが、それには
理由があった。会社を乗っ取って売り飛ばすという目的があった人。
壱城さんは今回、髪型が前髪をバックにしていたのが、似合っていなくて残念。
あと、緑のスーツを着こなすのは難しいね。めおちゃんはすごいや。
バーで突然、歌い出すのは、一応、2番手の役だからかなと思ったり。
 
エディー・スタンレー/美弥るりか
アンソニーのバイト先の新人バイト。やたら、テンションが高い。実はレコード会社勤務。
今回の美弥さんはビジュアルが良かった。かっこいい。あんなにテンションの高い役をするとは
思わなかったので、観ていて意外だった。前回のバウ公演の役とギャップがありすぎだ。
とにかく、美弥ちゃんを堪能出来て良かった!
 
アイスとエディーに関しては、逆バージョンを観てみたかったなと思いました。
 
クレア・エヴァンス/妃咲せあら
今回の作品の中で、一番の強烈キャラでした。ナンシーの友人で、ナンシーのコネでナンシーと
同じ会社に勤めていて、アイスに目をつけるものの相手にはされない。友人を思って、アンソニー
現状にも不満があって、アンソニーとも言い争ったりする。でも!アイスの悪巧みの詳細を
掴んで、それをアンソニーに知らせてナンシーを助けさせようとする。最後にはちゃっかり、
エディーをモノにしている肉食系女子
文章で彼女の面白さを伝えるのは難しいが、とにかく、一番、面白い方でした。
妃咲さんの印象は、アンナ・カレーニナの時で止まっていて、その時は地味かなと思ったのですが、
今回のような役をきちんとできる子なんだと分かった。良い!
 
アンソニーのバンドの仲間たちは男3人、女1人
メグ・ガーネット/音波みのり
アンソニーに思いを寄せているが、その思いはアンソニーには伝わらず・・・。
ちょっと暴力系女子。
ティーブ・ワッツ/朝都まお、エドガー・リチャーズ/十碧れいや、
エドガー・リチャーズ/麻央侑希
この3人は区別がつきませんでした・・・。役としては、アンソニーの次によく喋る子、もう一人は
メグに思いを寄せている子、一応最後はメグとカップルになってハッピーエンド。最後の子は
ドラマーで喋らないけど、最後にやっと喋る子。
バンドメンバーは生演奏も披露していました!
 
ポール/美稀千種
今回、一番、良い役でかっこいい役だった。アンソニーたちが出ているライブハウスのマスターで、
彼らを見守っている。もう、公演は終わっているので、ネタバレになるけど、この役について書くと、
アンソニーがロックをめざすきっかけとなった伝説のロックヴォーカリストがいる。マイケル・
ピーターソン。その人に憧れて、ずっとロックを歌ってきたアンソニー。エディーの紹介で
レコード会社の社長に会いに行くが、その社長もマイケル・ピーターソンがきっかけで、今の職業に
就いている。マイケル・ピーターソンに憧れている若者に興味を持って、CDを聴いて、実際に生で
演奏を聴きに行く。そんなマイケルが実は、このポールさんだったのだ~。しかも、両親がおらず、
祖父母に育てられたアンソニーの父親だったのだ。ポールさんは知ってて、自分の息子を近くで
見守っていたのです。
最後、ポールが亡くなった妻に呼びかけるシーンで終わりそうな感じだったので、そこまで
ポールにやらせちゃうのか?ますます、おいしい役になるじゃないか!と思った。でも、実際は
アンソニーのバンドの生演奏で終わったけどね。
みきちぐさんを舞台で認識したのはおそらく今回が初めてかな。
 
他にナンシーの勤める会社のデザイナーさんのビジュアルがかっこよかった。誰か分からなかった
のですが、他の方のブログを読んだら、大輝真琴さんだったようです。